こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
ある程度麻雀を打てるようになってきたら、さらにレベルアップしたくなりますよね。例えば、「平均聴牌速度」を上げたり「放銃率」を下げたり。
そんな、もう1段階レベルアップしたい人にオススメの練習法が”チートイ縛り”です。僕はこの練習をして「山にどの牌が残っているかを推測する能力」が上がったので、ぜひやってみてほしいです。
それでは!
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山を読む練習で、「平均聴牌速度」はさらに伸ばせる
ある程度牌効率も理解してきて、そこそこ手を進めるのが早くなってきたでしょうか。しかし、100半荘などで「平均聴牌速度」というデータを取ってみると、上級者はやはりもっと早い人がいます。
牌効率の理論は同じでも、実戦での「平均聴牌速度」に差が出るのは、なぜでしょうか?「平均聴牌速度」は、山を読む能力でわずかに差が出てきます。また、山を読めるということは、他家の手牌を読むことにもなります。そうすると、”絞り”もより練度が上がりますし、きっと放銃率も下がるでしょう。
「山を読む」という能力は、麻雀におけるあらゆる結果に地味に効いてきます。いわば麻雀のインナーマッスルのような能力ですね。
七対子で2sを一発ツモしたことがあります
余談で、僕がいつも自慢するエピソードなんですけど、七対子2s待ちで一発ツモをしたことがあります。
七対子のベタな待ちとしては、やはり一九字牌です。あとはスジひっかけの数牌ですかね。しかし、僕は「2sが山に2枚以上いる」と確信して2s待ちでリーチをかけました。
「一発ツモをした」というのは単なる結果論ですが、「自分の読みが正しかった」と証明できたような気分になり、非常に興奮したのを覚えています。そのくらい、山読みの効果が出ることもあるってことですね。
すみません、本題に戻ります。
“チートイ縛り”という練習法
チートイは、おなじみ2翻25符の役である七対子(チートイツ)の略称ですね。”チートイ縛り”という練習法が、なぜ「山を読む」能力を上げることになるのか、理由を説明しましょう。
七対子は門前役である
1つ目に、七対子は門前役であるということです。
鳴けない、ということですね。当たり前ですが、鳴けないということはテンパイに必要な牌を全て自分でツモる必要があるということです。
つまり、他家が持っていない牌を理解し、山に残っている牌を理解する必要がある、ということです。
七対子は牌効率が低い役である
2つ目に、七対子は牌効率が低い役である、ということです。
単純な受け入れ枚数で言えば、かなり牌効率が悪いです。
- 1188m2233p9s東東白中:受け入れ枚数9枚
それに対し、メンツ手で特に順子を作っていく場合であれば、以下の例のように受け入れ枚数は段違いに多いです。
- メンツメンツ雀頭 + 45m233s:受け入れ枚数20枚
- メンツメンツ雀頭 + 45m23s北:受け入れ枚数16枚
- メンツメンツ雀頭 + 46m23s北:受け入れ枚数12枚
- メンツメンツ雀頭 + 46m24s北:受け入れ枚数8枚
仮にカンチャンx2の形であっても、受け入れ枚数は七対子とほぼ変わりませんし、両面変化の可能性もあるので、総合的な牌効率は断然メンツ手の方が高いです。
適当に打っていても、七対子はなかなかテンパイしません。「七対子縛りで勝つ」ためには、このような枚数的な不利を補うため、「山を読む」ことの重要性がより効いてくるのです。
七対子は毎巡受け入れを検討できる役である
3つ目に、七対子は毎巡受け入れを検討できる役である、ということです。
メンツ手であれば、ある程度手が進むと「手が進む」か「ツモ切り」の2択になったりします。
22456m778p34666s
例えば、上記のような手は『完全一向聴』と呼ばれています。なぜなら、2m679p25sの6枚の受け入れ以外は不要で、手変わりの余地がないからです。
一方、七対子では一向聴だとしても、常に4枚の手変わりの選択肢があります。
- 1188m2233p9s東東白中
例えば、上記のような手は9s白中の3枚に、ツモってきた牌を加えた4枚の中から、「受け入れにしない牌」を選ぶことができます。
例えば、他家が9sを連続で切って枯れた(4枚見え。1枚も山にない状態。)場合は、こちらも9sを切るべきでしょう。なぜなら、9sが枯れた状態では、9sは七対子に絶対に使えないからです。
このように、「山にあるかどうか」を常に確認したり読んだりしながら、毎巡受け入れを検討できる七対子は、「山を読む」練習には適しているのです。
七対子は守備力が高い
これは、サムネイルに使った画像です。
白を引いてテンパイ、發かドラの2sか、という選択。河を見ると、もう10巡目にも関わらず白、發、中が全て生牌です。
このような白、發、中が全て生牌というイカれた場況では、ドラだろうと2sの方が安全だと思います。最もテンパイ気配が濃い下家が切ってますからね。実際に發は当たり牌だったようです。
白も發も切りたくない、それでもテンパイしようと思ったなら、七対子が最適です。
実はリーチの6巡後、下家が中を対子落とししてオリています。この時、發と中のどちらを対子落としするかは完全に運任せだったハズです。もし發を切っていたら、先にテンパイしていたはずの下家がリーチに対してオリようとして逆に振り込むということが起こり得たのです。(現物の34mがあるのにね)
このように、七対子でとにかくテンパイして、危険牌で待つことによってオリ打ちをしたプレイヤーを後ろから刺せることがあります。七対子楽しい。
一度やってみたら、けっこう楽しいのでオススメ
いかがでしたでしょうか。
「“チートイ縛り”で山読みの練習」は、良い練習法としてもオススメですし、普通にけっこう楽しいのでオススメですよ。
七対子という役は、テンパイは大変ですがテンパイ時の和了率は高い役だと思っているので、ぜひチートイ縛りで勝ち切れるように練習してみてください!
それでは。
チャイフ
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