小学生が初めて人生の道を選択した話

こんにちは、チャイフです。

先に断っておく。

嫌味に聞こえる箇所があるかもしれないが、脚色せず事実をつらつらと述べているのでどうかフラットに頼む。

タイトルの通りである。

ざっくり言えば地元の公立中学に行かずに、私立中学へ受験するという道を取ったという話である。

ただ、最大の問題はその過程であった。

中学受験という選択

周りで中学受験をしたのは少数だった。

基本的には地元の公立中学校に行く「もの」だった。

理由はいくつかあるが、勉強することの楽しみを知っていたから、というのは大きい。

親の勧めでそろばんを習ってた

アホではなかった。

小さい頃から指を動かすとアタマがよくなるということで、ピアノを習うと良い、ということを聞いたことがある人はいるかもしれない。

それと同じ理由で、僕が習っていたのが、そろばんである。

これが算盤(そろばん)。

そろばんを習っていたら小学生の算数なんて屁でもなくなる。

算数が得意→みんなよりいい点数取れる→算数楽しい→勉強楽しい

という素敵なループに入っていたように思う。

もちろん苦手教科はあったが、消去法ではなく自信を持って「算数が得意です」と答えられるというのは、机に向かうハードルを下げていたかもしれない。

塾通いからの中学受験

4年生になって、3つ年上の兄が卒業し、進学校に入学した。

それを受けて、自分の進路を考えて思ったことは、

「地元の公立中学校には行きたくない」

ということ。

悪い環境と感じていたからだ。

悪い環境に身を置くべきではないと考えたからだ。

周りを見下したり自惚れたりしていたわけではなく、「このままあの学校に流れるのはヤバイ」という感覚が、小4ながらにあったのを覚えている。

…もしここで学(がく)がなければ、中学受験という選択は取れなかっただろうが、幸いにも算数という基盤があったので、比較的楽に、挑戦する選択肢をとることができた。

学習塾での生活はなかなか壮絶だったしエピソードもあるが、長くなるので割愛する。

兄の通う私立へ

通っていた学習塾では灘、東大寺、洛南などの名だたる難関校を目指して

合格するぞー!エイエイオー!

と、文字通り叫ばれていたが、僕の第一志望は、兄の通う私立学校だった。

僕には先を見通す判断基準がない。

今でもまだ探している最中なのだから、少年時代に明確な基準があるわけもない。

兄のことは尊敬していたし、兄が選んだ道はいつも正解に見えた。

常に独創的な発想で、前を進んでくれる兄の存在は大きかった。

なんやかんや3年間猛勉強した甲斐もあり、無事に合格することができたわけだ。

ここでこの小学生で進路を選択した話はいったん終了である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後悔はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後悔はないが、

そう。

僕は、考えていないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

なぜ?

誰かが通った道だから。

叩かれた石橋を渡っているに過ぎない。

自分はどうしたいか?という自問をするべきだ。

「わからなくても一回考えてみる」ということをするべきだ。

 

 

 

優しいおじさん
まだ小学生なのだからそれくらい仕方ないじゃないか

 

一理ある。

だが今でも、というかつい最近までずっとそうだったとしたら?

 

 

こういうのは練習だ。

まずは誰かの真似をしてみる、の前に、

「考えたけどわからないから」

という非常に大事なステップを練習するべきだ。

どうか、どうか「自分ならどうするか」「自分は何がしたいのか」を考えるクセをつけてくれ。

 

輝かしい希望を胸に、中学校へ

そんな15年後の自分からの切望を知らないチャイフ少年は、まさに順風満帆といった面持ちで校門をくぐる。

慣れない学ラン、やや大きめの学ランに着られながら。

それどころじゃない。

知ってる人が誰もいない新しい環境に飛び込むという、大きな挑戦を目の前にして武者震いをしながら。

To be continued…

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