通勤路を1本ズラしたら人生が変わった話

チャイフ
あ、未来って意外と簡単に変えられるんだな

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

数分で、しかも1人で完結するなんでもない出来事をきっかけに、僕の内面で大きなパラダイムシフトが起きて、世界の見え方が変わった、という話をしたいと思います。

それでは!

stand.fmでも喋りました!

全く同じタイトルで、stand.fmでも喋りました。

20分くらいですが、リアルな雰囲気を感じ取っていただけるのではないかと思います。

「人生が変わった」とは、世界の見え方が変わったこと

チャイフ
あ、未来って意外と簡単に変えられるんだな

「人生が変わった」と表現していますが、転職をしたとか大金を手に入れたとか、そういう周りから見て目に見える変化があったわけではありません。

僕の内面で大きなパラダイムシフトが起きて、世界の見え方が変わった、という意味です。

きっかけ

ひらめきラジオを聴いた

全ての始まり、全てのきっかけは、ひらめきラジオを聴いたことです。

詳しくはこちらで。(タイトルかぶってるな…)

人生が変わった瞬間の話

「ライフエンジン」に入会した

上の記事にも書いていますが、オンラインコミュニティ「ライフエンジン」(2023年にサービス終了済み)に入会した影響が大きいです。

「ライフエンジン」では、多くのメンバーが自分の人生をより良くするために試行錯誤し、その方法や参考情報をシェアし合う空気があります。

「自己理解」「タスク管理」「習慣化」「人間関係」など様々なテーマでの情報が入ってきました。

それまで全くといっていいほど真剣に考えてこなかったジャンルばかりで、当時の僕は乾いたスポンジに水を注ぐがごとく、貪欲に吸収していった記憶があります。

「小さなことから変える」こと

その中で具体的なアクションもたくさん取りました。

そのカギとなったのが、「小さなことから変える」という考え方です。

例えば「ランニング」を習慣化したい、日々に取り入れたい場合は、いきなり「10km走る」などの高い目標を立ててしまうと、すぐに挫折してしまいます。

そうではなく、「部屋の中でスポーツウェアに着替える」などのとても小さな、実現可能な目標を設定し、実行する。

「実行できた」という実感を自分自身に覚えさせ、次第に大きなことを変えていけばいい、というわけですね。

より「習慣化」に絞った内容としては、以下の記事が参考になります。

習慣化の鉄則は、ハードルを極限まで下げること

自分にとっての日常(=惰性)を変えた

さて、僕が変えたことを列挙してみましょう。

さすがに3年前のことで忘れてきているので他にもある気がしますが、とりあえずめちゃくちゃいろいろ動きました。

これらは全て2018年にやったことです。

生活系
  • 『仕事は楽しいかね?』を読む
  • 『チーズはどこへ消えた?』を読む
  • 『WORK SHIFT』を読む
  • 『私とは何か 「個人」から「分人」 へ』を読む
  • 流行語の検索←世の中の潮流を知らないと感じたから
  • ストレングスファインダーの資質診断を受ける
  • ウェルスダイナミクスの詳断を受ける
  • 自分史を書いてみる
  • 英会話を始めてみる(←120万円の自己投資!!)
  • 「カフェイン断ち」をする
  • 早寝早起きを始める
  • 瞑想をしてみる
  • 筋トレをしてみる
  • 家計簿をつける
  • ブログを始める
  • Twitterで知り合った社長と東京で会って話してみる
  • アイソレーションタンクを体験する
  • 寝台列車を体験する
  • バンジージャンプを体験する
  • 転職活動を始めてみる
  • Points of Youコーチングを受けてみる
  • オフ会に参加してみる
  • オフラインのセミナーに参加してみる
  • プログラミングの勉強を始める
会社系
  • 通勤に使う電車を始業ギリに変えてみる
  • 快速列車で立つのではなく、普通電車で座って読書をする
  • 通勤路を1本ズラす
  • 会社で自動販売機を使わない
  • 会社に水筒を持参する
  • 意識的に定時に帰る
  • 食堂ランチで頼むメニューを毎日変える
  • 食堂ランチでいつものメンツから逃げる
  • 仕事のタスク管理にタスクシュート2を使ってみる
  • 昼休みにゲームではなく読書をする
  • 2次会から逃げる
  • 退職願を出す(これだけ2019年)

全て初めてのことであり、瞑想や読書や家計簿のような簡単なことも、自分にとっては全て例外なく”挑戦”の感覚がありました。

こんなにもたくさんのことを「自分から能動的にアクションを起こす」というのは、それまでの自分では考えられなかった変化です。

最も恐怖を覚えた変化3選

実にたくさんのことをしてきたのですが、「会社系」のことは他者との関わりや他者の目を意識せざるを得ませんでした。

問題なく始められたものもありましたが、中には実践することに恐怖感情を伴う項目もありました。

特に恐怖を覚えた3項目を紹介します。

通勤路を1本ズラす

最初に「怖い」と思った行動は、通勤路を1本ズラすことです。

それまでの通勤ルートは、最寄駅から降りて同じ出口から出て、歩道橋を渡って、突き当たりで曲がり、信号を渡って会社に入る、というルートです。

それを、「歩道橋を渡る」のではなく、「国道を横切る横断歩道を渡る」に切り替えようとしました。アクションとしては非常に簡単なことなのですが、僕はこの行動に対して、恐怖しました。

チャイフ
(他の人に「あいつ通勤ルート変えてるぞ」「何やってんだ」「勝手なことを…」って思われるんじゃ…?)

バカらしいと思われるかもしれませんが、当時の僕は本当にこう思っていました。

それほどまでに自分の毎日の行動が惰性になっていたとも言えますし、自分の一挙手一投足を監視されている感覚で日々を過ごしていたのだと思います。

当たり前ですが、誰にも何も言われませんでした。僕がどうしようと、他の人には何も関係なかったのです。

そこから「昨日と同じ通勤路をただ繰り返す」のではなく、毎朝「今日はこの道を通って通勤しよう」と”選択する”という練習をしていきました。

食堂ランチでいつものメンツから逃げる

それから、通勤路を”選択する”ということには慣れ、先述のような挑戦を繰り返していきました。

次に「怖い」と思った行動は、食堂ランチでいつものメンツから逃げることです。

会社の食堂では社食を食べることができるのですが、座席は自由でどこで食べても構いません。そんな中、僕は毎日同じメンツ(同じ部署の先輩)と、同じ場所、同じ座席に座って食べていました。そこでの会話は有意義だとは思っていませんでしたが、ずっとそうしてきたように、これからもずっとそうしていくのだと無意識に思っていました。

しかし、僕はそれを変えました。

ある日突然、僕は「いつもの場所に現れない」という選択をしました。逃げました、バックレました。

このときも、後から先輩に「お前、なんで来なかったの?」とか追及されるかとビクビク恐怖していましたが、結論何も言われませんでした。ここでもやはり、僕がどうしようと、他の人には何も関係なかったのです。

2次会から逃げる

最後に特に「怖い」と思った行動は、2次会から逃げることです。

会社では時々(歓迎会、送別会、長期休み前の飲み、忘年会、新年会など)部署での飲み会がありましたが、当たり前のように「2次会への流れ」が発生します。部署の中で一番若かった僕は、2次会に誘ってもらっていました。2次会が楽しくない…とは言わないにしても、毎回ほぼ同じメンバー、同じような内容(過去の話)で、少なくとも毎回は行く必要がないと感じていました。

そこで、僕は2次会から逃げました。適当な理由をつけて断っても間違いなく連れて行かれるので、僕は1次会が終わったらその場から消えるという選択をしました。

本当に怖かったです。冷静に考えてめちゃくちゃ失礼ですからね。通勤路を変えたりランチのメンツから逃げて「僕がどうしようと、他の人には何も関係ない」と思えるだけの練習を積み重ねてきましたが、さすがに追及されると思っていました。

結論、何も言われませんでした。ここまで大胆な行動をしてもやはり、僕がどうしようと、他の人には何も関係なかったのです。

気づき

ここまで様々な行動をしてきて、いくつかの気づきがありました。

自分で選ぶことを恐怖していた

僕のこれまでの人生というのは、親や、先輩や、友人や、あるいは世間や常識に従って生きてきました。

大学は親戚や世間からできるだけ文句を言われないであろう「ネームバリューのある大学」を志望し、就職先も親戚や世間からできるだけ文句を言われないであろう「ネームバリューのある企業」を志望しました。

誰かが選んだ選択肢に追随したり、誰かの発言に付和雷同したりして、他者を第一に考えて選択してきました。無意識に自分以外の誰かに責任を負わせていたのです。なぜなら、誰かに決めてもらったり誰かのせいにする方がラクだからです。

2018年に様々な行動を能動的に選択するときの恐怖感情を自覚することによって、自分で選ぶということを恐怖していたことに気づかされました。

僕がどうしようと、他の人には何も関係ない

特に恐怖を覚えた3つの行動を経て、「僕がどうしようと他の人には何も関係ない」ということに気づきました

聡明なあなたならご存知でしょう、いわゆる「課題の分離」です。

「課題の分離」を実践するための3つのポイント

ここで重要なポイントとして、「僕がどうしようと他の人には何も関係ない」ということを自己啓発本を読んだ知識や他の人から聞いた知識ではなく体験を以て完全に腹落ちさせられたというところです。

「課題の分離」に限らず、今の時代は自己啓発本で学べることはいくらでもあります。しかし多くの人から悩みが消えないのは「頭では理解していても感覚として腹落ちしていない」からです。

どこかで語られている知識を感覚として腹落ちするためには、練習して、実験して、実践して、「本当にそうなんだ!」とショックを受ける必要があるのだと、僕は思っています。

自分で選ぶことで、未来は変えられる

そして最も有意義な気づきが、自分で選ぶことで、未来は変えられるということです。

昨日までの繰り返していた行動は、ルーティンとは言えない惰性行動です。惰性行動は明日も明後日も、来週も来月も来年も思考停止で繰り返していくことが想定されます。

この惰性行動を自分で選んで変えない限り、絶対に未来は変わらないです。正確に表現すると、もし変わったとしてもそれは自分で未来を切り拓いたというよりは他者に操作されたに過ぎないのです。

少しでも油断すると他人の目を気にしてしまいます。そこで僕は、これからの人生を意識的に「自分中心で生きる」ということを決意しました。その決意を宣言する意味も込めて、自分のツイッターアカウント(@chaif123)もそのような名前に変更しました。

通勤路を1本ズラしたら人生が変わった

いかがでしたでしょうか。

2019年に僕は退職願を出し、転職を果たすのですが、僕の人生が変わった転機はそこではありません。

一番初めに強く恐怖感情を抱き、そして実践した結果何も問題は起きなかった、ということにショックを受けた「通勤路を1本ズラす」という行動によって、僕の世界の見え方が変わりました。

それまでの「他者に縛られることを前提としていた不自由な世界」が、ほんの数分の通勤の後には「他者に縛られず自分で主体的に選んでいってよい自由な世界」に変わったのです。

以上、僕の人生が変わった話でした。

それでは。

チャイフ

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