【公開】投資初心者がiDeCoを調べて、申し込み完了するまでの手順

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

先日、チマタで噂のiDeCoってやつを申し込みました。人生の中で、1人の人間が繰り返し行う作業ではないので、多くの人にとって”初めて”の作業であり、「やり方がわからない」って人は多いと思います。

そこで、今回はiDeCoの申し込み手順を公開します!

それでは!

iDeCoとは

iDeCo=個人型確定拠出年金

iDeCoは、Individual-type Defined Contribution pension planの略で、日本語では「個人型確定拠出年金」と呼ばれる「私的年金」の1つです。

年金制度の構造

まず「年金制度」には「公的年金」と「私的年金」の2種類があります。

年金制度
  • 公的年金:国が社会保障の一環として運用している年金で、対象者に加入義務がある年金制度
    • 国民年金:20歳以上60歳未満の日本に居住するすべての人が対象
    • 厚生年金:民間企業の会社員や公務員等が対象
  • 私的年金:「公的年金」とは別に、任意で加入できる年金制度

「私的年金」には「確定給付型」と「確定拠出型」の2種類があります。

私的年金
  • 確定給付型:加入した期間などに基づいてあらかじめ給付額が定められている年金制度
  • 確定拠出型:拠出した掛金額とその運用収益との合計額を基に給付額を決定する年金制度

「確定拠出型」の私的年金には「企業型」と「個人型」の2種類があります。これの「個人型」が、いわゆるiDeCoです。構造をまとめるとこんな感じです。

年金制度の概要
  • 公的年金
    • 国民年金
    • 厚生年金
  • 私的年金
    • 確定給付型
    • 確定拠出型
      • 企業型確定拠出年金(企業型DC)
      • 個人型確定拠出年金(iDeCo)←この記事で手順を公開している制度

参考:https://www.wam.abic.co.jp/wamdc/C130130/guide/assets/about/(常陽銀行;年金制度)

参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/kigyounenkin.html(厚生労働省;私的年金)

私的年金に加入するモチベーション

私的年金に加入するモチベーションは大きく2つあります。

1つ目は、公的年金の給付開始までの期間を埋めるためです。

公的年金は、原則65歳以上になれば給付を受け取ることができます。つまり、例えば60歳で退職した場合、65歳までの5年間は年金による収入がないことになります。このような場合に対応するために、私的年金の給付で賄うことはモチベーションになり得ます。

2つ目は金額の不足を補うためです。

公的年金は、金額がショボいです。会社員として厚生年金もしっかり納めてて、月に20万受け取れるかな?ってくらいです。まして、自営業やフリーランスなどで厚生年金に加入していない場合は、なおさら老後の受給金額に不安が残ります。

そこで、私的年金にも投資しておくことによって、金銭的な不安を解消できますし、老後も楽しい人生が送れる確率が上がりますね٩( ‘ω’ )و

iDeCoの特徴

さて、iDeCoの特徴をまとめてみました。

iDeCoの特徴
  • 基本的に誰でも加入できる
  • 金融商品を選ぶ必要がある
  • 60歳以上で受け取り開始
    • 実質解約不可能
  • 運用益は非課税、受取時は課税
  • 積立額の上限は、年間14.4万円〜81.6 万円
    • 業務形態によって異なる

運用益が非課税なので、銀行でお金を寝かせているよりは確実に得です。1つ注意点として金融商品を選ぶ必要があるので、多少は調べておく方がより納得感をもって投資できるかなと思います。

iDeCoとよく並列で比較される「つみたてNISA」という制度もありますが、そちらは今回は割愛します。三└(┐Lε:)┘

iDeCoの申し込み手順

では早速、iDeCoの申し込み手順を公開します。

検索:ideco 始め方 sbi

僕はすでに「つみたてNISA」を始めていて、その時にSBI証券で口座を開設しました。なので、今回もSBI証券でiDeCoを始めることにしました。

これですね。

書類を読んで同意チェック

よくある同意チェックをして進めていきます。ぶっちゃけ、僕はあんまり読んでいないです。見覚えのないサイトならともかく、信頼と実績のある(?)SBI証券だし大丈夫だろ、と思っています。

あなたはちゃんと読んでくださいね!三└(┐Lε:)┘

検索:ideco 積立額 変更

ちなみに、僕は毎月の積立額を1万円にしました。働き方によって上限額が異なるそうです。企業型DCに加入していない会社員なら、2.3万円まで設定できるそうですよ。

ここで、「iDeCoって見積額変更できるんだっけ?」と気になったので検索しました。

Q.【iDeCo】掛金額を変更したいのですが?

A.iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金額は1~12月の間で一回変更が可能です。

1年に1回とはいえ、途中で変更できるならとりあえず始めてしまって問題なさそうですね。次に進みます。

申し込みフォームを進める

申し込みフォームを進めていきます。飛ばしていきますよ!

申し込みフォーム
  • あなたは60歳未満ですか?
    • はい
  • 現在のご職業はどれに当てはまりますか?
    • 会社員
  • SBI証券のiDeCoへ移す年金資産はございますか?
    • ない
      • 別の、例えば楽天証券でiDeCoをやっているとか、企業型DCをやっている場合は別途手続きが必要です。
      • 僕はそうではなかったので、「ない」を選択しました。
  • ご希望の申し込み方法をご選択ください
    • WEB申し込み
      • 「本人確認書類」と「基礎年金番号」がわかる場合は、WEB申し込みでOK
  • メールアドレス登録
  • 認証コードの入力
  • 本人確認書類のご提出
    • マイナンバーカードをスマホで撮影

ここまでは順調です。

申し込みフォーム
  • 事業主証明書のご提出
    •  オワタ\(^o^)/

「WEB申し込み」とはいえ、手元で全てが完結するわけではなかったのです。勤務先に作成してもらうべき資料がありました。「事業主証明書」という資料をダウンロードできるので、ダウンロードしていったん作業を中断します。

1回休み。

検索:ideco 登録事業所番号 とは

念のため、登録事業所番号の意味を調べておきます。

Q.【iDeCo】登録事業所番号とはなんですか 企業コードなどのことですか

A.登録事業所番号は、従業員の方が個人型確定拠出年金(iDeCo)への加入を希望するとき、および事業主の方や加入者の方が届出をする際に必要な数字です。

これまでにiDeCoに加入した従業員がいない事業所においては、従業員がiDeCoのお申し込みを最初に行った際に、国民年金基金連合会より発行されます。

勤務先に、事業主証明書作成をしてもらう

てことで、勤務先にプリントアウトした「事業主証明書」を持参して、事務の方に作成を依頼しました。先ほどの申し込みフォームからダウンロードできる「事業主証明書」のPDFには書き方の説明書も付いているので、ある程度雑に渡してしまって大丈夫だと思います。笑

↑これが、記入してもらう用紙。PDFについている説明書も併せて、事務の方に渡してしまいます。

申し込みフォーム再開

事務の方から「事業主証明書」を受け取ったら、スキャンなどして画像ファイル(jpg、pngなど)にしておきます。後ほど画像ファイルでアップロードする必要があるためです。

さて、申し込みフォーム再開です!

申し込みフォーム
  • 企業型確定拠出年金の加入履歴
    • 加入していない
  • 登録事業所 (事業主証明書どおりにご入力ください)
    • 登録事業所番号
      • 会社に教えてもらう
    • 企業年金制度等の加入状況
  • 引き落とし口座の登録
    • ゆうちょ銀行を選択しました。
  • 金融商品を選択
    • 以下の2つを50%ずつ選択。
      • 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
      • ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

完了!

上記で完了です!あとは、申し込み月の翌月中旬〜下旬頃にIDとパスワードが来るらしいです。

ちなみに、パソコンで調べつつ申し込みの作業をしていた時間はおよそ90分。勤務先で書類を準備したり提出したりする時間はおよそ30分。全体でかかった時間は約2時間ですね。

無事、iDeCo加入完了です!

いかがでしたでしょうか。

公的年金だけでは老後の資金に不安が残る昨今、私的年金の利用は不可欠だと個人的には思っています。その中でも、iDeCoとかつみたてNISAとかは、かなり簡単に利用可能です。しかしそれでも、いくつかの書類が必要だったり手順があったりして始めるハードルが高いところはあると思います。

あなたの働き方が僕と同じ状況ではない可能性はありますが、この記事を読んでぜひiDeCoを始めてみてはいかがでしょうか!

それでは。

チャイフ

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