余白を作って実験をする
余白を作って実験をする。
最近この動き方がとても心地よく、しっくりくる動き方だと感じてきた。
ここでいう余白とは、「やるべきことが片付いて、ふぅっと自由に使える時間」のこと。
ここでいう実験とは、「それが成功するかどうかわからないけどとりあえずやってみる」こと。
ここでいう成功とは、「楽しいと思って、もっと続けたいと思う」こと。
最初の文章に代入して言い直してみる。
「やるべきことが片付いて、ふぅっと自由に使える時間」を作って「それが『楽しいと思ってもっと続けたいと思う』かどうかわからないけどとりあえずやってみる」
この動き方がとても心地よく、しっくりくる動き方だと感じてきた。
そして、この動き方自体も、また1つの実験なのかもしれない。
“情熱”を探している
僕は、少し前から”情熱”を探している。
僕が所属していたオンラインコミュニティ「ライフエンジン」(2023年にサービス終了済み)の活動で話している中で、「自分にとっての”情熱”が何なのか、いまいちわからない」ということに改めて気づいた。というか、ずっと前から知ってたけど、見て見ぬふりをしてきた感じだ。
そもそも、“情熱”なんていうザ・抽象的なものを、果たして見つけなければならないのだろうか。
しかし、「努力している人は、好きでやっている人に勝てない」というのは100%同意できる。「好きでやっていること」「頑張らなくてもできること」で成果を出せて喜んでもらえるのであれば、そのような動きをするのがまぁ正解だろうと思う。
僕が大事にしている価値観
少し余談だけど、“情熱”を探すヒントになるかと思って、最近、価値観の見直しを行なった。
価値観と言えば、このブログでも過去に僕が大事にしている価値観というタイトルの記事は書いていた。その内容を久々に読み返したところ、それはそれで納得感があった。
ただ、長い。もうちょっと一言で言えて、覚えていられる内容にしたいと思っていた。
そこで、八木仁平さんの書籍「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」のワークを進めていく中で、端的な価値観が見つかった。それが、以下の5つだ。
- 自由
- 安心
- 成長
- 規律
- 健康
改めて書いてみてとても納得感があった。
ここで表現されるのは、僕が理想とするあり方・状態だ。
自由を感じられる。安心感がある。成長を感じられる。規律的である。健康的である。そんな状態でありたいと思うし、願わくばこんな状態の素晴らしさを他の人にも知ってほしいと思っている。
なお、書籍「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」の中では、上記は「大事なこと」と定義されており、先ほどから”情熱”と呼んでいるものは「好きなこと」と定義されている。
僕がなかなか見つけられていないのは、この「好きなこと」の方である。
「わたし、自分の”情熱”を見つけた!」…ことにする
周りを見ていると、みんな”情熱”を持って仕事や趣味をしているように見える。
正直に言って、焦る。
自分も何か見つけなければ、と思う。
…ただ、本当にそうだろうか、とも思う。自分がこれだけ”情熱”探しで居残りをしているのに、他の人がみんな”情熱”探しを終えて出発している、なんてことがあるだろうか?
実際にはそんなことはないと思う。みんな、
「わたし、自分の”情熱”を見つけた!キラキラ」
…ということにしている、のだと思う。いったん”情熱”らしきものを仮置きして、そこに向かって邁進する。邁進してみる。
そして、その邁進することが、たぶん実験なんだと思う。
3日間だけ調べてみることかもしれないし、1週間だけ試してみることかもしれないし、1ヶ月間続けてみることかもしれないし、1年間講座を受けてみることかもしれないし、5年間働いてみることかもしれない。
それで、違うかったら別のことを試せばいいのだと思う。
そして、僕の感覚では実験をするためには、ある程度の余白が必要になるのだ。
「天職を見つけられる」ことが人生の成功か?
「パラレルキャリアのように、いろんなことを試す」が唯一の正解ではないし、「職人のように、1つのことを極める」ことが唯一の正解でもない。
イチローはプロ野球選手を引退した後、マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めているらしい。厚切りジェイソンは今やピン芸人ではなくもはや投資家だ。女性コンビ芸人アジアンの隅田が演劇の道に進んだというニュースを聞いたときは色々考えさせられた。
他の人の人生が「そうなる」ことは誰にも予想はできなかったはずだし、おそらく本人も予想はしていなかっただろう。
「これだ!」というものを見つけてそこに向かってまっすぐ行けるならそれはわかりやすいだろうが、実際の人生ってもっと曲がりくねっていたり、分かれ道があったり、止まったり引き返したりしながら進んでいくものだと思う。
重要なことは、常に「自分のやりたいことはなんだろうか?」と模索し続けること。
重要なことは、常に「今やっていることは熱量高く取り組めているだろうか?」と自問し続けること。
余白を作り、実験を続け、たまに立ち上がって少し前を見渡し、進路OKなら実験を続ける。そうしてがむしゃらに進んでいった後に残る人生はきっと満足いくものになっていると信じている。
チャイフ
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