【まとめ】「規律性」は全てが予期できることを求める資質【SF資質】

「規律性」くん
よしよし、計画通り順調に進めんでいるな!

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

お久しぶりです。ストレングスファインダーに関するまとめ記事を久しく書いていなかったのですが、久々に再開してみようと思います。

というのも、ストレングスファインダーは「無料で上位5位まで解放できる」というシステムをとっていることから、全資質解放している人も、なぜか上位5位までしか考察をしない傾向があります。僕の場合、6位の「規律性」などもあまり理解が進んでいませんでした。

そこで、6位〜10位の資質についても勉強してみて、それをまとめていきたいと思います。みました。今回は「規律性」についてです。

それでは!

ストレングス・ファインダーとは?

「クリフトンストレングス」が正式名称になったそうですが、やはりどうしても旧名の「ストレングスファインダー」「ストレングス・ファインダー」が知名度が高まりすぎているので、「ストレングスファインダー」(以下、SF)と呼びますね。

SFとは、GALLUPという会社が提供している強み分析ツールで、いくつかの質問に答えることにより、34の資質のうち、自分がどの資質を持っているかを教えてくれる自己診断ツールです。

自分のSF資質を知る方法

  • GALLUP社の公式サイト:https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/home.aspx
  • 34資質のうちのTOP5を知る
    • 上記の書籍を購入→公式サイトにアクセス→「コードの引換」→付属のコードをwebサイトに入力
      • 公式サイトにアクセス→ストア→2,340円課金する
  • 34資質全てを知る
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僕の第6位の資質「規律性」

テーマとなる資質について、以下の5点に基づいてまとめていきます。

SF資質の深堀り項目
  • その資質が、どういう性質のものなのか
  • その資質が、どのような時に役立つのか
  • その資質で、どのような時に困るのか
  • その資質を持つ人は、どの資質を持つ人と味方につければいいか
  • その資質を持つ人とは、どのように接するべきか

「規律性」とはどのような資質か?

ということで、僕の6位の資質である「規律性」について掘り下げてみます。

「規律性」は、”実行力”の資質であり、英語の Descipline の訳です。

Desciplineとは、規律のほかに、懲戒、懲罰、教育、訓練、などの意味があります。英語の意味を調べると、ちょっとイメージが湧いてきますね…。

「規律性」は、全てが予期できることを求める資質

「規律性」は、全てが予期できることを求める資質です。

秩序立っていて、整理整頓されていて、次のことを予期できる状態を保とうとします。それは、身の回りも、仕事も、人間関係も、全てがそうです。もしも何かしらの要因で混乱が生じそうになっても、それをコントロールできていたいと考えています

計画が計画通りに進んでいる時に、非常に心地良いと感じます。逆に想定外のことが次々と起こって計画が台無しになったりすると、非常にストレスを感じると思いますね。

結果的に、「約束を守る」「約束を守らせる」「計画を正しく実行する」という外面的特徴が出てきます。チームの進捗状況は常に見れる状態にしておきたいですし、個人的な予定表もしっかり管理しておきたいと考えるから、ですね。

また、「規律性」は非確実性・曖昧性を排除しようとする、という側面もあるかもしれません。例えば、物事に対する解釈が人によって異なってしまうと、そこにズレが生じます。それは「規律性」にとってはとても恐ろしいことですね。だから、ルールや言葉を明文化・統一しておく、という行動を取るかもしれません。

少しずつ「規律性」のことがわかってきましたね。

「規律性」は、計画通りに進めることが得意

「規律性」は、計画通りに進めることが得意です。

「やると決めたことはやる」という意味で、やはり”実行力”の資質に分類されているのも頷けますね。「やると決める」場合もあるし「やると決まった」場合もあります。計画を決めたのが自分にしろ他人にしろ、「規律性」は計画が立ったらそれを確実に遂行したい、という気持ちが強いのです。

さらにニュアンスの理解を深めていきたいのですが、「責任感」と比較してみるとわかりやすいです。「責任感」は、プレッシャー、良心、強迫観念といった心理的拘束感が本質です。一方「規律性」は、言葉通り、ただ「決まったことを変えたくない」だけなのです。同じ”実行力”の資質でも、周りから見ると「責任感」は情熱的に、「規律性」は冷淡に見えるかもしれません。

「責任感」くん
自分に任されたこのミッション、なんとしてもやり遂げてみせる!
「規律性」くん
いや、やるって決めたことなんだからやるだけでしょ。

「規律性」は「不要なことに思考エネルギーを割きたくない」という思いがあって、「やることを手順に沿ってやるだけ」という状態が一番ストレスフリーなのだと思います。だからこそ、習慣化、ルーチン化、マニュアル化を推し進めるのでしょう。

また、「規律性」は正確さを持っています。時間を守る、という意味でもそうですし、マニュアル通りに作業をする、という意味でもそうでしょう。「規律性」は「決まっていることをただ決まった通りに遂行する」ことをしたいだけなのですが、周りからはその正確さや厳格さに驚かれるかもしれませんね。

規律性は「効率を高める」ことも得意とします。「計画通りに進める」「曖昧性を排除する」ということをしていけば、自然と効率が上がっていきます。物事をコントロールするために一律のルールやマニュアルを作成し、チームとしての効率化に貢献するかもしれません。

「規律性」は、融通を利かせることが苦手

得意と苦手は表裏一体ですが、「規律性」は、融通を利かせることが苦手とも言えます。

「規律性」は、想定外の事象が発生したり、不確実性が高い環境にいると、人よりも苛立ちを覚える傾向が強いです。いろんな人がいろんなことをして、毎日違うことが起きて何も予測できないような無秩序な状態だと、かなりイライラするかもしれません。能力として「柔軟に対応する」ができないわけではないですが、そこに労力を割かないといけないことに不服感を持ちます。

ちなみに、「公平性」も「規律性」と同じく決まった通りに実行し続けることは苦ではないのですが、イレギュラーが発生したときの反応が「規律性」とは異なります。「規律性」は強い力で元の状態に戻そうとしますが、「公平性」は「どちらも採用しようとする」とか「間を取る」といった発想をします。「調和性」が高くても同じ反応になるかもしれません。

「規律性」くん
なんとか計画通りの方向性で進められる方法はないだろうか…。
「公平性」くん
その意見もいいですね、その方向も考えてみましょうか!

また、「融通を利かせられない」という苦手は、他の資質によってカバーすることができます。「社交性」が高いと初めての人との出会い自体を楽しめるかもしれませんし、逆に「親密性」が高いと、自由な人が多くても親密度が高ければストレスはそれほど溜まらないかもしれません。「学習欲」が高ければその環境を学習の機会と捉え直せますし、「アレンジ」や「適応性」が高ければそれを”どうにかする”ことに頭を切り替えられるかもしれません。

「規律性」は、どの資質を持つ人と味方につければいいか

GALLUPの公式の書籍を参考にして書いているのですが、なんと「規律性」には「どの資質を持つ人を味方につければいいか」が書かれていなかったですね…。

少し考えてみましょう。先ほど弱みになりうるポイントを他の資質でカバーできる、という話をしました。これは、味方につけるパートナーについても同じことが言えると思います。

例えば、「規律性」の弱みは「変化に対してストレスを感じる」ことです。逆に「適応性」は「変化に対して順応できる」資質でした。チームを組んで何かに取り組む際には、「適応性」をパートナーにするといいかもしれません。

「規律性」くん
なんでこんなことになるんだ!!状況の変化についていけない!パニック!
「適応性」さん
起きてしまったものは仕方ないし、できることからやっていこう!

また、「学習欲」も、「規律性」が新しいことに取り組む手助けをしてくれます。これは実体験なのですが、僕が所属するチームは、あるプログラミング言語を扱うことを得意としていました。しかし、プロジェクトの都合上別のプログラミング言語を活用する可能性が浮上しました。その際、僕をはじめとするメンバーは拒否反応を示し、費用対効果を盾にその選択を避けようとしたり、他の方法がないか模索しようとしました。

しかし、おそらく「学習欲」が高いであろうメンバーから「これも勉強の機会、新しいスキル習得の機会だと思って、挑戦してみるのはどうだろうか?」というコメントがあり、みんなが納得させられたのだ。変化や想定外を「勉強の機会」と捉え直してくれる「学習欲」も、「規律性」のいいパートナーになりそうですね。

「学習欲」くん
慣れてないことだけど、「これも経験」と思ってやってみようよ!

「規律性」を持つ人とどのように接するべきか

「規律性」を持つ人に対して何か依頼するときは、期限を明確に設定した方がいいです。もちろんコミュニケーションの工夫として、その期限が最終納期なのか努力目標なのか、というニュアンスを補足するのは有意義ですが、「いつまでに」という目安がないと、その人の中で計画を立てられなくなるためですね。

また、計画の変更や、優先順位の変更があった場合は、伝え方を工夫した方がいいです。例えば、背景や理由をしっかり説明したり、新しい計画と合わせて伝えてあげると、「規律性」が拠り所を失わずに済みます。

物理的に散らかった環境に「規律性」を置かないことも重要です。「規律性」は「すべての物に定位置があり、すべての物が定位置にある」状態を好むそうで、もしもあなたが「規律性」と作業スペースを共有している場合は、特に整理整頓を心がけた方がいいかもしれません。

「規律性」は計画を立てまくればいいと思う

いかがでしたでしょうか。

初めに説明した通り、「規律性」は実行力の資質です。「規律性」は、仮にでも雑にでも、計画してしまえば「やりたくなり」ます

「規律性」を6位に持つ僕はそのフシが大いにあり、特にタスクシュートクラウド(TaskChute Cloud)を使っていてとても思います。このツールは「タスクを列挙して」「順番に実行する」ができるツールです。ツールの詳細はこちらの記事に載せておりますが、この「順番に実行する」が僕にとってストレスフリーに行動できるやり方です。

タスク管理においてタスクシュート時間術が選ばれる理由

2020.06.16

「規律性」を持っていると、「計画を立てたからには実行しよう」というパワーが強いんじゃないかと思うので、仮にでもいいのでまず青写真を描いてみるのがいいと思います。

それでは。

チャイフ

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