“感情を自覚する”ことで得られる効用とは?【3つ紹介】

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

あなたは、どんなときにどんな感情を抱くか、説明することはできますか?

例えばこういうことをされると嬉しいと感じる、逆にこういうことをされるとムッとする、こういうことを気にする、といったことを例に出すことはできますか?

このような感情に関する情報は、当の本人が理解できていないケースは少なくありません。しかし、自分がどういうときにどういう感情を抱くのかを知っていると、自分にとってイヤなことから距離を置くことができるかもしれませんし、逆にやりがいや喜びを感じる法則を見つけることで、いわゆる「したいこと」が見つかるかもしれません

多くの人が気づいておらず、またその重要性も特に意識していない「感情を自覚する」ということの意義について、考えていきましょう。

疑問を持つ読者
で、自分の感情を自覚するためにはどうすればいいの?

という疑問があると思うので、具体的な方法論については、長くなるので別記事にしています。

“感情を自覚する”ためのコツとは?【3つ紹介】

それでは!

自分の感情を自覚できないと、困ることはあるのか?

まず、自分の感情を自覚できないと何か困るのでしょうか?

回答としては、困りません。

コミュニケーションの観点では、感情というのは口に出さずとも、表情・声・目線・態度に現れ、おおよそは相手に伝わります。また、自分としては感情が生まれてそれを感じた瞬間に、それ自体の役割を終えているからです。(?)

少なくとも「感情を感じる」ことはしてください

ただ、感情を自覚はしなくてもいいですが、少なくとも「感情を感じる」ことはしてください

感情を感じる2ステップ
  • 第1ステップが「感情を無理に制御せず、ありのままに感じる」
  • 第2ステップが「抱いた感情に目を向け、自覚する」

本記事で言及しているのは第2ステップです。99%くらいの人は第1ステップをクリアしている前提で、「じゃあ第2ステップにトライしてみようぜ」っていう主題ですが、第1ステップをクリアできてない人が1%未満、ごく少数いるような気もしています。

第1ステップをしない、つまり人間が本来持っている機能である感情を感じることをしなくなると、何かが狂いはじめます。極端な場合は認知的不協和の観点から自分の感情がわからなくなるような不具合は考えられます。

自分の感情は身近に潜むヒント

さて、話を戻します。

感情をただ感じたまま放ったらかしにして第1ステップのままにしておくのも、もったいないです。

「自分の感情というものに意識的である」という人はかなり珍しいと思いますし、ぼく自信もまだ全然できていません。

しかし、感情というものは人間であれば誰しもが持っている性質であり、しかも毎日多様に変化するものです。そして、どういうときにどういう感情を抱くのかは、その人の価値観が大きく影響するものであり、その人の1つの個性といえます

それを自分自身である程度把握しておくことは、自分の個性を理解しているということに等しく、それによって多くの効用が期待できます。

自分の感情を自覚することで得られる3つの効用

では、自分の感情を自覚することで得られる効用について考えていきましょう。大きく、3つあります。

自分の価値観に気付ける

第一に、自分の価値観に気付けることです。

自分の感情は、何かを始めるモチベーションだったり、あるいは逆に、何かストレスフルなことに対する防衛反応だったりします。

「行動には至らなかったが一瞬感じた感情」を逃さずキャッチして分析すると、そこに自分の本質的な価値観や、自分が何をしたいのか、何をしたくないのかを見つけることができるでしょう。

MPを高く保つことができる

第二に、MPを高く保つことができます。

まず「MPってなんやねん」という方がいると思うので、とりあえずこちらの記事を置いておきます。

体は元気だけどやる気が出ないパターン【HPとMPの違い】

これは主にネガティブ方向の感情を自覚することで得られる効用で、別の言い方をすれば、自分の感情を自覚することによって、ストレスを軽減することができます。

例えば、イライラすることがあったとして、それを誰かに話すことによってスッキリすることがあります。脳内で曖昧になっていたネガティブな感情が、話すことによって整理されます。そして「自分はこういうことにこういう理由でイライラしていたのか」ということを再帰的に自覚できると、結果的にストレスが軽減されるのです。

怒りだけでなく、不安や焦り、その他ネガティブな感情に関しても同じです。

そして自分の感情を自覚できるようになると、だんだんと「またこのパターンだな」ということがわかり、その度に深刻に考えずに済みます。今こそ、ヒトの「慣れる力」を発揮させるときですね!!

自分の心地よい環境を選びとることができるようになる

第三に、自分の心地よい環境を選びとることができるようになります。

(なんかすごくうさんくさいですね。)

感情には、大別して、ポジティブな感情とネガティブな感情があると思います。

例えばあなたが、ある環境(コミュニティと読み替えてもらっても構いません)AとBに属しているとします。

感情を自覚することを試してみて分析したところ、「環境Aではポジティブな感情を抱く確率が高く、環境Bではネガティブな感情を抱く確率が高い」ということがわかってきたとしたらどうでしょうか?環境Aにいる時間を増やし、逆に環境Bにいる時間は減らすべきではないでしょうか?

もちろんすぐに環境を変えることが難しいのは承知しています。しかし、「環境Bではネガティブな感情を抱く確率が高い」と知っているのと知らないのとでは、まったく話が変わってきます。まずは、自分がどんな環境でどんな感情を抱く傾向があるのか、という事実から目を背けず、認識することが重要です。

そのあとは、ゆっくり時間をかけてでもいいので、少しずつ自分のペースで離れていけばいいのです。そうすることで、だんだんと自分にとっての心地よい環境を整備していけることでしょう。

自己理解は一生使える資産である

いかがでしたでしょうか。

今回は感情にフォーカスしましたが、広い意味で、「自己理解」は自分に対する最大の投資です。例えばストレングス・ファインダーという自己分析ツールがあり、自分の強みや弱みを知ることで、何をすべきで何をすべきでないかを把握することができます。

クリフトン・ストレングスを受けるべき理由とは?【資質公開】

こんなふうに、「自分ってどんな人間なんだろう?」ということを考える時間を増やしていくことが重要になっていきそうですね。これからの時代は特に(意味深)

それでは。

チャイフ

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