こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
どうも、お久しぶりです。
つい先日「応用情報技術者」の令和3年秋期試験を完了しました、僕です。これが終わるまではストップすると決めていたブログ執筆を、改めて再開します!٩(ワー)و
さて、ブログ執筆を中断している間、ストレングス・ファインダーについて話す機会が何度かありました。僕は自分の考えや価値観はブログ記事にしていますが、自分が持っているストレングス・ファインダーの資質について、自分の言葉でまとめた記事が少ないな、と感じました。
というわけで、ストレングス・ファインダーのいくつかの資質についてまとめていきたいと思います!
それでは!
Contents
ストレングス・ファインダーとは?
「クリフトンストレングス」が正式名称になったそうですが、やはりどうしても旧名の「ストレングスファインダー」「ストレングス・ファインダー」が知名度が高まりすぎているので、「ストレングスファインダー」(以下、SF)と呼びますね。
SFとは、GALLUPという会社が提供している強み分析ツールで、いくつかの質問に答えることにより、34の資質のうち、自分がどの資質を持っているかを教えてくれる自己診断ツールです。
- GALLUP社の公式サイト:https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/home.aspx
- 34資質のうちのTOP5を知る
- 上記の書籍を購入→公式サイトにアクセス→「コードの引換」→付属のコードをwebサイトに入力
- 公式サイトにアクセス→ストア→2,340円課金する
- 34資質全てを知る
- 公式サイトにアクセス→ストア→公式ページから5,850円課金する
↓↓↓GALLUP社の公式サイトにアクセス↓↓↓
↓↓↓「コードの引換」↓↓↓
↓↓↓「ストア」↓↓↓
僕の第1位の資質「分析思考」
SFについての記事はいくつか書いているのですが、改めて1つの資質について深掘りをした記事がないな…と思ったのです。
テーマとなる資質について、以下の5点に基づいてまとめていきます。
- その資質が、どういう性質のものなのか
- その資質が、どのような時に役立つのか
- その資質で、どのような時に困るのか
- その資質を持つ人は、どの資質を持つ人と味方につければいいか
- その資質を持つ人とは、どのように接するべきか
「分析思考」とはどのような資質か?
ということで手始めに、僕が1位の資質である「分析思考」について掘り下げてみます。
「分析思考」は、”戦略的思考力”の資質であり、英語の Analytical の訳です。
Analyticalとは、分析的、分解的、解析的といった意味があります。
「分析思考」は、根拠を求める資質
「分析思考」は、根拠を求める資質です。
「分析思考」を上位に持つ人は、根拠を知りたい、ロジックを知りたい、腹落ちさせたい、納得したい、曖昧さを下げたい、確実性を上げたい、白黒ハッキリさせたい、という気持ちが強いのです。
自分の中で納得・判断するためには、データは多いに越したことはないですし、良質なデータの割合が高いに越したことはありません。感情も根拠になり得るので、自分の中で納得できていれば行動や判断ができます。「その気になった」でいいのです。でも、相手がその態度だと、その明確な根拠を求めるかもしれません。
また、データが整理整頓されていてわかりやすく、誰の目にも(客観的に)明らかで認識齟齬が起きにくく、一意的な情報にまとまっていることを求めます。
文字通りのデータに対してはもちろんそうですし、相手の発言に対してもそのスタンスで向き合うので、対人関係・コミュニケーションにおいても「分析思考」は大きく影響します。
もしも曖昧なことや不確実なことを言っている人を見かけると、1つ1つ質問して整理して、より確実性を高めてあげようとするかもしれません。
このような結論に辿り着くとスッキリします。自分にとっても心地が良いし、それが相手のためにもなっていると信じています。
「分析思考」は、現状を整理する業務が得意
「分析思考」は、現状を整理する業務が得意です。
「分析思考」は英語では Analytical と表記されますが、意味としては Logical でもよいのではないかと思います。厳密性を問われる仕事や役割が向いているような気がします。数学が好きな人が多いかもしれないです。理系方面だと研究やプログラミングに向いているかもしれませんし、文系方面だとお金を扱う業務、契約関係の業務なども向いているかもしれません。
- すでにあるデータを分析し、まとめる
- すでにあるアイディアを分類し、優先順位をつける
- 信頼できる情報源や数字に基づいて理論を展開する
プログラミングでいうところのデバッグやリファクタリングに似た作業が得意です。
デバッグ:コンピュータプログラムや電気機器中のバグや欠陥を発見・修正し、動作を仕様通りのものとするための作業全般。
リファクタリング:ソフトウェアの外部的振る舞いを保ちつつ、内部構造を改善すること。
複雑に絡み合っていて、論理構造を解釈しづらいデータをほどいて不要箇所を捨てて並べ直し、理解しやすくすることが得意です。
それはデータ整理にも使えますし、コミュニケーションでもパワーを発揮します。例えば、相手が自分の考えを整理できていないとき、質問をしながら1つずつ整理を促すことが得意です。質問によって、それがAかBかを明確にすることができるからです。
少し整理しましょうか。
- そもそも、なぜこれを始めたいと思ったんでしたっけ?
- それが達成されないときのデメリットやリスクはありますか?
- 現在のステータスとして、どこまでやってみたんでしたっけ?
- 目標を実現するためには、どうなっていたら理想的なんでしたっけ?
- 現状のステータスから見て、理想との差分はなんでしたっけ?
- それの弊害になっているものはなんでしたっけ?
- 弊害を取り除くアイディアってありますか?
このように、「分析思考」は論理関係を整理するような質問や、現状のステータスを確認するような質問を息を吐くようにできます。僕も「分析思考」1位なので、例としての質問がポンポン出てきて面白かったです。笑
「分析思考」は、アイディア出しが苦手
一方で、「分析思考」という資質は、アイディア出しには使えません。
「分析」とはすでにあるデータの理解と整理をし、そこから新たに関係性・規則性・重要度などの二次的なデータを見出すことです。一次的なデータを”生み出す”ことはできません。
データを分析し、「WHY」を突き止めたところで、「じゃあどうするか」はまた別の話です。「分析思考」には、理論はあるけど実践はなく、思考はあるけど行動はないのです。
例えば、「分析思考」の暴走を止められなかった場合、ただひたすらに分析して、関係性や規則性などを見つけだすことに時間が使ってしまい、気がつくと何も生み出されていない、ということも起こり得ます。
もう少し抽象的に言えば、「分析思考」は納期よりもクオリティを重視してしまう傾向があります。
「分析思考」は、他人にも厳密性を求めすぎてしまう
「分析思考」が弊害になるもう1つの重要なこととして、他人にも厳密性を求めすぎてしまうことがあります。
これは「分析思考」を持つ人がこの資質を扱っていく中で最も注意すべき点です。
「分析思考」という資質は、ただただロジックを重視するという点で、プログラミングのようでもあり、ロボットのようでもあります。気をつけなければ、無感情に、無慈悲に相手にエラー文を送りつけているかもしれないのです。少なくとも、相手にはそう映ってしまうかもしれないのです。
「分析思考」を上位に持つ人は、データや論理性を重視するあまり、しばしば相手の顔色を度外視してしまうことがあります。決して相手を追及・非難する意図はないのですが、純粋に相手の意見の根拠を知りたくなってしまうからです。厳密性・確実性を高めるために、何度も質問するかもしれません。
このように、「分析思考」は使い方を間違えると他人にも過度に厳密性を求めるコミュニケーションを取ってしまうかもしれません。その結果、もしかすると周りに「めんどくさい」とか「怖い」とか思われる可能性があります。
ちなみに僕の場合ですが、2位に「調和性」を持っているため、コミュニケーションの最中に「これ以上追及しすぎるとよくないかもしれない」と感じると、「質問を取り下げる」という妥協の一手を取ることも少なくないです。
だからこそ、僕の質問をまったく嫌がらずに全て答えてくれる人が相手だと、とても心地が良いです。しかし、そんな人はほとんどいません。人はロボットではありませんから。
「分析思考」は、どの資質を持つ人と味方につければいいか
「分析思考」は、「活発性」を上位に持つ人をパートナーにするのがいいそうです。なぜなら、「分析思考」の分析結果・思考・理論を、「活発性」が行動・実践に繋げてくれるからです。
これは、「分析思考」の強みを活かすためのコラボレーションですね。
「活発性」と組むほかに、誰かとコミュニケーションをする場で「調和性」を上位に持つ人が1人いると問題が起きづらいような気もしますが、まだ仮説段階です。
「分析思考」を持つ人とどのように接するべきか
「分析思考」を持つ人と接する上でのキーワードは、まとまった時間です。
「分析思考」を持つ人は、納得したいのです。そして、その人が納得に至るまでには、一定以上の時間が不可欠です。「分析思考」を持つ人ととことん話し合えるだけのまとまった時間を用意するのがオススメです。また、実際にコミュニケーションを取る際には、相手の質問に根気強く答えてあげることが重要です。それは、あなたを疑っているわけではなく、ただ事実確認とロジック構築をしているだけなのですから。
また、「分析思考」を持つ人にタスクを依頼する際にも、まとまった時間を与えてあげるべきです。気になるところがあれば調べたり質問をしてくれたりするので、信頼できるデータとともに回答してあげるのがよいです。着実にロジックを組みつつタスクをこなしてくれるでしょう。「分析思考」は、時間とデータさえあれば、必ず高いクオリティのものを返してくれるはずです。
「分析思考」は相手に押し付けないことが重要
いかがでしたでしょうか。
ストレングスファインダーの中には、暴走しやすく制御が難しい資質がいくつかあります。「分析思考」もそのうちの1つです。
「分析思考」がやっていることは非常に価値の高いことです。しかし、その価値が理解されづらい性質のものでもあります。
自分が「分析思考」が上位であること、ロジックを重視してしまうこと、それゆえにドライな質問を何度もしてしまうかもしれないことを相手に理解してもらいましょう。理解してもらえるまでは、「分析思考」による質問をしすぎないように意識しましょう。相手が「分析思考」の資質を上位に持っていない場合、根拠・論理性・確実性・厳密性よりも別の何かを重視しているかもしれないですから。
それでは。
(僕が上位資質に持っているものについて、他にもまとめているので、ぜひチェックしてみてください!)
チャイフ
SF思考っていう本読んだほうがいいですよ