こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
「コーチングによって人生が加速しているな」という感覚が確信感を帯びてきたので、コーチングのパワーをあなたにも知ってほしくて、記事を書くことにしました。
コーチングをちょっと気になっている人も、コーチングを初めて聞いたという方も、ちょっと読んでみてほしいです。
少し長くなったので、前編・後編に分けました。今回は前編です。
後編はこちら。
それでは!
Contents
コーチングとは?
僕は2022年の10月から定期的にコーチングを受けています。ちなみにきっかけは、パートナーからmentoのサービスを紹介してもらったことです。
mentoとは、コーチを探したいクライアントと、クライアントを探したいコーチをマッチングしてくれるプラットフォームサービスを提供することを主な事業としています。
国際コーチング連盟日本支部(ICF Japan)によると、コーチングとは「対話を重ねることで、相手に柔軟な思考と行動を促し、ゴールに向けて支援すること」を意味します。簡単にいうと、「相手の自主性を重視し、課題解決や能力向上などを図るコミュニケーション」を意味します。
参考:コーチングとは?意味や効果、学び方をわかりやすく解説【図解付き】
コーチングのより詳しい説明については、以下の動画(2023年6月に放送されたものです)を見ていただくのがわかりやすいと思います。
ちなみに、mentoのCEOも出演しています👀
最初の2,3セッションでは価値実感がなかった
ただ、僕も最初から「コーチングすげー!」「コーチング最高」となっていたわけではありません。最初の2,3セッションでは価値実感がなく、不信感さえ持っていました。
「今思えば」という前提で、価値実感を得られなかった原因を考えてみました。
コーチとの関係構築ができていなかった
1つ目は、コーチとの関係構築ができていなかったことです。
コーチングとは1対1のコミュニケーションであり、コーチとクライアントの関係性が非常に重要になります。クライアントがコーチに対して不信感や嫌悪感を抱いている状態では、良いセッションにはなりません。
コーチはセッションの中で、クライアントファーストの精神で関係構築を進めようと接してくれます。それに応えるように、僕たちクライアントもコーチとの関係構築を積極的になるべきなのです。
斜に構える→価値実感がない→斜に構えるの悪循環
2つ目は、斜に構える→価値実感がない→斜に構えるの悪循環が起きていたことです。
最初のセッションで、緊張していたのもあると思いますが、ほんの少しでも不信感を持っていたりコーチを試すような心理状態があったと認めざるを得ません。斜に構えていたんですね。
こんな風に斜に構えてセッションに臨んでもコーチとの関係構築はうまく進みませんし、先述の通りいいセッションにはなりません。それで価値実感がないものだから、「自分はこのコーチとは合わないんじゃないか」という不信感が増し、さらにセッションの効果が出づらくなる…という悪循環が生まれていたと思います。
自分がクライアントとしてレベルが低かった
3つ目は、自分がクライアントとしてレベルが低かったことです。
「コーチングマインドが醸成されていなかった」とも表現できます。コーチは正式な資格を持っている(正式な資格を持っていない”自称コーチ”も世の中には跋扈しているそうなので、しっかりと確認しましょう!)のでいわゆるプロですが、僕たちクライアントは初めてです。コーチングセッションに慣れていない状態です。コーチングのクライアントとしてはレベル1です。
コーチングにおけるコミュニケーションは、実生活におけるコミュニケーションとは一線を画しており、全くの別物と考えてください。そんなコミュニケーションに慣れていないのは当然です。慣れていないうちは、自分のペースに持ち込もうとするのはやめて、騙されたと思ってコーチのリードにあえて乗っかるのも重要だと思います。
セッションの価値実感が出始めた
5セッション目くらいからでしょうか。少しずつコーチングセッションの価値実感が出始めました。
あくまでも僕の場合ですが、コーチングセッションがうまく回り始めた理由を考えてみました。
コーチングで目指すカタチを再確認した
1つ目は、コーチングで目指すカタチを再確認したことです。
CTIというコーチ養成機関では、コーチングとクライアントの理想的な関係を「意図的な協働関係」と表現しているそうです。
「コミュニケーションの結果、いつの間にか協働関係が築けた」ではなく、「私たちは、協働関係にありますよ」と決める、認識を合わせるって感じですかね。ある意味、契約のようなものかもしれません。
記憶によれば1回目のセッションでも説明されたのですが、5回目くらいかな。途中のセッションで、コーチが改めて「コーチングセッションの理想の在り方」を共有してくれ、再認識できたのです。
もちろん、決して「チャイフさんがコーチングってものを理解してないようなので」のような気を悪くするような表現ではなく、新しいものを紹介するような自然な流れで促してくれました。僕は全く気づきませんでしたが、今思えばコーチの作戦が見事にハマったような気がします。
セッションの初めに率直な今の気持ちをシェアする時間を作った
2つ目は、セッションの初めに率直な今の気持ちをシェアする時間を作ったことです。
これもコーチの提案により、途中から導入されたルールだった気がします。いわゆる”チェックイン”というやつです。
参考:会議で「チェックイン」してますか?おすすめのやり方5パターンを紹介します
- 仕事で気がかりなことがあって、ちょっとそわそわしています
- 今日は早起きができたので、スッキリした気分です
- 今日のコーチングのテーマが決まっていないので、大丈夫かなと少しだけ不安な気持ちがあります
- カメラオンにして気づきましたが、部屋がちょっと汚いので気になっています
- 今日は自宅ではない場所からセッションしているので、なんとなく非日常感があってそわそわしています
このチェックインが、後に紹介する「オープンマインド」のいいフックになったんじゃないかなと思っています。
またこの問いかけも、チェックインに合わせてしてくれます。曖昧で抽象的で構わないのですが、なんとなくセッションのゴールを言語化しておくことで、「セッションを良いものにしよう」というマインドセットができますし、終わった後の効果測定もできます。
徹底的にオープンマインドを意識した
3つ目は、徹底的にオープンマインド意識したことです。
コーチングセッションは、クライアント目線では「100%自分に向き合う時間」だと思っています。コーチは100%クライアントに向き合ってくれ、クライアントが気持ちを整理できたり、アクションを決めたりするのを助けようとしてくれます。あとは、クライアント自身が自分に向き合うだけなのです。自分の心の声に耳を傾け、極限まで自分に正直になることが必要です。まぁこれが難しいんですが…。
「妨害者」という考え方があります。「妨害者」とは、書籍『スタンフォード大学の超人気講座 実力を100%発揮する方法』の中で使われています。
妨害者とは心の中に住むあなたの敵である。妨害者とは、無意識のうちに習慣化したさまざまな心のパターンであり、それぞれのパターンごとに異なる声、信念、思い込みがあって、あなたの利益を損なうよう働いている。by『スタンフォード大学の超人気講座 実力を100%発揮する方法』
(こちらの記事でも少し紹介しています。)
「妨害者」はコーチング用語とかではないのですが、コーチングにおいて妨害者の存在に気付き、いかに排除するかは非常に重要です。
- 裁判官「セッションの効果が薄いと感じるのはコーチと自分の相性が悪いからだ」
- 理屈屋「コーチの質問には、しっかり考えて、根拠をもって理路整然と答えるべきだ。」
- 優柔不断「コーチとの関係を悪化させるようなことや、悪く思われたりカッコ悪いことは言わないように、表現を考えるべきだ。時には本心ではない回答をするのも大切なことだ。」
自分の心の中にいる妨害者の声を書いていると、図星すぎて切実すぎて自分の核にある弱さを曝け出すような気持ちになり、書いててちょっと涙が出そうになりました。クリフトンストレングスで置き換えると、”理屈屋”は『分析思考』、”優柔不断”は『調和性』と重なる部分があります。これらを弱み使い(ベースメント使い)すると、妨害者になります。
これらは、これまでの僕自身の一部です。彼ら妨害者の声に従うことで、得てきたものやうまくいったこともあります。しかし、 妨害者の声はウソであり、得るもの以上に多くのものを失っていることに気付かなければならないのです。
妨害者の声に抗うことは、とても恐ろしいことです。コーチングセッションは「100%自分に向き合う時間」と言いましたが、表現を変えると「恐怖と向き合う時間」でもあると思っています。
僕が思うコーチングマインドとして、セッション中はなるべく意識的に頭をからっぽにし、直感で思ったことをそのまま口にするようにしています。考えれば考えるほど、”理屈屋”や”優柔不断”が入り込んでくるからです。
コーチの質問が「池に投げた石」だとすれば、「最初に出た波紋を掬い取る」ようなイメージです。それこそが正直な反応であり、最も嘘偽りのなく最も目を向けるべき自分の心の声だからです。
今回はここまで。後編はこちらです。
チャイフ