「自分に対するおもてなし」が自分のゴキゲンを取る手段になりうるんじゃないか

「自分に対するおもてなし」をするのって大事だな〜っと最近考えていた。

それが何かっていうと、自分を丁寧に扱ってあげるってことだ。

例えば、高級レストラン(概念)のサービスを思い浮かべてみる。とても整った身だしなみで出迎えてくれるだろうし、笑顔での接客、丁寧な所作でもてなしてくれるだろう。

ただ、これらは対人が前提になっているので、”自分に対して”は再現できない。

モノの配置や状態を整えておくこと

じゃあ、自分で自分に…と考えると、どんなことがができるだろうか。

また、高級レストラン(概念)で考えてみる。テーブルに案内されたら、おしゃれなメニューが置いてあるかもしれない。カトラリーもナナメを向いて置かれていることはおそらくなくて、真っ直ぐ置いてもらえることだろう。言わずもがな清潔な食器で料理が運ばれてくるだろうし、きれいに並べられるはず。きっとテーブルの上も狭い状態ではなく、余裕があるだろう。表には出ないお手洗いや、キッチンのような客からは見えない場所も清潔に保たれているだろう。

このように考えると、「モノの配置や状態を整えておくこと」が、1人でもできることのような気がする。

整理・整頓・清掃・清潔の4つ

この流れで挙げることではないかもしれないが、製造業の生産現場における環境の改善活動の考え方である5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)が、高級レストラン(概念)では行き届いているのではないだろうか。

参考:5S
  • 整理:いらないものを捨てる
  • 整頓:決められた物を決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておく
  • 清掃:常に掃除をする
  • 清潔:3S(整理・整頓・清掃)を維持し職場の衛生を保つ
  • 躾:決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける

(by Wikipedia)

そして、「自分に対するおもてなし」として、「しつけ」以外の4つは表現することができるはずだ。つまり、日々の暮らしの中で整理・整頓・清掃・清潔に、できる限り気をつけていきたいのである。

実践編:家事を「ちゃんと」やる

「自分に対するおもてなし」として、別の表現をすると「広い意味での家事をちゃんとやる」ということになりそうだ。

“広い意味で”、といったのは、掃除・洗濯・料理といったザ・家事だけでなく、「帰ってきたらクツをちゃんと揃える」とか、「交換したトイレットペーパーはその時にちゃんと捨てる」とか、「ゴミはちゃんと捨てる」とか、「洗濯物はちゃんと畳む」とか、そういう日々暮らす中でついついサボりがちな部分や忘れてしまいがちな部分にも手を抜かない、という意味である。

ベッドメイキングをする

普段できる「自分に対するおもてなし」の中でも、僕がオススメしたいのは、「朝のうちにベッドメイキングをしておく」ということだ。

「1日の最後をいい感じに締める」というのは、1日を通しての満足度に割と直結する。だから、寝る前に「何かいいこと」を仕込んでおきたい。そこで、ベッドメイキングである。

ベッドメイキングといっても、朝しわくちゃになった掛け布団をブワッと広げておくだけだ。10秒で終わる。たったそれだけで、夜寝るタイミングでちょっとだけ嬉しくなる。めちゃめちゃコスパがいいと思うので、ぜひやってほしい。

ちなみに、ベッドではなく床に布団を敷く派の人は、逆に「出しっぱなしにせずタンスに片付ける」ということが重要かもしれない。

1日1箇所だけ丁寧にしてみる

とは言ったものの、全てをいきなり丁寧に、しかも毎日続けるのは難しいと思うので、「1日1箇所だけ、ちょっと丁寧にしてみる」でいいんじゃないかと思う。

継続しなくてもいい。昨日丁寧にやってみたところを、今日も続ける必要はない。ただ、ちょっと自分の周りを丁寧にしてみて、それを見た時の自分の心境の変化を覚えておくといい。

「自分のゴキゲンを取るためには?」の1つの回答になりうると思う。

チャイフ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です