こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
今回は、「所属にとって重要なこと」を「自分にとって重要なこと」に思考停止で置き換えてしまわないことってめちゃくちゃ重要だな、という気づきを得たので、記事を書いてみました。
それでは!
Contents
過去の自分のツイートを掘り返してみた
過去の自分のツイートをたまに掘り返すのですが、2019/2/8にこういうことをツイートしていました。
「所属にとって重要なこと」を
— チャイフ☁自己中心で生きる (@chaif_123) February 8, 2019
「自分にとって重要なこと」に思考停止で置き換えてしまわない意志の強さが必要だな
油断するとすぐすり替わるから
駒じゃない、歯車じゃない
意志を持つこと
真に・自然に・誰に強制された訳でもなく、
「所属に対して貢献したい」と思えた時がスタートだな
こんなことを言ったことすら忘れていましたが、改めて「その通りだな」と思いました。
アウトサイドイン→インサイドアウト
会社のミッションに共感できなかった
僕は2019年6月に転職をしたのですが、その転職した理由の1つとして、「会社がやろうとしていることに共感できない」がありました。
「ミッションに共感できない」と言い換えてもいいですね。
これは同じ会社で続けて働いていく上では、正直かなり致命的だと思います。
日々与えられる当面のタスクはこなせますが、自分の人生の中でその仕事をしていく意義をどうしても見いだせなかったのです。
所属した当初の”違和感”を忘れないこと
同じ組織やコミュニティに長く所属していると、「その組織が大切にしていることが、そのまま自分も大切にしなくてはいけない」ような感覚になってくることがあります。
いわゆる「染まる」というやつです。(悪い意味で)
ある組織やコミュニティに入りたての頃は”違和感”を感じるものですが、時間が経つにつれて「染まる」のは、どうしても避けられない。
(ここでいう”違和感”とは、自分がこれまで持っていた価値観と、組織やコミュニティが重要視している価値観とのズレに対する感覚です。)
組織に「染まる」のが避けられないのであれば、自分で自分のパラダイム(考え方、ものの見方、価値観)をメンテナンスするしかないです。
そこで提案したい考え方が、インサイドアウトのパラダイムです。
インサイドアウトの考え方
インサイド・アウトとは、一言でいえば、自分自身の内面から始めるという意味である。内面のもっとも奥深くにあるパラダイム、人格、動機を見つめることから始めるのである。
by『7つの習慣』
上記は『7つの習慣』の引用です。
- アウトサイドイン:外部の考えを自分に取り込み、対応・適応しようとする考え方
- インサイドアウト:内側から湧き出てくるものをもとに行動しようとする考え方
確かに、アウトサイドインのパラダイムは非常にラクです。
考えるのは疲れます。
所属から自動的に降りてくる「こうしてくれ」「こうしてほしい」に従っていれば、考えなくていいです。
しかし、アウトサイドインのパラダイムのままでは、自分の人生を他人に任せているようなものです。
そうならないためにも、特に自分の所属と向き合う際にはインサイドアウトの考え方が効果的なのです。
所属とは
さて、所属とはなんでしょうか。
会社、家族、友人、etc…様々あります。
あえて「所属」と抽象的な単語を使っているのは、それをあなたの身の回りに置き換えて考えてみてほしいためです。
あなたが今どんな境遇にいるのかはわからないです、あなたが「あなた自身」以上に優先すべきものは原則的にありません。
会社
会社を例に挙げてみます。
会社の考え方
会社や組織はしばしば「法人」とも呼ばれますね。
個人と同じように「やるべきこと」「重視すべきこと」を抱えています。
そしてその目的達成のために、構成員である社員に対して役割を与え、タスクを与えることになります。
会社にとって社員は労働力、いわば駒であり、それをうまく動かす・動くような仕組みを整えることがカギです。
会社にとって「社員は思い通りに動く」という前提で計画を立てます。
社員の考え方
しかし社員は駒ではありません。
それぞれがまた重視すべき人生を抱えています。
各個人が、会社に言われたことを思考停止でそのまま行動しないことも非常に重要です。
とはいえ別にストライキを起こせと言っているわけではないです。
もちろん会社の規則には従うべきですし、与えられたタスクはこなすべきです。
着目すべきはモチベーションだ。
「言われたから」ではなく、「自分がしたいから」をモチベーションとすることです。
自分はなぜこの会社で働いているのか。
この会社で仕事を進めることによって何を得られるのか。
その動機のために自分は動くのである。
1つ1つのタスクはその大きな動機に結びついているから自分は動くのである。(インサイドアウトのパラダイム)
時間をとって、会社との向き合い方を改めて考えてみる
インサイドアウトのパラダイムは常に意識できるものではありません。
定期的に自分自身の所属を見直し、自分の存在意義やそこで成し遂げたいこと、やりたいことなどを整理するといいでしょう。
対人関係
会社のような組織でなくても、対人関係も所属の1つです。
課題の分離
相手には相手の人生があり、自分には自分の人生があります。
相手には相手の「こうしたい」「こうありたい」「相手にこうなってほしい」などがあり、自分には自分の「こうしたい」「こうありたい」「相手にこうなってほしい」などがあります。
もちろん自分勝手に振舞うのもよくありませんが、相手に無理に合わせすぎるのもよくありません。
つまり、課題の分離ですね。
「課題の分離」を実践するための3つのポイント
時間をとって、相手との向き合い方を改めて考えてみる
もしかすると、現時点での両者間の価値観がズレていることもあるかもしれません。
しかし、会社のような大きな集団や組織と違って個人間の関係の場合にのみ可能な対策があります。
それは、個人同士であれば価値観のすり合わせができることです。
会社では”バリュー”という形で定まってしまっているので、まぁ基本的には変わりません。
個人間でも「思考停止で相手に合わせる」のは健全ではないですが、「話し合った上で価値観をすり合わせる」のは、非常に健全です。
しばしば「歩み寄る」などと表現されるやつです。
対人関係は、会社との関係ほどガチガチの利害関係ではないにしても、何かしら「その人との関係を続けている理由」があるはずです。
それを思い出し、それが自分にとって大切なものであるならば、勇気を出して「歩み寄って」みればいい結果にたどり着けるかもしれません。
自分の「こうありたい」が第一で、所属の「こうしてほしい」が第二
いかがでしたでしょうか。
最後に視覚的なアプローチとして、ベン図をイメージしてみましょう。
自分の「こうありたい」が第一の円、会社の「こうしてほしい」が第二の円。
この2つの円が100%一致している人は少ないと思いますが、大きく重なっているほどよりやりがいをもって仕事に取り組めるかもしれません。(“会社”の部分は あらゆる所属で置き換えられます。)
注意すべきなのは、本当は2つの円は重なっていないのに、第一の円を歪ませてまで第二の円に飲み込まれてしまうこと。
第一の円を優先しつつ、より大きく円を重ねる(=第一の円に近い第二の円を持つ所属に身を置く)ことに尽力するということを強くオススメします。
チャイフ
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