こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
また代官山のIVY PLACEに行ってきました。
IVY PLACEにはちょうど今年の1月にも行ってきたのですが、今回2回目でした。
前回がかなり顧客体験として良かったので、時間を作って2回目に行ったのですが、今回もかなり驚いてしまって、思わず記事を書かずにはいられませんでした。
Contents
予約なしでも30分待ちくらいで入れました
前日にIVY PLACEに行こうと思い立ってホームページで予約をしようと思いましたが、どの時間帯も空いておらず、予約なしで向かうことにしました。
- 名前:IVY PLACE
- 住所:東京都渋谷区猿楽町16-15 DAIKANYAMA T-SITE GARDEN
- 営業時間:
- ブレックファスト:全日 8:00-11:30 (10:45 LO)
- ランチ:全日 11:30-16:00 (15:00 LO)
- ランチ〜ディナーの間はデザートとお飲み物のみのカフェメニューにて営業いたします(※パンケーキのみ 17:00 LO)
- ディナー:平日 18:00-23:00 (22:00 LO)、土日祝 17:30-23:00 (22:00 LO)
- アクセス:東急電鉄東横線代官山駅から徒歩10分
- HP:https://www.tysons.jp/ivyplace/
- 食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130303/13134309/
8組待ち、30分待ちくらいでした。前回が15組待ちだったので、「おっ、少ないな」と思いました。外で待つのは寒いので、前回同様近くの蔦屋書店で時間を過ごしました。
レベルが高い接客を受けるともはや楽しくなってくる
本日のスープと期間限定のマロンパンケーキを紹介されましたが、今回もコンボプレートを注文しました。もっと慣れてきたら別のメニューを頼むかもしれないです。
アイコンタクトだけで言いたいことを読まれました
コンボプレートに限らずですが、フードを注文するとコーヒーや紅茶などのドリンクを注文できます。今回もコーヒーを注文しました。
ここで、ほんのささいなことではあるのですが、コーヒーが来ないうちにプレートが到着してしまいました。それ自体はぜんぜん問題はないのですが、できればコーヒーと一緒にプレートを楽しみたかったため、一応コーヒーがすぐ届くかどうか状況を聞こうとして、スタッフさんを目で探しました。そして、注文を取ってくれたフロアリーダーっぽいスタッフさんにアイコンタクトした時のことです。
たいへん申し訳なさそうな表情とともに、先に言われてしまいました。
店内にお客さんが数人しかいなくて一対一対応ができる状態だったらまだしも、他にもお客さんがいる(というか満席)のに、なんで一客である僕の客席ににコーヒーよりも先にフードが届いてしまってお待たせしている、ということを把握できてて、目が合った瞬間に0秒でその返しができたの?どういう訓練したらそれが可能なの?
と思ってしまいました。
ピンポイントでコーヒーのおかわりもしてもらいました
後半コーヒーが減ってきて、「おかわりしようかな…?でも一応コーヒーがなくなってから呼ぼうかな」って思いつつ食べていました。すると、先程のスタッフさんがさりげなく近づいてきて、おかわりを注いでくれました。
普通のカフェなどでも、水を注ぎにくることはあると思いますが、違うんです。スタッフ目線で、「手が空いたから水を注ぎに回る」ということはあります。
でもこのときはそうではなく、僕のところのコーヒーカップが若干減っていることに気づいたのと、あとは僕の表情とちょっとウェイターを探すような視線を感じて、狙い撃ちでおかわりをしてくれたのです。
「おかわりしようかな…?」の時点で、ちょっと顔を上げてしまっていたんだと思います。えぐい。カフェ界のイーグルアイかよ。
全ての客席に意識を張り巡らせている
食べ終わった後に、おかわりしてもらったコーヒーを飲みながら、興味があるのでスタッフの動きを見ていました。動きというか、所作ですね。すると気付いたことが1つありました。
当然ですが、僕の席だけでなく、全ての客席に対して常にスタッフが意識を配っていることがわかりました。前回の記事でも似たようなことは言ってましたね。
IVY PLACEではコーヒーのおかわりが自由です。おかわりをするということはスタッフを呼ぶ必要があるのですが、IVY PLACEのテーブルには呼び鈴などはありません。その代わり、常に誰かしらのホールスタッフがテラス席を回り、「いつでも注文やおかわりやチェックができる状態」が維持されていました。IVY PLACEに限らず、これが徹底されている飲食店は意識が高いと思っています。
前回はテラス席だったのですが、今回は屋内でした。屋内では食器の片付けとか会計処理的な雑務が発生するのですが、その間も、2,3秒おきに1秒くらいの頻度で目線を一瞬客席に目をやり、常に誰か用がある人がいないか気を配っているのです。
その結果何が起こるか。
IVY PLACEの店内では「すいませーん!」みたいな、スタッフを呼ぶ声がほぼ発生しません。引用した通り、呼び鈴もありませんので、「ピンポーン」とか「チーン」みたいな音も鳴りません。その結果、言わば他の客席から発生する雑音がほぼ皆無になり、お客さんが食事や会話を煩わされることなく楽しむことができるのです。これが、通常の接客では辿り着けない域まで顧客満足度を引き上げているのだと思います。そしてそれを可能にしているのは、ひとえにスタッフの意識、接客、サービスです。とんでもないですね。
接客のようすを見ながらオーディオコメンタリーしたい
僕は思ってしまいました。
接客のようすを固定カメラで観察しながら副音声で実況したい、と。
とか言いながら。マジでレベルが高すぎて、変な話、自分が接客業のオーナーなら「IVY PLACEでウェイターやってました」の職歴だけでいくら出してでも採用するわと思いました。
IVY PLACEのしなやかで丁寧な接客を眺めているだけで楽しい
なんなんでしょうね。しなやかで細やかで無駄のない、しかし人間らしい温かみもある接客。見てるだけですごすぎて感心して楽しくなってきて、笑ってしまいます。
「見ているだけで楽しくなってしまう」といえば、エンタメです。カフェに来てエンタメを感じられるとは思っていませんでした。
いわゆるエンタメ、「人を楽しませる仕事」ではなかったとしても、完成度の高いプロフェッショナルの仕事というものは、その完成度をして人を楽しませる可能性を秘めているのだと感じてしまいました。
カフェに来てモーニングをしただけなのに、エンタメを感じるとともに、仕事の流儀のようなものを感じてしまうとは思いませんでした。「この体験をして2,700円なの安すぎでは?」と思い、ホクホクしながら帰路につきました。ありがとうございました。
それでは。
チャイフ