「Google検索で問題解決できる」はスキルと言えるか?

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

「ggrks」。

という言葉を聞いたことはあるでしょうか?「ググれカス」という強めの表現を少し遠回しにするためにオブラートに包もうとして子音だけで書いた、”結局強い表現”のネットスラングです。ggrksは「そんな簡単なことは人に訊く前にGoogle検索して自分で答えを探せ」という意図で使われます。

2022年の今となっては死語らしいですが、この言葉のメッセージ自体は教訓があると思っていて、その通りと言わざるを得ないです。ただ、「ググる」というのは本当に「誰でもできること」なのでしょうか?

僕は声を大にして言いたいのです。「Google検索で問題解決できる」はスキルである、と。

ということで、僕の意見はすでに言ってしまいましたが、「Google検索で問題解決できる」はスキルと言えるか?ということについて考えてみました。

それでは!

Google検索はQ&Aツール

Google検索はすでに完璧なQ&Aツールとしての地位を確立しています。「この商品の名前はなんだっけ?」「この名前の俳優さんの顔はどんなだっけ?」「このお店はどこにあるんだっけ?」「この地域のおすすめスポットは何があるだろう?」「これは英語でなんていうんだろう?」「この商品の使い方は?」「この食材でオススメレシピは何があるだろう?」僕たちが日常で生活をしたり仕事をする中で出てくるあらゆる問いに対して、Google検索は答えを用意してくれます。

であれば、あらゆる問題は人に訊く前にGoogle検索で答えを探すべきです。その方が早く確実に答えを知ることができるはずです。

しかし、多くの人はGoogle検索をせずに人に相談する、あるいはGoogle検索をしてみるけれども問題解決に至らず結局人に相談することになるのです。

なぜでしょうか?

Google検索の難しさ

ググり慣れてないとそもそも調べようとしない

1つ目が、ググり慣れてないとそもそも調べようとしない、ということです。

例えば読み方がわからない漢字があったときに「なんて読むんだろうね」「読めないね」で会話が終わることはけっこうあると思います。このような「わからないことがあったときにすぐにググるかどうか」は、かなり明確に二分されるのです。

ちなみに僕もどちらかといえばその傾向が強く、練習中です。

Google検索による問題解決には少しの知識と多くの忍耐力が必要

2つ目が、Google検索による問題解決には少しの知識と多くの忍耐力が必要、ということです。

「ググる」行為自体は誰にでもできますが、適切な検索ワードで検索をかけるには一定の経験値が必要です。求めている情報にアクセスするための適切な検索ワードを思いつかず、やはり「検索する」という行為に至らなかったり、あるいは時間が経過してしまったりします。

また、あなたは「わからない単語があったので検索したらわからない単語が増えて目眩がした」という経験はないでしょうか?適切な検索ワードで検索して、期待するページに辿り着いたものの、そこでさらに新たな新ワードが増えてしまう状態です。

この原因は、Google検索でヒットする記事やページでは、包括的に情報を書いてくれている場合が多く、「今これだけピンポイントで知りたい」という要望にはマッチしないことが多いためです。

「調べれば調べるほどわからないことが増える」とか「調べても調べても知りたい答えが得られない」という状態が続くと、終わりがないように感じられてきます。Google検索だけをしていて時間が過ぎていくのは疲弊しますよね。

そうした「終わりがない感」を感じ続け、忍耐が持たなくなったタイミングで、「人に訊く」というアクションになるわけですね。

「人に訊く」はむしろ良いこと

ちなみに1つ断っておくと、「人に訊く」こと自体は悪いことではありません。むしろ良いことです。わからないことをわからないまま自分だけで抱え続けて、Pendingにし続ける方が、よほど不健全です。

むしろ「人に頼る」のは僕も苦手なので、こちらの記事でコツを考えてみたりしています。

【意識面・行動面】人に頼るための3つのコツ【激ムズ】

2021.04.18

Google検索能力を上げるためには?

とはいえ、「じゃあ何でもかんでも人に頼る」のも良くないですよね。少なくとも、相手に「それくらいググれよ」とは思われないくらいまでは、自分で解決策を模索しておきたいものです。そこで、「Google検索能力を上げる」ことを考えていきます。

調べるクセをつける

先ほど述べた2つのハードルを超える練習をすればいいのです。つまり、まずは調べるクセをつけることです。正直、これに尽きます。

「自分で調べる」フェーズから「誰かに訊く」フェーズに移行するトリガーは、「諦める」です。先ほど「忍耐が持たなくなる」と表現しました。

「5分調べてわからなければ人に訊け」なんてことも言われたりしますが、場合によっては「0秒で人に訊く」人もいると思います。

  • わからないことがある→人に訊く

というフローではなく、

  • わからないことがある→調べる→調べてもわからないから人に訊く

というフローにしていきたい。そのためには調べるクセをつけるしかないです。

好奇心ドリブンで検索するクセをつける

問題解決ドリブンではなく、好奇心ドリブンで検索するクセをつけましょう。

これは意識の問題です。目の前の「わからないこと」を、「どうでもいいや」と思った瞬間に調べるアクションを取らなくなってしまいます。

そうではなく、「わからない」を「わかる」に変えるために調べる、というクセをつけてみるのです。

練習用の検索ワード例1

  • カフェオレ カフェラテ 違い
  • むつ みちのく 違い
  • パスタ 種類
  • ソーセージ 種類
  • 中国料理 種類

これらは、僕が実際にGoogle検索をかけたキーワードたちです。知らなくても生活には困らない雑学ばかりですが、会話の中で「そういえば知らないな」と思った瞬間に、めんどくさがらずに意識して調べるうちに、少しずつクセがついてきました。

練習用の検索ワード例2
  • twitter 検索 ショートカット
  • URL ブロック 拡張機能
  • 梅田駅 作業 カフェ

日々の中で「方法を知りたい」「場所を知りたい」「店を知りたい」「方向を知りたい」なども次々と出てくるものです。それらをふと思った瞬間に調べる。そうすることで、本当に検索が必要になった場面でのハードルを下げてくれることでしょう。

そして、調べるクセをつける過程で、「うまくヒットしない」という経験を何度もすることになるので、自然と2つ目の課題もクリアされるはずです。

なので、わからん→調べる、をひたすら繰り返しましょう

Google検索も練習しような(自戒)

いかがでしたでしょうか。

僕が言いたいのは「Google検索による問題解決はスキルだから、できなくても仕方ない」ではなくて、「Google検索による問題解決はスキルだから、誰でも練習すれば上達していくので練習しよう」ということです。

インターネットが普及して、知識の格差はなくなったとよく言われます。知りたいことはインターネットを駆使すれば学ぶことができるからです。一方で、能動的に情報を取りにいこうとしなければ、なんの情報も入ってきません。インターネット活用の第一歩はGoogle検索から始まると思います。ここを練習しておくことは今の世の中で役に立つと思いませんか?

それでは。

チャイフ

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