こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
『鬼滅の刃』、社会現象ですね〜。日本中が大熱狂してますね。
それはともかく、その『鬼滅の刃』の登場人物の1人、富岡義勇が1話でこう叫んでます。
僕はTVシリーズと映画しか見ていないので、作品中の義勇目線でのこの言葉の真意は語れないのですが、現代風にアレンジしてみました。持論なのであしからず。
それでは!
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「なんでもいいよ」っていいがち
こんな場面を想像してみましょう。
- 土曜日、今から友達同士4人でランチを食べる
そんなとき、こう言ってしまう人いませんか?
僕も言ってしまうことは多いです。しかしこの発言、まさに「生殺与奪の権を他人に握らせている」と思いませんか?
…
他の人に「決める」を委ね続けることによる、多大な弊害
他の人に「決める」を委ね続けることは、周りからの自分の評価にも、自分自身の能力にも悪影響を与えます。
- 無責任な人だと思われる
- 都合のいい人だと思われる
- 自分の意見を持たない人だと思われる
- 思考力が落ちる
- 自分で何かを決められなくなる
- 自分の価値観がわからなくなる
「なんでもいいよ」は主体性ゼロの発言
責任は英語でレスポンシビリティ(responsibility)という。レスポンス(response)とアビリティ(ability)という二つの言葉でできていることがわかるだろう。主体性のある人は、このレスポンシビリティを認識している。自分の行動に責任を持ち、状況や条件づけのせいにしない。
スティーブン・R・コヴィー氏著『7つの習慣』の、第1の習慣「主体的である」の引用になります。
「なんでもいいよ」という言葉は、一見協調性のあるポジティブな発言のようにも解釈できます。しかし実際のところ、「なんでもいいよ」という発言は、自分で考えることを放棄して他人に責任を持たせるような、非主体的な発言に他ならないのです。
「なんでもいいよ」では環境を変えることはできない
(前略)実際に状況をコントロールできるかどうかよりも、コントロールできると言う認識の方が、はるかに大きな意味を持っていた(後略)
自分の力で何とかするという気持ちを持つことで、より健康で幸せな日々を送ることはできる。
シーナ・アイエンガー氏著『選択の科学』の引用になります。
「自分で環境を変えられるという自覚の度合い」が強い方が、人生の幸福度があがると解釈することができます。
先ほど、「他の人に委ね続けることによる、多大な弊害」を列挙しましたが、「なんでもいいよ」と言って他の人に選択を委ねることに慣れてしまうと、自分で環境を変えられるという自覚が少なくなり、シンプルに不幸せになってしまいます。
「なんでもいいよ」は自分の課題の放棄
「課題の分離」の観点で見ると、「意見を言うこと、意見を言うかどうかを決めること」が自分の課題ですね。
「なんでもいいよ」は、自分の課題を放棄してしまっていることに他なりません。
最終的にどの選択肢をとり、どの方向に進むのかを「決断する」のは相手の課題かもしれないし、集団みんなの課題かもしれないですが、自分は自分の課題をしっかりこなした上で、選択していきたいですね。
「課題の分離」を実践するための3つのポイント
どうすればいい?
じゃあ、どうすればいいのでしょうか。簡単です。
とりあえず、自分の意見は言う
自分の意見を言うことです。実にシンプルです。
しかし、「なんでもいいよ」と言ってしまう裏には、
という心配もあることでしょう。実際、あなただけではなく、自分で何かを決めずに他人に選択を委ねたい人は少なくありません。(!)
なので、周囲に押しつけにならないように工夫しつつ、自分の意見を述べるというのが解答になります。
- 個人的には
- あくまで私の一意見としては
- in my opinion,
もちろん友達同士や家族の間でこんな回りくどいマジックワードを言うのも、別問題として嫌がられる可能性もあるので、押しつけにならない程度に、主語を強調しましょう。
- 俺は
- 私は
- 某は
僕がたまに使う、自然に使えて押し付けにならないマジックワードを置いておきます。
- ◯◯に1票を入れます
日本語は、意外と主語を省略してしまいがちなので、本人は自分の意見を言っているつもりが、一般論で否定しているように聞こえてしまいがちです。
「あくまでも自分の意見を述べているだけなんだよ」ってことが相手に伝えるように心がけましょう。
生殺与奪の権を他人に握らせるな!!
いかがでしたでしょうか。
「次どうする?」という意見を出し合い、何かを決める場面はとてもありふれたことだと思います。
「なんでもいいよ」と言って他人任せにするのは、とてもラクです。
でもそんなとき、ぜひぜひ若き水柱のバチギレ顔を思い浮かべてもらって、ジャストアイデアでもいいから、自分の意見を言うように心がけましょう。
それでは。
チャイフ