時間の進みを速く感じるのはなぜか?時間の進みを遅める方法は?

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

1ヶ月が過ぎていく速さを嘆く村人A
もう6月が終わるなんて信じられない…
1ヶ年が過ぎていく速さを嘆く村人B
1年の3分の1終わりだよー!(?)

こういう会話をときどき耳にします。3月〜4月、6月〜7月といった節目が特に多いですね。これを聞いたり気付いてしまって「まじか…」と絶望する人もいれば、特に何も思わない人もいると思います。

とはいえ、時間は誰しも同じように流れており、この世で最も平等な資源のはずで、これには誰しも異論はないはずです。しかし、実際に時間に対する感じ方は人それぞれ違いますし、同じ人でも時と場合によって長く感じたり短く感じたり、感じ方が変わってきます。不思議ですね。

…なぜでしょうか?

ということで今回はそんなことについて考えていきつつ、タスク管理的な側面から解決策を考えていきます。時間の進みかたの違いに興味がない人は3.からお読みください。

それでは!

時間の進みの感じ方が変わると、何か困るのか?

早速ですが、時間の進みの感じ方が変わると何か困ることはあるでしょうか?実際には時間を得たり失ったりしているわけではないはずですが…

例えば、「タスク管理」という観点からすると困ります。例えば、30分で終わらせるつもりが、気付いたら2時間経っていた、というのでは計画が全く遂行できません。

また「時間経つのが速い」というのは楽しいパターンもあるけど、冒頭で述べたようなパターンはシンプルにつらいですね。

まずは、この現象が起きてしまうメカニズムから整理していきましょう。

時間の進みを速く感じる理由

時間の進みを速く感じる理由について、科学的なエビデンスと僕の持論をごちゃ混ぜにして述べていきます。

ジャネー理論

ジャネーの法則(ジャネーのほうそく)は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。

簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)と主張したものである。例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。 by wikipedia

ジャネー理論、ジャネーの法則などと呼ばれるものです。これは心理学に属する考え方だそうで、今この瞬間に過ぎていく時間は、過去に経験した時間(年齢)と比較して評価されるので、短く感じる、というものです。

相対性理論

熱いストーブの上に手を置くと、1分が1時間に感じられる。でも、きれいな女の子と座っていると、1時間が1分に感じられる。それが、相対性です。 by アインシュタイン

これは、かの有名な天才物理学者アインシュタインが、相対性理論をユーモアを含めて表現した言葉です。

僕自身も相対性理論の全てを理解しているわけではない、というかほとんど理解していないですが、平たく言えば時間や空間は観測地点(立場)によって変わるいうことです。

新しいことに取り組むときは時間を長く感じる

先程のジャネー理論が心理学であったのに対し、相対性理論は物理学です。しかし、このユーモアに富んだ表現が、脳科学、認知科学的な視点にも解釈を広げています。

たとえば、新しいことに取り組んでいるときの時間は長く感じられる。これは、脳が、新規な刺激を前にすると、その時間を長く感じるという性質を持っているからである。by 茂木健一郎

脳科学者、茂木健一郎さんの記事です。(一時期よくテレビでよく見た気がしますが、最近はあんまり見ない?)

https://president.jp/articles/-/14331

そして、若い頃は知らないことの方が多いので、入ってくる情報に対する感動も大きいですが、歳を重ねるにつれて知っていることが増え、入ってくる情報に対する感動は減っていきます。ゆえに、年齢を重ねるごとに、時間の進みは対数関数的に速くなっていくことになります。これは脳科学の視点から、ジャネー理論を裏付けることにもなりますね。

過去を見ていると、時間の進みは速くなる

過去を見ていると、時間の進みは速くなる by チャイフ

科学的な内容はここまでとして、僕個人の持論です。

なんとなく名言っぽくするために短い文章にしましたが、正確に言うと、未来を見据えていないと、計画を立てないと、ですね。(後述)

要は、計画を立てずになんとなく毎日を過ごしていて、ふと後ろを振り返って過ぎた時間を数えたときに、その過ぎ去った時間の量の多さに絶望するパターンです。

1ヶ年が過ぎていく速さを嘆く村人C
今年もうあとxxヶ月しかない…

このようなことを言っている人は、もしかしたら、今日、今週、今月、今年などの予定を立てていないのかもしれません。

時間の進みを遅くする方法

では、いよいよ本題です。時間の進みを遅くする(?)ためのソリューションを考えてみましょう。

時間の進みを遅くするというか、「時間の密度を濃くする」あるいは、「時間を自覚できる仕組みを作る」という感じでしょうか。

移動する

第一に、移動することです。

先程「新しいことに取り組むときは時間を長く感じる」ということを述べました。

では、物理的に座っていたり立ち止まったりしているときと歩いているときを比較すると、どちらが「新しいことに取り組んでいる」と言えるでしょうか?

ただ歩くだけを「取り組む」なんて表現するのは大袈裟かもしれませんが、少なくとも新しい視覚情報は間違いなく入ってくるはずです。

つまるところ、「脳が時間をどう感じるか」が重要なので、自分の脳に「今、新しいことしてるよ」って教えてあげればいいわけです。ウソでもいいので。

そのために移動するのです。ずっと家にいるのではなく少し散歩してみたり、場所を変えて作業をしてみることで、「新しいことをしている」と脳が錯覚します

その結果、1日の時間をいつもよりも長く感じることになり、1日の終わりに

充実感を覚える村人D
今日はなんか充実してたな(錯覚)

と感じて気持ちよく眠ることができますね。やったぜ。 – HAPPY END – (¦3ꇤ▓▓

行動を記録する

第二に、行動を記録することです。

「行動を記録する」といえば、日記のような形で1日のダイジェストを振り返るのももちろん有効です。しかし、自分が時間をどのように使っているかを自覚するためには、文字通り自分の行動を24時間全て記録するというのが、最も効果的です。

ふつうの人
…まじで言ってるのか?

まじで言ってます。僕も初めて聞いたときは「は?」って思いました。今でも自分で言っててちょっとヤバいと思ってます。

ちなみに、タスクを記録し、日々の行動をチューニングしていくための考え方がタスクシュート時間術であり、タスクシュート時間術を実践するための最強のツールが、タスクシュートクラウドです。

タスクシュート時間術のエッセンスの説明をかなり省略しているので、詳細は以下の記事をご覧ください。

タスク管理においてタスクシュート時間術を推す理由

目標を設定し、計画を立てる

第三に、目標を設定し、計画を立てることです。

時間を無自覚的に浪費してしまわないためには、「時間をどう使うか」をイメージし、計画することが重要です。

計画を立てずに行動を始めてしまうのは、コンパスも持たずに目印のない太平洋へ漕ぎ始めるようなものです。計画を立てておくことで、ふとしたときに、今何をすべき時間だったかを思い出すことができます

もちろん計画を立てるだけではなく、行動した後に実際にその通りできたかどうかをレビューすることも、次の計画のためには非常に大きな効果を発揮します。ですから、第二の「行動を記録する」とセットですね。

ちなみに第二、第三をこの順番で記述した理由は、重要度順に並べたためです。「計画を立てて実際の行動を記録しない」よりは、「計画を立てていなくても自分の行動の記録だけはしている」方がまだ有意義だからです。

反省はしても後悔はしない

第四に、反省はしても後悔はしないことです。

いきなり精神論みたいなことを言い出しましたが、あなたのおっしゃる通りです、精神論です。

計画を立てて行動を記録しても、計画通りに行動できることなんて稀です。ほとんどの日は計画通りにはいかず、全然違うことをしてしまったり、あるいは計画した順番通りに行動したけど、想定以上に時間がかかって終わらなかったり、なんてよくあることでしょう。

ですが、その度に「自分は計画通りに行動できないダメなやつだ…」と後悔する必要はありません。

その理由として、よく自己啓発本やSNSで見かける「できた部分に目を向けてみよう!」といったポジティブシンキングも、自己肯定感をあげたりMPを高く保つためには正しいと思うし、実際すごく有効な考え方だと思います。

しかし、「時間を有効活用する」「時間の密度を濃くする」という目的に真にフォーカスするならば、優しさとか慰めとかではなくシンプルに後悔してる時間がもったいないからです。(辛辣)

逆に、せっかく行動を記録しているのですから、「なぜ計画通りに行動できなかったのか?」と反省して、その情報を建設的に使うことは非常に効果的です。

フラットにスマートに反省し、明日の計画を立てましょう。

「じゃあ次は何をするか?」「じゃあ次はどうやってやるか?」と考える癖をつける

第五に、「じゃあ次は何をするか?」「じゃあ次はどうやってやるか?」と、ネクストアクションを考える癖をつけることです。第四と似てますけど。

反省したら、それを具体的なアクションまで落とし込んでこそ、日々の生活の充実度が上がり始めるというものです。もちろん、1日ごとに振り返り→反省→ネクストアクションを建てられれば理想的ですが、それは難しいというか、実際はたぶんできないし、むしろ無理にやらない方がいいです。

その理由は、1日の振り返りだけだと「計画通りに行動できなかった」という結果の原因が、外部的・突発的・偶発的なものになりうるからです。こういう、自分でコントロールできない部分に対しては、反省をしたとしても、すぐに実行できるネクストアクションを建てることができません。

反省をネクストアクションにうまく反映できる現実的な単位は、ずばり1週間です。

1週間というある程度まとまった時間があることで、その中で遅れを取り戻したり前倒しで進捗を出したりできる可能性が高くなります。

1日24時間を長かったなと思える1日を増やしていきましょう

いかがでしたでしょうか。今回は多かったのでまとめると、

  1. 意識して、物理的に移動する
  2. 行動の記録をつける(いきなり24時間記録するのはハードルが高いので、まずは日記などでざっくり始めて、「振り返る」習慣をつけるのも可)
  3. 計画を立てる
  4. 後悔はせず、反省をする
  5. 「次にどうするか」を考える

5つ挙げましたが、なかなかヘビィな内容ですし、僕自身もできたりできなかったりで、試行錯誤を繰り返している最中です。少しずつ実践していきましょう。

ところで、ある意味クッッッッッッソ嫌みなことを言いますけど、冒頭のような会話、コミュニケーションの一環としてはありだと思うんですよ。

衝撃の真実に気づいてしまった村人E
チャイフさん、今年ももう半分終わりですよ…
チャイフ
ひえー、まじっすか…めっちゃ速いっすよねー!

みたいな会話をすることは僕もありますが、正直あんまり思ってなくて、いわゆる忖度というか、方便です。なんなら最近は

チャイフ
(毎日非常に濃密な時間を送っててけっこういろんなことをした気がするけど、まだ半年なんですね。やったぜ)

くらいに思っています。

ただ、こんなことをマジで口に出すと「なんだこいつ」って思われて徒らに角が立つだけなので言ってないのです。

構築している人間関係にもよりますが、こういうよくある会話に対して変に波風を立てずに同調するのは円滑なコミュニケーションとして必要なことだと思うんです?悪気はないんです。。。

それでは。

チャイフ

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