ビジネスで用いられる「茹でガエル」の意味とは?

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

突然始まりました、「ライフエンジン」(2023年にサービス終了済み)というオンラインコミュニティに入って知ったこと、考えが変わったこと、パラダイムシフトが起きたことシリーズです。

この書き方だと、「そういうことを教えたり説いたりしてるコミュニティ」だと勘違いされそうですね…(˘ω˘)そうではなく、ただ話している時にそういう会話がたまたま出てきて、個人的に学びになったっていうだけです。

さて、第3回目は、環境がゆっくりと変化していくとそれに気付けず、いつの間にか環境が激変してしまっているという、「茹でガエル」現象についてです!

「茹でガエル」現象とは何か?

「茹でガエル」現象とは、環境が少しずつ悪化していることに気づかず、ふと気がついた時には危機的な状況に陥ってしまっている現象です。

カエルを熱湯に入れるとすぐに逃げ出すが、冷水の入った鍋に入れて少しずつ加熱すると、そのまま茹で上がってしまう…という寓話に喩えているだけで、実際のカエルはどっちにしろ逃げるらしいです。(改めてwikipediaで調べてみました。)

良くも悪くも、人間は環境適応能力、すなわち「慣れる力」が優れているので、ちょっとずつの変化だったらそのまま適応できてしまい、なぁなぁでも惰性でも続けられてしまうということですね。

関連項目:正常性バイアス

wikipediaで調べると、関連項目に「正常性バイアス」という単語がありました。遷移しなくても内容は予想がつきましたが、こんなところです。なかなか刺さる内容ですね。。。

正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。

自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。「正常化の偏見」、「恒常性バイアス」とも言う。

茹でガエルにならないためには?

さて、ではそんな悲しい結末を迎える「茹でガエル」にならない方法を、3つ挙げます。

コンフォートゾーンを抜け出す

第一に、コンフォートゾーンを抜け出すことです。

正直、茹でガエルとコンフォートゾーンの文脈はかなり似ています。茹でガエルの例でいう、「冷水」がまさにコンフォートゾーンです。コンフォートゾーンから抜け出す方法については、以下の記事に書いています。

安心空間であるコンフォートゾーンを抜け出し、知らない世界を開拓するには?

自分が置かれている環境が「コンフォートゾーンかどうか」は、その環境に対して不安を覚えるかどうかで、感覚的になんとなくわかります。もちろん、いたづらに不安定な場所に飛び込むことはオススメしませんが、自分がコンフォートゾーンにいるかどうかを一度考えてみるのは第一歩としてはとても有効です。

世界の変化に目を向ける

第二に、世界の変化に目を向けることです。

具体的には、トレンドの変化、ニーズの変化、技術の進歩に対して、情報収集をしたりアンテナを張ることが重要です。

例えば、ガラケー。2000年の4月1日に売れていたガラケーは、2000年の4月2日にも売れるでしょう。次の日もその次の日も売れますし、2001年にもある程度売れていたと思います。でも、2020年ではもう売れない、ですよね。それは、20年という月日が経った今、注目を集める話題(トレンド)、市場が求めていること(ニーズ)、技術的にできること(技術)が大きく変わっているからです。このように、20年前(20年という数字に意味はありません)には革新的で成功したことも、そういった変化を考慮せずずっと続けていては、失敗する確率はどんどん上がっていくでしょう。

今のは極端な例ですが、要は、できるだけ広い視野を持ったほうがいいということです。先述の「自分がコンフォートゾーンにいるかどうか」も、周囲の状況に対して、自分の状況がどうか?という相対的・俯瞰的な視点が必要です。世界がどう動いているかを知らずに自分の領域だけで安心していると、茹でガエルになる前に、「井の中の蛙」になってしまいますからね。(うまい)(最高)

複数のコミュニティに所属する

第三に、複数のコミュニティに所属することです。

これも上記の「世界の変化に目を向ける」と考え方は同じです。つまりは価値観が固まり、視野が狭くなるのを避けることが目的です。そのための手段が情報収集で、本やネットから情報を収集するのも1つの選択肢ですが、最も良い方法は、いろんな人の話を聞くことです。

とはいえ、普段関わる会社や家族や友人とは、話す内容もどうしても単調になるでしょう。そこで、複数のコミュニティに所属し、多様なバックグラウンドを持つ人と関わることによって、価値観を広げることができます。

そして具体的にオススメしたいのが、オンラインコミュニティです。今の時代、アナログの繋がりだけではなく、会ったこともないような人とインターネットを通して繋がることができます。

1年後、世界は今と同じ状況でしょうか?

いかがでしたでしょうか。

ここであなたに、一つの問いを投げかけてみます。

  • 1年後、世界は今と同じ状況でしょうか?

マクロ的に見れば同じ、かもしれません。でも確実に何かが変わっているはずです。それに対してあなたはどう過ごしているでしょうか?

少しずつ、だが確実に変わっていくこの世界の中で、今日どうするか?それはあなた次第です。

それでは。

チャイフ

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