こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
日頃Twitterをスイスイしてたら、「今すぐ動け」という声をやたらと耳にします(目にします)。そして、基本的に賛同を得ているように見えます。
今回はこの「今すぐ動け」論について考えていきますが、最初に言っておきたいのは、この情報自体は正しいということです。
とはいえ、ただ鵜呑みにするのも違うし、考えなしに行動するのも違うな、といった観点から、いろいろと思うことを述べていきたいと思います。
それでは!
Contents
「今すぐ動け」論について
「今すぐ動け」論がどこから発信されてるかということを考えると、起業家だったりインフルエンサーだったり様々ですが、なんらかの行動をしてきて成功(何をもって成功とするかはさておき)した方々に共通する価値観です。
なんらかの行動したから今があるわけで、周りの人々、Twitterで言えばフォロワーのみんなにも成功してほしいからこそ、言ってくれているわけです。
ただ、この論を目にしたり耳にしたときに私たちがやってはいけないのは、ただ焦燥感にかられるだけになることです。
では、どうすればいいのか。
あなた目線、というか、私たち目線で解いていくことが必要です。
「外側から」の意見→解釈・翻訳する
まず、その意見は私たちの状況を度外視した「外側からの意見」である確率が高いです。悪く言えば無責任、フラットに言えば知らないから考慮できるわけがないのです。
彼らの意見は正しいし、論理的だし、実績に基づいているから説得力があります。しかし、一般論です。ターゲットが私たちではなく、もっと広い範囲に向けている可能性があります。
まずは、この意見は彼ら目線での意見であり、それを言葉通り鵜呑みにせず、私たちの目線ではどうか?というスタンスに立ちましょう。
「動いていない」 のと「動く準備をしている」のは違う
「動いていない」 のと「動く準備をしている」は、周りから見たら、同じように見えるんです。
仮に応援してくれている人がいたとして、どういう状況か、あるいはどんな心理状態・健康状態か、わかるわけがないのです(彼らに罪はない)。
もしかすると「じれったいなー、早く行動しろよ」とすら思われるかもしれません(彼らに罪はない)。
例えば仕事が忙しすぎて、他のことに時間と思考を割く余裕がないかもしれません。
例えば身の回りでショックな出来事が起きて立ち直るのに時間がかかっているのかもしれません。
本人にとって充電期間かどうかは本人しかわかりえないし、その期間がどれくらい必要かは人によって様々であることを、理解しておく必要がありますね。
自分を知ることが第一
「行動する」といっても、がむしゃらに人がやっていることを真似るのもどうなのでしょうか。「ブログを書け!」と言われたからブログを書くってのも変な話です。
あなた自身がしたいと思うことは何か、それはなぜか、など自分の世界に落とし込んで考えることが重要です。
そういえばみなさんは、whyから始める「ゴールデン・サークル理論」を聞いたことがあるでしょうか?
ざっくり言えば、物事を始めるとき、ついwhat(何を?)から思考を開始してしまうが、真に重要なのはwhy(なぜ?)→how(どのように?)→what(何を?)という順番である、という理論です。
この理論に基づいて、Appleが成功した理由を解説したサイモン・シネック氏のTED講演があるので、興味がある方はぜひお聴きください。20分ほどの動画です。
成功した人たちは、根本のところに何かをしたいという情熱があって、それを実現するために様々な行動をしてきて、その結果から言えるアドバイスとしてアウトプットされたのが、端的に言えば「行動しよう」なのです。
字面だけではなく、その背景になっていることを、私たちの世界ではどう活かせるか、ということを考えていきたいですね。
周りに、待ってくれる人がいるか?
動け動けとケツを叩いてくれる存在は、とても貴重だし、耳を傾けるべきです。ついつい惰性で現状維持になってしまうところを、目を覚まさせてくれるからです。
また、彼らの大半は根拠なしに言ってるのではなくて、実際にたくさん行動してたくさん失敗して、その上で「数打つことは重要」だという結論を得ているのですから。積極的に力を借りていきましょう。
ところで、逆に。
くすぶっているあなたを、急かすでもなく見捨てるでもなく、ただ見守ってくれる存在が周りにはいますか?
ゆっくり動いていても止まっていても見守ってくれ、勇気を出して行動したときには祝福してくれるような存在がいますか?
僕の周りにはいます。
「ライフエンジン」(2023年にサービス終了済み)というオンラインコミュニティのみんなです。ライフエンジンのメンバーは非常に主体的というか、少なくとも依存関係はない感じがします。
協力して何かを作ったり、困っている人がいたらすぐ助け舟を出したり、悩んでいる人へも寄り添った言葉が掛けられたりと、とにかく温かいです。その一方で、それぞれが自分の人生を迷いながらも前に進もうとしており、誰かが一歩を踏み出した時には純粋に祝福できる雰囲気があります。また、多様性を認める文化があり、それぞれのやり方やペースをお互いに肯定し合っています。
だからこそ、動いているか動いていないか、そのペース・タイミングはその人自身が決めることであり、もしもきっかけが見つからない・方法がわからないなら手伝おう、そんな空気感があります。
アドバイスは自分の世界に落とし込む
以上になります。
世の中には「今すぐ動け」論だけではなく、様々なアドバイスがあります。自己啓発本もいくらでもあります。
これらのアドバイスに共通して言えることは、全て「発信者目線の言葉」である、ということです。あなた自身の世界ではどのような言葉になるか、翻訳をすることが重要です。
- 自分に置き換えるとどうすべきか考え、翻訳し、適切に動く
- 100%模倣する(アリなパターンもある)
- 0%で読みっぱなしになる
- 何もしないままに、ただ焦燥感に駆られる
一応まとめると、下になるほど良くない対応、ということになります。
翻訳した結果、自分にとってはあまり活かせるところがない…ということもあるでしょう。
翻訳した結果、自分にピッタリ、言ってる人と境遇も似てる!100%真似でいいのでは!?…ということもあるかもしれません。
重要なのは、どう翻訳するか、です。
それでは。
チャイフ
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