「イメージ記憶」と「場所法」を使って百人一首を3ヶ月で50首暗記したった

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

2020年に入ってから百人一首をやっと50首暗記しました!👏

上の画像の人は、百人一首の第50首目担当(?)の藤原義孝です。

君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな

表現技法や掛詞がなく直球で「君」への想いを綴った、逆に珍しい歌ですね。

藤原義孝の「思ひ」はさておき、今日は50首を暗記するのに使った暗記法の話をしたいと思います。

それでは!

場所法について

どういうメカニズムで記憶されているかっていう脳科学的な話はここでは言及しないので適当にググってください。シナプス…?(匙投げ)

キーワードは「連想」じゃないですかね。(匙投げ)

とりあえず、脳は「場所を覚える」ことに特化した細胞があるらしく、「場所を覚える」ことは得意なようです。

https://blog.counselor.or.jp/work_technique/f211

トイレやお風呂に英単語貼ったり

実はこの「場所」を利用した暗記法、僕たちが自然と使っていたりします。

受験勉強のとき、家のいたるところに英単語貼った人いないですか?笑

「トイレにあった単語は〇〇」

「お風呂の天井に貼っていた単語はxx」

みたいな感じで、場所と結びつけて、情景とセットで記憶を想起することは、脳の構造的にかなり容易なのです。

道を覚える時のベンチマーク

また、道順の記憶をするときにも自然と使っています。

ある場所への道順を覚える際、「このコンビニを右折」「この緑の看板の薬局を左折」という感じで覚えることは多いと思います。

複雑な経路を記憶するときも、イメージ記憶と場所法を使っているのです。

イメージ記憶と場所法

ということで百人一首の話。

イメージ記憶:初句をイメージで覚える

(画質悪すぎか)百人一首は一つの作品なので、初句から結句まで一続きの日本語になっています。(句切れはありますが)

なので、ある句を思い出すにあたり、初句を思い出すことが非常に重要になります。

ということで、初句をイメージできるようなラクガキを書いて順番に並べて覚えています。

順番に書くことで、「このラクガキの横にこのラクガキがあったな…」と、連結させて思い出すことができます。

全体としては単語じゃないからむずい

逆に、二句〜結句にかけてはストーリーなので、自分で書いたラクガキを元にして、脳内で動画を再生させるイメージで覚えています。

なので、暗記するにあたって五七五七七の31音を丸暗記するのではなく、現代語訳を読んで内容を理解する効果は大きいと思います。

百人一首はストーリーがあるからまだ覚えやすい

百人一首って短歌であり、歌であり、古語だけど日本語。意味はあるしストーリーもある。たまにある文法的に難しい句は苦労するけど、わかりやすいやつはわかりやすいです。

ここで、本記事のアイキャッチ画像として登場してもらった藤原義孝の句をもう一度見てみましょう。

君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな(藤原義孝)

現代語訳:君のためには惜しくなかった命でさえ、結ばれた今となっては、長くありたいと思うようになったよ。

もうなんか、そのままです。「もがな」が願望を表すことだけ知っていれば問題ない気がしますね。

「君がため」さえ思い出せれば、あとは芋づる式に句を思い出せるというわけです。

イメージ法+場所法、使っていこう

まぁもちろん口に出して、耳で聞いて、という五感を使うという暗記テクニックも併用していますが。なんにせよイメージ法+場所法は強力です。

ちなみに大阪環状線や山手線、東海道新幹線を暗記したときにもイメージ法+場所法のテクニックは使いました。

寺の近くで桃を鶴が玉乗りに乗りながら食べている

→天王寺、寺田町、桃谷、鶴橋、玉造

内容が素っ頓狂であることも重要です。

名古屋城の下に橋が架かって、砂浜がある。川の向こうに静かな岡と富士山が見える。

→名古屋、三河安城、豊橋、浜松、掛川、静岡、新富士

ハマればマジで強力なので、覚えたいものがあるときはぜひ使ってみてください。ラクガキ大事。

チャイフ

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