ウェルススペクトル『赤』とは何か?わかりやすく解説

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

ウェルススペクトルは、とても概念的で、わかりづらいです。

しかし、ウェルスダイナミクスが提唱する4つの理論の中で、最も基本的であり、日々の生活に即しているものです。ウェルススペクトルは人生におけるインフラとも言えると思っていて、それを身につけるパワーをぜひ感じてほしいと思っています。

ということで、ウェルススペクトルの各スペクトルについて解説していきます。今回は、『赤』についてです。

『赤』以外のスペクトルについては、以下にリンク一覧を載せておきます。

各スペクトルの詳細について

ウェルススペクトル全体の概要についてはこちらの記事をチェックしてみてください。

【WS】ウェルススペクトルとは何か?【概要解説】

2022.05.24

それでは!

『赤』の状況

まず、『赤』の状況を説明します。

『赤』では、個人のキャッシュフローが(およそ)プラマイゼロの状態になっています。

『赤』では、『赤外線』のように消耗することはありませんが、状況が好転していくこともありません。いわば、溺れることはないが、かろうじて息ができている状態です。前進していける状態ではないのです。

出口の見えないトンネルを歩かされているような不安とともに、同じレベルの人たちとのつながり、もとい馴れ合いをして安心感を感じている状態でもあります。

もし「そこから一歩抜け出したい」と望むなら、『オレンジ』に上がるための課題をお伝えしましょう。

『赤』から『オレンジ』に上がるための課題

では、『赤』から『オレンジ』に上がるための課題を説明します。

情熱を見つける

1つ目の課題は、情熱を見つけることです。

情熱とは、WHYのことです。つまり、何かをするためのモチベーションを見つけることを意味します。

あなた自身の仕事はなんですか?その仕事は、なぜやっているのでしょうか?もしも人生をやり直せるなら、どんな仕事をやりたいでしょうか?もしもお金や人間関係のリスクがないなら、どんな仕事をやりたいでしょうか?仕事でなくともプライベートで使う時間は何を基準にして決めているのでしょうか?何時間でも語れてしまうジャンルはないでしょうか?それのどんなところに魅力を感じているのでしょうか?

「仕事」は、たまたまある時点を切り取った時にその会社に所属しているだけの通過点であり、自分の情熱と100%マッチしている人はいないと思っています。一方、その中で楽しくできている業務や、意義ややりがいを感じられる業務はないでしょうか?

そのようなモチベーション高く取り組める”何か”が見つかったなら、「情熱を見つける」はクリアしたと言っていいでしょう。

スタンダードを決める

2つ目の課題は、スタンダードを決めることです。

概要記事でも述べていた通り、ウェルススペクトルのスペクトルを上げることは、スタンダードを上げることを意味します。基本的な前提であるはずの内容が、『赤』→『オレンジ』では課題として明記されています。

その理由は、『赤』が最も「今のままでいいや」と諦めてしまうスペクトルだからです。『赤外線』→『赤』の課題は全て「やるべきことをやる」という基本的なフェーズでした。守破離でいうところの「守」です。ある意味受動的な姿勢でも問題はありませんでした。

しかし、『赤』から『オレンジ』に上がるためには、守破離でいうところの「破」、能動的に自分の意思で一歩を踏み出す必要があります。

『オレンジ』に上がるべく、決意を固める人
自分が目指すのは『オレンジ』レベル以上だ。

こんなところで止まっていられない、もっと上を目指すぞ!

このように、目標を定める必要があるのです。その目標は、あなた自身で設定する必要があります。

例えば、こんな感じです。

スタンダードを決めるの例
  • 仕事がどんなに忙しくても”6時間”は絶対に寝る
  • 浪費をしても月の食費は”3万円”に絶対に抑える
  • ゲームで時間を溶かしても”1時間”以上は絶対にしない

『赤外線』の2つ目の課題「行動を正す」をさらに定量化し、緊張感を持たせるようなイメージかもしれません。必ずしも数値でなくても、周りに振り回される形ではなく「自分はこうありたい」というあり方・理想像を設定できるとベストです。

もしも「どんな人と関わるか(=関わりたいか)」のスタンダードが上がっていくと、次の課題「フローに沿う」にもつながっていきます。

フローに沿う

3つ目の課題は、フローに沿うです。これだけ読むと意味わからないですね。

ウェルスプロファイルでは、自分のプロファイルに沿った動きをして苦労せず価値を生み出せている状態「フローに乗る」と表現されます。

【WD】ウェルスダイナミクスとは何か?【概要解説】

2021.12.16

『赤』から『オレンジ』への「フローに沿う」の課題では、そんな「フローに乗っている」人の流れに寄り添うことを意識していきます。

あなたの周りで「うまくいっている人」はいませんか?価値を出し、人望を集め、挑戦をし、どんどんレベルアップしていくような「回っている人」はいませんか?あるいは、個人ではなく組織でもいいかもしれません。

そんな「うまくいっている」個人や組織の価値観に、自分の価値観を合わせようとしてください。そこで起こっていることをよく観察し、学んで、盗んで、あなた自身も実践してみるのです。

『赤』から『オレンジ』へのアプローチ方法としてやりがちな失敗として、「自分ひとりで頑張ってしまう」ことです。これは『赤外線』になるための第一歩でしたね。

しばらく「フローに沿う」を実践してみて、学びを得られていたり価値提供をできていると感じられたなら、この課題はクリアです。

いよいよ企業プリズム『イエロー』を目指す

いかがでしたでしょうか。

『赤』→『オレンジ』は実はかなり難しいと個人的には思っています。なぜなら、『オレンジ』に上がらなくても誰にも迷惑をかけないからです。

『赤外線』では人のお荷物になってしまいますが、『赤』は人に迷惑はかけません。罪悪感や劣等感は少なく、ある意味では安泰なのです。しかし、「このままでいいのだろうか」という漠然とした不安を感じる。漠然としているから、何から始めればいいかわからない。そんな状態です。

だからこそ、「情熱を見つける」が1つ目のステップなんですね。

さて、『オレンジ』に上がれたなら、次はいよいよ基礎プリズムから企業プリズムへ、『イエロー』を目指していきましょう。それについてはまた次の記事でご紹介いたします。

各スペクトルの詳細について

それでは。

チャイフ

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