こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
お久しぶりです。「ストレングスファインダー」(正式名称:「クリフトンストレングス」)のお時間です。10月に「分析思考」のまとめ記事を書き始めて、34資質全て書こうと思ってたんですけどね。1つ1つのボリュームがすごいことになってて、全て完了するまでには、まだまだ時間がかかりそうです。
さて今回は、僕が5位に持っている資質「運命思考」についてです。僕はこの「運命思考」という資質はけっこう好きです。笑
「運命思考」は34資質の中でも群を抜いて概念的で理解しがたい資質なのですが、この記事で、少しでもその感覚を理解してもらえれば幸いです。
それでは!
Contents
ストレングス・ファインダーとは?
「クリフトンストレングス」が正式名称になったそうですが、やはりどうしても旧名の「ストレングスファインダー」「ストレングス・ファインダー」が知名度が高まりすぎているので、「ストレングスファインダー」(以下、SF)と呼びますね。
SFとは、GALLUPという会社が提供している強み分析ツールで、いくつかの質問に答えることにより、34の資質のうち、自分がどの資質を持っているかを教えてくれる自己診断ツールです。
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僕の第5位の資質「運命思考」
SFについての記事はいくつか書いているのですが、改めて1つの資質について深掘りをした記事がないな…と思ったのです。
テーマとなる資質について、以下の5点に基づいてまとめていきます。
- その資質が、どういう性質のものなのか
- その資質が、どのような時に役立つのか
- その資質で、どのような時に困るのか
- その資質を持つ人は、どの資質を持つ人と味方につければいいか
- その資質を持つ人とは、どのように接するべきか
「運命思考」とはどのような資質か?
ということで、僕の5位の資質である「運命思考」について掘り下げてみます。
「運命思考」は、”人間関係構築力”の資質であり、英語の Connectedness の訳です。
Connectednessには、関係、関連、連絡、つながりといった意味があります。少しまだわかりづらいと思いますので、さらに連想できるキーワードを列挙してみます。
謙虚、思いやり、ありのまま、因果応報、受容、必然、繋がっている、関連、連携、協力、一体感、集合体、バタフライエフェクト
「運命思考」は、「全ては繋がっている」と考える資質
「運命思考」は、「全ては繋がっている」と考える資質です。
“全て”とは全てです。人との出会い、人との繋がり、過去の出来事、目の前の出来事、未来の出来事、環境(自分を取り囲む環、外界)全てが繋がっている。世界の全ての事象が自分に影響をもたらし、自分の一挙手一投足が世界に影響を与えている。自分の言動は回り回って自分に返ってくるし、また巡っていく。そんな感覚です。
一は全 全は一(by イズミ / ©︎鋼の錬金術師)
そういえば、ハガレンにこんな言葉がありましたね。「運命思考」の資質を上位に持っている方は、この概念に非常に納得感を持てるのではないでしょうか。
「運命思考」は否定しない資質
「運命思考」は否定しない資質ともいえます。
「運命思考」には「全ては繋がっている」という感覚が根底にあるため、何が起きても「そういうこともある」とありのままを受け容れるおおらかさのようなものを感じさせるかもしれません。「ポジティブ」が事象の解釈をポジティブに”変換”するのだとすれば、「運命思考」は事象自体のありのままを”受容”します。
「運命思考」を上位に持つ人は、何かと周りから「達観している」と形容されることが多かったのではないでしょうか?
また、世界という壮大な存在を感じていて、相対的に自分という存在が小さいことを理解しています。なので、「自分はこんなものである」と捉え、謙虚な人も多いかもしれません。
「運命思考」は、異なるグループ間の橋渡しが得意
「運命思考」は、異なるグループ間の橋渡しが得意です。(やけに具体的ですが)
異なるグループ、異なる人種、異なる文化も、繋がっているという感覚があります。組織の中で形式上は部門が分かれていたとしても、それらに境界線はないと「運命思考」は信じています。「運命思考」の、グループ間を区別しない公平的な振る舞いが、結果的に組織の一体感を向上させるかもしれません。「公平性」や「包含」とは異なる性質ですが、少し関連するところもありそうですね。
また、「運命思考」は「全体の中でどの立ち位置なのか」という思考を自然とします。自分たちが孤立した存在ではなく、大きな存在の一部であることを周りの人に伝えてあげると、存在意義や行動意義を与えられるかもしれません。
このあたりが、「運命思考」が人間関係構築力に分類されている所以かもしれませんね。
「運命思考」は、能動的なアクションが苦手
「運命思考」は、能動的なアクションが苦手です。
先述の通り、「運命思考」は独特な世界観を持っていて、事実に対する解釈に関連してくる、いわば受動的な資質と言えます。「グループ間の橋渡しに応用できる」という話をしましたが、すぐに目に見える結果が出るわけでもありませんし、アクションの具体性も低いです。
「運命思考」は、長いスパン、例えば年単位などでの波の上下を感じているところがあります。
「ものごとを長い目で見れる」というのは長所にもなり得ますが、短所にもなり得ます。何か課題に直面したとき、現状打破のためにパワーを出すということに「運命思考」を応用することはできず、むしろその現状を受け容れて認めてしまう可能性があります。慌てないのは良いことでもありますが、解決したい場合は、他の資質をうまく活用していきたいところです。
「運命思考」は、どの資質を持つ人と味方につければいいか
「運命思考」は、「コミュニケーション」の資質が高い人を味方につければいいそうです。
「運命思考」の世界観は非常に独特です。概念的です。哲学的です。もはやスピリチュアルです。自分の言葉で人に伝えようとするのは諦めたほうがいいでしょう。
一方、「コミュニケーション」の資質は、言語化能力・表現力が高い資質と言われており、「事実にストーリーを付与して語ることができる資質」と僕は捉えています。「コミュニケーション」の資質が高い人が、「運命思考」の概念を人に伝えてくれるかもしれません。
「運命思考」を持つ人とどのように接するべきか
1つ目は、先述の通りグループ間の橋渡しをするようなポジションを与えてあげると良いでしょう。複数のグループの協力が必要な、横断的なポジションで、「運命思考」はそのポテンシャルを存分に発揮できるはずです。
2つ目は、「運命思考」を持つ人の考えを理解しようと努めてあげると良いです。「運命思考」は、その独特の世界観を理解されずにきた可能性が高いです。その人ならではのものごとの捉え方や、問題意識などをヒアリングしてみると、その人と関係を深められますし、何か新たな発見があるかもしれません。
「運命思考」は自分が特殊であることを自覚しよう
いかがでしたでしょうか。
最後に1つだけ。「運命思考」は、見えないものが見えている、かなり特殊でスピリチュアルな資質です。そして問題を問題と捉えないという危うさがあります。自分自身が「受容できる」としても、周りの人やプロジェクトがそれを「許容できる」かどうかは別であると知っておくことが重要です。
自分の価値観や意見を発信したり、意識的にリスクに目を向けたりする工夫が必要になるかもしれません。ぜひ「運命思考」とうまく付き合う感覚を磨いていってください。
それでは。
チャイフ