こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
ウェルススペクトルは、とても概念的で、わかりづらいです。
しかし、ウェルスダイナミクスが提唱する4つの理論の中で、最も基本的であり、日々の生活に即しているものです。ウェルススペクトルは人生におけるインフラとも言えると思っていて、それを身につけるパワーをぜひ感じてほしいと思っています。
ということで、ウェルススペクトルの各スペクトルについて解説していきます。今回は、『イエロー』についてです。
『イエロー』以外のスペクトルについては、以下にリンク一覧を載せておきます。
ウェルススペクトル全体の概要についてはこちらの記事をチェックしてみてください。
それでは!
Contents
『イエロー』の状況
まず、『イエロー』の状況を説明します。
『イエロー』 では、『オレンジ』と同じく個人のキャッシュフローはプラスになっています。ただ、所属先に依存している『オレンジ』とは違って、『イエロー』では市場を理解しているからこそのプラスを実現できています。
『イエロー』は独立し、自由を獲得しています。あるときに「組織に所属しているかどうか」は関係ありません。自分の独自性を確立し、市場を把握している『イエロー』は、1つの場所を失っても他の場所を見つけることができます。
一方、『イエロー』の弱点の1つに、「成長と影響力が限定的である」ということがあります。1人で全て決められるから自由である一方、1人でできることは限られています。数千人、数万人の人に影響を与えたり、”業界”や地域社会に影響を与えたりするのは、『イエロー』レベルでは難しいです。
そのような大きなことを成すためには、『グリーン』を目指していくのが良いでしょう。というより、必要なことを考えていけば、自然と『グリーン』の課題をクリアしていくことになる気がします。ウェルススペクトルではそれを言語化してくれているので、1つずつ見ていきましょう。
『イエロー』から『グリーン』に上がるための課題
では、『イエロー』 から『グリーン』に上がるための課題を説明します。
組織をつくる
1つ目の課題は、組織をつくることです。
わかりやすい例で言えば、起業すればいいです。自分の志に共感する仲間を集めて起業して、会社の看板を掲げることです。
もちろん、ただ掲げるだけではまだ足りません。『イエロー』では個人でやっていた「独自性を確立する」を、『グリーン』では法人レベルで達成することを目指します。これは、企業がビジネスの世界で生きていくために必要不可欠なことでもあります。
また、もう1つ重要なことは、途中でチームを投げ出さないことです。『イエロー』レベルの感覚がまだ残っていたら、つい自分がやりたいことをやりたくなると思います。しかし『グリーン』レベルでは、常に個人ではなく組織の目線で考え、チームを見張っておく必要があります。
このように、チームメンバーが1つの組織として動く状態を作ることができたら、1つ目の課題はクリアとなります。
リズムをつくる
2つ目の課題は、リズムをつくることです。
そもそも”リズム”とは、「周期的な繰り返しによって表される秩序」という意味があるそうです。日常的に使う用語としては、「生活リズム」ですね。毎日何時に起きて、何時に食事をし、何時に寝る、といった習慣のことを指します。
これは、1つ目の課題の延長線上にあります。複数の人間で構成される組織というものは、放っておくとどんどん好き勝手に動きます。だからこそ、組織を管理・測定し、見直し、改善する。いわゆるPDCAサイクルを回していく必要があります。これを、ウェルススペクトルでは”リズム”と表現しています。
具体的なアクションは、社内ルールを策定することかもしれません。メンバーとMTGをしてヒアリングとフィードバックをすることかもしれません。経理/法務/人事/総務などの管理系の職務をメンバーに担当してもらうことかもしれません。あるいは、月次や四半期や半期でプロジェクトの振り返りを行うことかもしれません。
『イエロー』時代のように「自由にやる」のではなく、このように組織に秩序をもたらしていくことで、2つ目の課題はクリアしていくことができます。
ステップを同期する
3つ目の課題は、ステップを同期することです。
「ステップ」というのは、歩調、足取り、足の運び、といった意味合いです。これを同期するとは、つまり「足並みを揃える」ということです。
では、誰の足並みを揃える必要があるのでしょうか?
1つは、各チームメンバーが、他のチームメンバーや組織全体と足並みを揃えること。そのための具体的なアクションは、メンバーとのコミュニケーションです。日々のコミュニケーションによって、互いが向いている方向がズレていないことを確認し合うことで、チームとしてのパワーは大きくなります。また、企業が掲げる「ビジョン」や「ミッション」や「バリュー」なんかも、このためにあるんじゃないかと思っています。
そしてもう1つは、組織自体が、ステークホルダーと足並みを揃えること。いよいよ経営に関する研修みたいになってきましたね。
ステークホルダーとは、企業の利害関係者を指します。顧客、株主、投資家、地域社会、取引先、従業員などなど。これらが互いに関連しあって、企業は、ひいては世の中は回っています。そんな中、ある企業だけ世の中の流れに逆らうような、いわば「足並みが揃っていない」経営をしていたら、そこにお金は流れてきません。
組織内で足並みを揃え、組織外とも足並みを揃える(=ステップを同期する)。これができれば、『グリーン』になることができます。控えめに言って、めちゃくちゃ難しいと思います。
『グリーン』の状況
『イエロー』では全てを1人で決めて1人で行動していましたが、『グリーン』では仲間がいてチームがいて組織があります。
ウェルススペクトルでは、『イエロー』がプレーヤー、『グリーン』がパフォーマーと喩えられています。『イエロー』がソロアーティスト、『グリーン』がバンド編成でいうところのドラマーと言い換えてもいいかもしれません。
プレッシャーや責任、定期的に組織のメンテナンスをしないといけない苦労はありますが、組織として大きな収益フローを生み出していたり、大きな達成感があったり、『グリーン』レベルの特典もスケールが大きいです。
ちなみに『グリーン』のさらに上の『青』は指揮者に喩えられています。視座が高く、細かな業務ではなく全体の財務状況に注意を払っている領域になります。
各スペクトルの具体的な解説記事はここまでとします!
いかがでしたでしょうか。
『赤外線』、『赤』、『オレンジ』、『イエロー』の解説記事を連続して書いてきましたが、これ以上はいったん保留とさせてください。
理由は3つあります。1つ目は、僕自身が『グリーン』以上がよくわからず、言語化が厳しいこと。2つ目は、『グリーン』以上の情報が実際に役に立つ(記事が有益になる)人間の数が少ないこと。3つ目は、『グリーン』以上の人はおそらくウェルススペクトルなんぞ使わなくてもステップアップしていけるんじゃないかと勝手に思っていること。
ウェルススペクトルは、人生におけるインフラだと思っています。「ここぞで活かす」とかじゃなくて、日常に当たり前に溶け込んでいる概念です。いざ言語化されるとそれらが大事であることは当たり前なのですが、普段あまり意識しておらずその重要性に気付かない、そんな類のものです。
ここまでの記事を読んでくれた人なら、自分のスペクトルはなんとなく予想できるとは思いますが、公式のスペクトルテストを受けることもできます。もしテストを受けたい方はこちらからぜひご連絡ください!割引しておきますよ! ╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !"
それでは。
チャイフ