他人への貢献度は他人に訊かないとわからない

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

僕たちは、会社、家族、友達など何らかのコミュニティに属しています。そしてたいていの人はそのコミュニティの中で何らかの価値を提供しているはずです。しかし「相手に貢献できているかどうか」は「相手が自分に対して価値を感じてくれているか」でしか観測できず、それには「相手からの言葉」が必須条件です。

そんな中、ある人からポジティブなフィードバックをもらう機会があった時に、このような気づきを得ました。

“””気づき”””を得るチャイフ
自分の成長や貢献度は、自分では気づかないものだな…

せっかくなのでそのエピソードをサクッと紹介すると共に、今後のアクションにつなげていきたいと思います。

それでは!

「頼りになる」と言ってもらった

エピソードと言いつつ、万が一にも本人にエゴサされたくないので表現は変えます。とある同僚から「チャイフさんが成長している」「チャイフさんが頼りになる」という言葉をいただきました。

チャイフ
!?(ガタッ

弊社の社内チャットには個人チャンネルのような文化があり、そこで言ってくれていました。これはチャンスだと思ったので、その人に突撃インタビューすることにしました。

チャイフ
kwsk

自分なりにどこをフィードバックされるか予想をした

どんなところをフィードバックされるか、自分なりに予想をしてみました。要は、自分が普段の業務の中で意識しているところですね。

僕は「タスクを振ること」「タスクを奪うこと」を意識しています。目的は同じで、「同じところ、同じ人にタスクを滞留させない」ことです。

自分以外の人がヤバそうにしている(タスクを抱えてキャパオーバーしそうになっている)のは、まだ気付けます。しかし、「自分がヤバい」ことは気付けないことが多いです。仮に気付いていたとしても、人によってはわざと抱え込みます。なぜなら、「人にヘルプしてもらうことは評価を下げる行為だ」という誤った価値観がかなり普及してしまっているためです。

以下の記事で言うところの「イエローフラッグ」にもつながる考え方です。

【書籍紹介】『プロジェクトを変える12の知恵』の重点項目6選

軽率にタスクを振りつつ、「やってみてどうですか」と訊いてヤバそうならタスクを奪ったり、他の人にタスクを振り直したり、タスクのやり方を一緒に考えたりします。こうして、「同じところ、同じ人にタスクを滞留させない」ことを意識しているつもりだったので、そこをフィードバックされるかな?と予想していました。

僕が価値を与えていたのはビジネス寄りのところだった

結論、予想は全然違いました。笑

フィードバックをくれた同僚
ビジネス寄りのところが頼りになります。
チャイフ
あーね

ビジネス寄りのところ、具体的には、プレゼン時のストーリー・ロジック立てや、資料作成時の方針立てなどのところをお褒めに預かりました。

”フィードバック”は当人の関心領域に対してのみ行われます。確かに、冷静に考えると彼は営業なので、プロジェクトマネジメントの領域で僕が価値を与えることもあり得ないですね。営業活動の中で貢献できていたのでしょう。

MTGの前に全体のストーリー構想を整理したり、結論から話すとか、前提から話すとか、そういうジェネラルな話にもつながるのかもしれません。確かにそこも意識してできるようになろうと練習しているところでした。そこを褒めていただけるのは非常に嬉しかったです。なぜなら、「伝える能力」は、ビジネスマン(とは)として生きる以上は確実に使える能力だからです。٩(ヤッタネ)و

「自分に関する情報」は最高の資産

さて、この記事は僕の自慢がしたい記事ではないです。

ここで言いたいのは、「自分に関する情報」は最高の資産であるということです。「自分に関する情報」をこっそり集めておく作業は、やっておくと一生活用できます。よくある自己啓発本の「20代にやっておくべきこと」とかに載っていそうな内容ですね。

「自分に関する情報」の中には先天的な・個性的な・資質的なものもあれば、後天的な・経験的な・技術的なものもあるかもしれませんが、その違いについては今回は話しません。

なぜ「自分が提供している価値」に気付けないのか

冒頭で述べた通り、僕たちは所属しているコミュニティの中で確実に何らかの価値を提供しているはずなのですが、それに気付くことはできません。それを検知することはできません。では、「自分が提供している価値」になぜ自分では気付けないのでしょうか。

「自分が提供している価値」に気付けない理由
  1. 無意識だから
  2. 観測できないから

1つ目は、無意識だからです。たいていの人は「自分が提供している価値」に注目しないからです。自分にとっては当たり前にしていることが多いからです。あるいは、当たり前にしようとしていることが多いからです。

2つ目は、観測できないからです。「自分が提供している価値」=「どこかの誰かが享受した価値」です。その価値は、どこかの誰かに享受される瞬間までは存在しません。その価値は、どこかの誰かに享受された瞬間に具現化します。その”享受”の瞬間は「いつ」も「どこで」も「誰に」も自分からはわからず、自分からは観測することはできないのです。

どうすれば「自分が提供している価値」を知ることができるか

普段意識しないから気付けないし、意識したとしても観測できないのが「自分が提供している価値」です。しかし、それは重要な「自分に関する情報」であり、収集しておきたいものです。

では、「自分が提供している価値」を知る方法はあるのでしょうか?大きく2つあります。

人に訊いてしまう

1つ目は、「自分が提供している価値」を人に訊いてしまうことです。

チャイフ
  • 僕ってどんな価値を提供できていますか?
  • 僕の長所って何ですか?

これはたいていの場合、訊きづらいです。恥ずかしいです。怖いです。「褒められたい」が前面に出ているみたいでやらしいです。何の理由も前触れもなく突然「自分が提供している価値」を訊くためには、これを訊いても快く教えてくれるような良好な関係性が存在することが前提条件になると思います。さらに言うと、そのような関係性があったとしても依然として訊きづらいです。

そこで、最も自然に「自分が提供している価値」を訊ける理由の1つが、就活です。

就活は、自己アピールをする必要のある場です。それにあたって「自分が提供している価値」を集めたい、というのは自然な理由になり得ます。なので、みなさん就活しましょう(?)

たまにもらえるフィードバックをメモする

2つ目は、たまにもらえるフィードバックをメモすることです。

それができたら苦労しないですが、フィードバックをもらえることなんてあるのでしょうか。今回僕は、同僚がたまたまフィードバックをもらえそうなことを呟いていたので突撃インタビューしましたが、このように「あからさまに褒められる」ことはレアだと思います。

では、このような会話ならあり得ると思いませんか?

いきなり人の特徴を抽象化・言語化する人
チャイフさんって、◯◯なところありますよね
チャイフ
!?(kwsk)

ポジティブな内容も、ネガティブな内容もあり得るでしょう。このような会話が発生したときに、忘れずメモをしておくことです。普段から、メモをする準備をしておくことです。

逆にフィードバックする

番外編ですが、他の人へ自発的にフィードバックをすることです。平たく言えば、「他の人を褒めまくる」ことです。

他の人を褒めまくれば、人は「お返しに何かしたい」と考えます。そこで、相手から自分に関するフィードバックをもらえればチャンスです。さぁ、メモしましょう。

ちなみに、僕は「褒める」が苦手です。だって、相手を評価しているみたいで恥ずかしいじゃないですか(評価していることになるんですけど)。これも練習だなって思いますね。

手段として、「他の人を褒める会」のような場を設けてみるといいのかもしれません。 ╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !"

他人への貢献度は他人に訊かないとわからない

いかがでしたでしょうか。

タイトル回収しておきました。そうです、他人への貢献度は他人に訊かないとわからないのです。

自分が誰かに貢献しようとすることは大切。一方、「自分に関する情報」は集めておきたい。「自分が提供している価値(提供できている価値)」は最も重要な「自分に関する情報」の1つ。これを知る方法は人に訊き、人から聞くしかないのです。

あなたは自分のコミュニティに対して「自分が提供している価値」を言語化できますか?一度、勇気をもって言語化してみると何か発見があるかもしれません。

それでは。

チャイフ

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