【持論】払う料金とは、サービスに対する正当な対価である【価格と価値】

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

最近、特に高級店ということもない普通の定食屋で、店員さんに対してクレームを言うている人がいました。内容としては来るのが遅くて怒鳴るなど。「そんな怒ることでもないだろう」というのが僕の感想でした。

ここで僕が考えてみたのが、「リーズナブルな料金で、商品の提供速度もいい接客態度も当たり前に求めているのではないだろうか?」ということです。

聡明なあなたに対してこんなことを今さら述べるのは失礼かもしれませんが、念のために確認させてください。僕たちが支払っている料金とは、いったい何に対して支払っているのか、ということについてです。

それでは!

そもそも料金とはどのようにして決まっているのか?

定食屋やファーストフードなどの飲食店でも、スーパーやコンビニなどの小売店でも、バスやタクシーや鉄道などの交通機関でもなんでもいいのですが、僕たちの生活を支えているこれらは、全て一種のサービスです。

そして、それらのサービスを利用するときに僕たちが払う料金は、目に見える「もの」だけでなく、目に見えない「サービス」に対して払う対価です。

そしてそれに数字をつけるのは、サービスを提供している企業です。「ではそれは何を基準に決めているのか…」という内容は割愛しますが、覚えておくべきことは、目の前の「もの」だけではなく、あらゆるものに対して料金が発生しているという事実です。

払う料金とは、サービスに対する正当な対価である

払う料金とは、サービスに対する正当な対価であるということを、具体例をもとに見ていきましょう。

お客様は神様ではない

1つ目は、店員に横柄な態度を取るのはなぜか?についてです。

https://twitter.com/gin_shiru/status/1306995393679429633

 

このツイート、2年前の投稿ですが、えげつないバズり方してたので、あなたも見たことがあるのではないでしょうか?

実際には店側のジョークだそうですが、店員への感謝をせず横柄な態度を取る客に向けての店側のメッセージを端的かつ具体的にわかりやすく伝えていて、たいへん面白いです。

このメッセージが何を言いたいかというと、横柄な態度をも許容するような接客を求めるのであれば、それ相応の対価はいただくということですね。

少し話は逸れますが、「お客様は神様」というのは、サービスを提供する側が提供する際に意識する心構えの1つかもしれませんが、提供される側の客が相手に要求することではありません。

冒頭で述べた「注文した商品が来るのが遅い」に文句があるのであれば、そもそも提供速度が売りのファーストフード店に行けばいいのです。

もしも店のサービスが気に食わないなら高級ホテルで食事をすればいいのです。きっと最高のおもてなしをしてくれることでしょう。もちろん料金は桁違いにアップしますが、それは当然のことですよね。

スターバックスのコーヒー代は、サービス代、場所代を含んでいる

2つ目は、スターバックスのコーヒー代についてです。

在宅珈琲でマウントをとる人
コーヒー1杯に420円も払うなんてバカのやることだ、俺は家でコーヒーを淹れて飲むから1杯30円だぜ

家でコーヒーを淹れて飲むのは勝手にしてください。ただ、420円と30円を単純比較するのは間違っています。

そんなに自分で作ることの良さを語りたいなら、今後一生外食をしないでください、もっと言えば無人島で完全自給自足で生活すればいいんじゃないですk

スターバックスラテのグランデサイズが420円ですが、そこには以下の目に見えない要素(=価値)が含まれています。

スターバックスラテの背景にある目に見えない価値
  • スタッフのサービス代
  • コーヒーを作り、提供する手間代
  • 機器代
  • 食器代
  • 場所代
  • 店内のBGM
  • 空調費
  • イス、机

どこまで細かく見るかはともかくとして、420円というのは、単純にコーヒーの飲料自体としての料金だけではないということです。当たり前と思ってスルーされがちな、目に見えないあらゆるサービスが包含されているのです。そして僕たちは当たり前のようにそれを享受しており、それらを全て含めた上での420円なのです。

キャッチで入る居酒屋が高い理由

3つ目は、キャッチで入る居酒屋が高い理由についてです。
キャッチで入る店が高い理由の1つは、「すぐに案内してもらえる」というサービスが含まれている点です。このサービスにかなりの料金を載せているために「ぼったくり」と評されることも多く、実際にその側面もあると思います。

しかし、「すぐに案内してもらえる」というサービスを享受しているのを理解した上でキャッチについていくからには、ある程度料金が上乗せされることを覚悟しなければなりませんね。

自分が払っている数字の内訳を意識してみましょう

いかがでしたでしょうか。

僕たちは日々、いろんなことにお金を使っています。そこには、目に見えない様々な人々の営みが含まれています。

その人たちに感謝をするとともに、僕たちが日頃払っているお金のその数字の内訳について、意識してみるといいかもしれません。

それでは。

チャイフ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です