こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
ウェルスダイナミクス、わかりにくいですよね。
その中でも比較的わかりやすいウェルスプロファイル(総称とプロファイルが同じに呼ばれることが多く、ややこしい)については、こちらの記事でざっくり説明しております。
今回は、さらに理解しづらく、しかしプロファイルよりも重要なウェルススペクトルについてざっくり説明していきます。
各スペクトルの詳細については、以下をご参照ください。
それでは!
Contents
ウェルスダイナミクスとは何か?
ウェルスダイナミクスとは「富(Wealth)の力学(Dynamics)」を意味しています。
ウェルス(=Wealth)では、「富」が明確に定義されています。
富とは、お金を全て失ったときに残っているもの
ウェルスダイナミクスでは富を築くための4つの理論を提唱(?)しております。人生を通して「富を築く」過程を登山に例えると、4つの理論を理解しやすいです。
- ウェルスダイナミクス(プロファイル):自分はどの方角から登るべきなのか
- ウェルススペクトル:自分がどの標高にいるのか
- ウェルスフィットネス:登るための基礎体力
- ウェルスネットワーク:一緒に登る仲間はどんな人か
その4つの理論のうち、「自分がどこにいるか?」を教えてくれる理論がウェルススペクトルです。
ウェルススペクトルとは何か?
ウェルスダイナミクスの中で、プロファイルだけを活用している人は多い印象があります。確かに、自己理解ツールとして優秀で、キャッチーで使いやすいです。しかし、実はプロファイルよりも重要なのがウェルススペクトルです。プロファイルが真価を発揮するのは、ウェルススペクトルが『オレンジ』以上のフェーズです。スペクトルが『赤外線』や『赤』の人は、まずスペクトルを理解し、『オレンジ』までステップアップする必要があります。
では、そのウェルススペクトルについて説明していきます。
人にはそれぞれレベルがあります。
例えば、サラリーマンとして仕事をして一定の給料が入ってきていても、自らの収支を把握しておらず生活が乱れ浪費にお金を使い、キャッシュフローがマイナスな人は『赤外線』というレベルに分類されます。
例えば、起業をして複数人の部下を持ち、自分は企業のビジョンを描き、現場でのプレーヤーではなく上位レイヤーで指揮を執っているような人は『グリーン』というレベルに分類されます。
このように、個人の動き方・あり方・どのレベルで仕事をしているかという状態・現在地を、ウェルススペクトルでは赤外線・赤(レッド)・オレンジ・黄色(イエロー)・緑(グリーン)・青・藍・紫・紫外線の9つのレベルに分けています。
先程の2つの例が「明らかにレベルが違うな」「次元が違うな」というのはわかると思いますが、「どう違うか」は説明しづらいと思います。
言ってしまえば、その概念的で曖昧なレベルの違いに基準を設けて、9つの名前をつけてあえて呼称したものがウェルススペクトルです。
基礎プリズム・企業プリズム・錬金プリズム
9つのスペクトルは、3つずつのプリズムで分類されています。
- 基礎プリズム:赤外線・赤・オレンジ
- 企業プリズム:イエロー・グリーン・青
- 錬金プリズム:藍・紫・紫外線
基礎プリズムでは、「自分の人生における富のフロー」を考えます。市場の環境はいったん忘れて、自分の人生における価値とお金のフローを豊かにするレベルです。基礎プリズムでは「マーケティング」とか「資産運用」とかは考えず、まず自分のこと・身の回りのことを最優先しましょう。
企業プリズムでは、「市場における富のフロー」を考えます。投資と事業を管理し、チームや市場を通じて価値とお金のフローをもたらすレベルです。”手の届く範囲”が広がり、視野が広がり、大きなお金の流れを意識できるようになります。
錬金プリズムでは、「社会全体における富のフロー」を考えます。お金自体と市場のルールを作る側の人間になります。歴史の教科書に載るような人間ですので、人生でお会いすることもほぼないかもしれないです。
自分のスペクトルを認め、目的地を目指していく
ウェルススペクトルは、価値とお金がどのように流れているかという観点で語られています。お金に関する内容がほとんどなので、非常に辛辣で目を背けたくなるような現実を突きつけられます。
しかし、現在地がわからない状態で、目指すべき目的地に向かうことはできません。自分がどのレベルにいるのかをしっかり目を向けて、認めることが第一歩です。
そして、ありがたいことに、ウェルススペクトルでは、上のレベルに上がるための課題が明確に設定されています。
自分が目指したいレベルを定め、そこに向かって1つずつレベルを上げればいいのです。
ウェルススペクトルの4つの特徴
ウェルススペクトルには、4つの特徴があります。
スタンダードを上げる
1つ目は、スタンダードを上げることです。
スタンダードとは、「落ちてもここまでというレベル」を指しています。
例えば、「財布に最低でもいくら入っていないと不安」でしょうか?最近はキャッシュレスが進んでいるのでややノイズが多いですが、僕は3万円は入っていないとなんとなく不安です。これが、僕のキャッシュに対するスタンダード(基準)です。ある意味では、「当たり前のレベル」かもしれません、
ウェルススペクトルのレベルを上げることは、積み木のようなものです。先述の通り、ウェルススペクトルでは各レベルごとに課題が設定されていますが、ベースとなる課題を常にクリアし続けながら、次の課題をこなす必要があります。「一度クリアしたらOK」ではないのです。
レベルは容易に上下する
2つ目は、レベルは容易に上下することです。
言い方を変えれば、「簡単に落ちる」ということです。
例えば、『赤外線』から『赤』にレベルアップしても、また『赤外線』に戻る可能性があります。さらに言えば、『イエロー』や『グリーン』のスペクトルに上がったとしても、生活が激しく乱れた場合などには『赤』や『赤外線』に落ちることもあります。
つまり、「自分のスペクトルはどのレベルか?」ということを常に意識しながら、自分が取り組むべき課題に取り組んでいく意識が重要になります。
「どのスペクトルを目指すか」は自分で決める
3つ目は、「どのスペクトルを目指すか」は自分で決めるということです。
ウェルススペクトルに正解はなく、高ければいいというものではありません。ましてや、全員が一番上の『紫外線』を目指す必要なんてありません。
一方、全員が目指すべきスペクトルがあります。それは、『オレンジ』です。なぜなら、『オレンジ』が認められる条件の1つが「キャッシュフローがプラスに転じる」ことであり、全ての人がこれを目指すべきであることは自明だからです。
あるレベルでの成功戦略が、別のレベルでは失敗戦略になりうる
4つ目は、あるレベルでの成功戦略が、別のレベルでは失敗戦略になりうることです。
最もわかりやすい例が、『イエロー』→『グリーン』への転換です。
『イエロー』では、自由と柔軟性があり、自分の好きなように動いて価値をお金に変えていくことが成功戦略になります。
『グリーン』では、広範囲に影響を与えることができる代わりに、好きなように動いてはメンバーをマネジメントする人が不在になってしまうため、それは失敗戦略となります。
このように、自分のレベル・ポジションに相応しいムーブを戦略的に取っていくことが必要であり、そのスペクトルで成功するカギになります。
各スペクトルの詳細は別記事にて
いかがでしたでしょうか。
スペクトルはプロファイルよりもさらに概念的で理解しづらいので、概要の説明だけで終わってしまいました。
それぞれのスペクトルの詳細は別記事にて紹介したいと思います。
それでは。
チャイフ
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