こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
僕は、たいがい麻雀が好きです。麻雀アプリの「じゃんたま」のランクは、四麻も三麻も雀豪です。
まぁこういうアプリのランクって、実力もさることながら”かけた時間”に比例するところはあるんですけどね。
さて、麻雀は難しいです。僕の持論では「とりあえずプレイする」だけならとても簡単だ、という意見ではあります。
一方で、どんどんレベルアップしていきたい場合、例えば「じゃんたま」で雀豪とかに上がろうと思うならば、もっと深く理解する必要があります。そこには、多くの戦略が必要になってきます。
そこで、ブログ記事でまとめられる領域で、僕が思う戦略や考え方を紹介していけたらと思います。
それでは!(本記事は、ルールをしっかり理解している中級者向けの記事です)
Contents
鳴いてアガれ!
まず、麻雀というゲームでは一局にアガれる人は一人です。どれだけ丁寧に手を作ったとしても、誰かが1,000点であがったら台無しです。
したがって、上級者になればなるほど、速度の重要性が増してきます。基本的に鳴いてアガることを考え、鳴けるチャンスがないままテンパイしてしまったらリーチ、というような思考に切り替えることが重要でしょう。
…ちなみに、プロ麻雀では考え方が大きく異なります。赤ドラがないルールだったり、人に魅せる前提のゲームだったりするので、同じ基準で考えないようにしましょう。ここで紹介する考え方の前提は、ネット麻雀や雀荘でよくある「赤ドラ入り・アリアリ」のルールです。
鳴いた手で使われる役の9割はここで紹介される4役
では、「鳴いてアガる」ためにはどのような役を目指せばよいのでしょうか。
実際にデータを取ったわけではないのですが、鳴いた手で使われる役の95%は本記事で紹介される4役に集約されると思っています。
鳴いてアガった手を100個持ってきて並べたら、おそらく50個はタンヤオ、20個は役牌、15個ホンイツ、10個チャンタ、残りはトイトイや鳴き三色、というような分布になると思います。
その中でも、全体の70%を占めるであろうタンヤオと役牌の優位性はあまりにも高いです。「タンヤオと役牌が両方無理そうなら、配牌時点でオリを検討する」のもオススメです。
以降で、より詳しく見ていきましょう。
考えるべき役
麻雀はルール上、役がないとアガれません。しかし、どの役を目指せばいいのかは判断が難しいところもあります。
そこで、配牌を見て「どの優先順位で役を考えるか」の方針を提示したいと思います。速度・柔軟性・攻撃力・守備力の観点で5段階評価をつけながら解説していきます。
- 鳴く前提で考える
- ツモ(面前清自摸和)・リーチ(立直)は除外する
- 点数の高さは求めない
- 速度:その役を成立させ、アガるまでの平均速度
- 柔軟性:良形変化、待ち変え、守備との両立などの可能性の幅
- 攻撃力:点数が高くなる確率の高さ
- 守備力:オリたいときにオリきれる確率の高さ
タンヤオ
↓(まだテンパイしてないけど)
- 速度:★★★★★
- 柔軟性:★★★★☆
- 攻撃力:★☆☆☆☆
- 守備力:★★☆☆☆
一番最初に考慮すべき役はタンヤオです。「タンヤオになりそう」であればタンヤオを目指せばいいですし、そうでなくとも大抵の配牌なら、多少強引にタンヤオを作りにいっても形になります。少し乱暴な理論ですが、么九牌(ヤオチューハイ)含みのメンツ or 役牌対子がある場合以外は、タンヤオを目指してOKです。
速度は最速です。和了形を中張牌(チュンチャンハイ)だけで構成するこの役は、鳴き仕掛けもしやすく好形テンパイにもなりやすいため、速度は5点としました。
リーチがかかった後に么九牌(ヤオチューハイ)の危険牌を引いたらどうしようもないですが、1枚や2枚崩してもテンパイを復活させられる可能性は十分にあるため、柔軟性は4点としました。
また、鳴きタンヤオの場合は他の役と複合する可能性がほぼなく、ドラ以外での加点は望めないため、攻撃力は1点としました。
また、多くのプレイヤーがこの役を目指すため、リーチをかけられた場合に危険牌ばかりが手牌に残ってしまいます。リーチに対してオリきれない可能性は高いため、守備力は2点としました。
役牌
↓
- 速度:★★★★★
- 柔軟性:★★★★★
- 攻撃力:★★★☆☆
- 守備力:★★★☆☆
次に考えるべき役は、役牌です。「役牌が対子」の配牌自体がタンヤオよりは確率が下がるため二番手ですが、こちらの方が全てにおいてタンヤオよりも優秀です。手牌全体のバランスにもよりますが、1・9の孤立牌→オタ風の孤立牌→ペンチャン→役牌の孤立牌の順番で切ればいいと思います。
役牌さえ鳴けたら役の制約条件がなくなり、1・9牌も使えるので、速度も柔軟性もタンヤオより優秀なので文句なしの5点としました。ただ、そもそも役牌自体が絞られてしまう可能性や、持ち持ち(同じ牌を2枚ずつ持ち合って、お互い刻子にならないこと)になる可能性が少しあるので注意しましょう。
ホンイツ・チャンタ・トイトイと複合したり1・9牌のドラを有効活用することができるという点で、攻撃力はタンヤオよりも少し高い3点としました。
役牌以外の手牌で么九牌(ヤオチューハイ)を使えるという点でやや守備力が高いのと、役牌の暗刻や対子自体も、いざというとき守備に回せるので、守備力は3点としました。
面前リーチ or オリ
この次にホンイツを考えることになるのですが、実戦では、タンヤオも役牌も望めない配牌では「リーチ」という役を目指すことになります。しかしそれでは速度で負ける場合がほとんどなので、タンヤオも役牌も望めない配牌ではオリを考えていいです。
しかし、もし配牌がホンイツかチャンタが狙えそうな場合は、次のように狙っていきましょう。
混一色(ホンイツ)
↓
- 速度:★★☆☆☆
- 柔軟性:★★★★☆
- 攻撃力:★★★★☆
- 守備力:★★★★☆
タンヤオも役牌も望めない、しかし一色手が狙えそうな場合はトライしてみましょう。ある一色と字牌が合わせて10枚あり、字牌の対子が1つ以上あり、残りの2色に両面ターツがない場合は、ホンイツを考慮しましょう。
まず、残り2色を使わないホンイツでは牌効率が格段に落ちるので、速度は期待できません。速度が出せるのは上家の絞りが甘い場合のみです。速度は2点としました。
役牌含みのホンイツの場合、リーチなどで守備を余儀なくされた場合でも、「役牌のみ」に切り替えることができる、という点から、柔軟性は4点としました。
ここで提示した4役の中で唯一2翻役であることと、役牌との複合も望めるため、攻撃力は4点としました。
また、字牌含みのテンパイ形になりやすく、いざというときにベタオリすることも可能なので、守備力も4点としました。
チャンタ
↓
- 速度:★★★☆☆
- 柔軟性:★★☆☆☆
- 攻撃力:★★★☆☆
- 守備力:★★☆☆☆
最後はチャンタです。チャンタが望める手は頻繁には来ないですが、1・9牌を含むターツ(12,13,23,78,79,89)が3つあるならば、チャンタを考慮しましょう。上記の画像なら、配牌の時点で13p、78p、799sの形が存在しますね。北の対子もありますし、チャンタをメインで考えるべき配牌です。
大多数のプレイヤーがタンヤオを目指すため、全ての構成要素に么九牌(ヤオチューハイ)を含むこのチャンタという役は、意外と鳴きやすいです。オタ風のポンもできるので、場合によっては最速でテンパイできることもあるので、速度は3点としました。
一方、やはり形の自由度が少ない役であり、仮にリーチをかけられてから中張牌(チュンチャンハイ)の危険牌を引くと詰むので、柔軟性は2点としました。
純チャンにできれば2翻ですし、三色同順と複合することも多いため、攻撃力は3点としました。一方、赤ドラは100%使えないというのは残念ですね…
また、実際の守備力はおそらくホンイツと変わらないのですが、柔軟性が低すぎることから、崩したくないと考えるプレイヤーが多いです。その結果、守備力は2点としました。ただ、ベタオリの選択肢は常に持っておきましょう(戒め)
タンヤオ、役牌、オリ!
いかがでしたでしょうか。
配牌を見たら「タンヤオか役牌で、鳴いてアガれるか」を考えます。いけそうならガンガンいきましょう。無理そうなら安パイを抱えつつ面前で進めて、いつでも守備に転じれるようにしておきましょう。
もちろんこれは基本的な考え方であり、例外はいくらでもあります。例えば、オーラス逆転条件が満貫ツモの場合は、タンヤオのみ1,000点ではダメですよね。ドラが3枚以上ないのであれば、面前リーチを狙っていくことになると思います。
この記事で書いた考え方を参考にして、ぜひ練習してみてください!
それでは。
チャイフ
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