こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
大学時代、最初のバイトが弁当屋でした。
バイトの中ではそれほど珍しい業種ではないですが、個人的に初バイトで記憶にもよく残っているのでその話をつらつらとしたいと思います。
※軽率に書き始めたものの、記事がアホみたいに長くなったので、記事を分けることにしました。今回は「接客編」です。
それでは!
Contents
弁当屋のバイト
大学時代、最初のバイトが弁当屋でした。(ほっ◯ほ◯か亭)
当時、普通自動車の免許をゲットし、原付をゲットした直後だったので、安直に宅配系のバイトを探しました。
当時はUberEatsなんてものがなかったですからね…今「原付を活かせるバイト」を探すなら一択でUberEatsにしてる気がします。
人生初バイトだったので「店内」になったぞ
バイトの区分としては「店内」か「宅配」かがありました。
しかし、人生で初バイトということから、あらゆることを知らないので、まずは店内からスタートしました。
なぜなら、宅配は1人で対応する必要があるため、もし何かトラブルになった場合に誰も助けてくれないからです。
ただ結論から言うと、サークルが忙しくなってきた関係で、半年くらいでやめてしまったので、結果的には宅配業務を経験することはありませんでした。
「原付持ちというステータスを活かす」とはなんだったのでしょうか。🤔
接客
まずは「接客」の話です。
初バイトなのに、いきなり接客?
僕が最初に担当した作業内容は、接客です。
「初バイトなのに、いきなり接客?」と思われるかもしれませんが、その理由を説明します。
弁当屋は、食品を扱う業種です。
最も避けたいことは、食中毒などのトラブルです。
これが発生すると、いわゆるインシデント、店舗に限らず企業の信用に関わるトラブルに発展するからです。
2番目に避けたいことは、それ以外の食品に関するトラブル、要するに調理におけるミスです。
- 見た目が乱れている
- 内容物が写真と異なる
- 異物が混ざっている
接客に関するミスももちろん避けたいですが、もし発生してもその方に対して謝罪をすればさほど問題にはなりません。
食品を扱う弁当屋において食品に関するトラブルの方が重要度が高いため、バイト初経験の若造にいきなり調理を任せるわけにはいかないのです。
ということで、接客から始めることになりました。٩(ワー)و
メニューを覚える
接客をするということで店先に立つ前に行った重要な作業として、「メニューを覚える」がありました。
面接が終わった後に紙のメニューを渡され、ざっとメニューを覚えてから初出勤に臨みました。
もちろんいきなり全て覚えられるわけはありませんが、1つでも2つでもメニューを覚えていると慌てずに済みますね。 ╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !"
接客の具体的な業務内容
接客の流れです。
- 扉が開いてお客様が入店する
- 「いらっしゃいませ」と言って、注文を確認する。
- 注文をリスニングして伝票に書き込む。
- 余裕があれば、同時進行でレジ打ちを行う。(メニューに対応したボタンが貼ってある)
- 注文内容を口頭で厨房に伝えつつ、注文を受けた順番通りに伝票を置く。
- お客様に向き直り、会計を行う。
- 出来上がった弁当を適切な大きさのビニール袋に包装する。
- 可能であれば順番通りに呼び出し、商品を渡す。
- 「ありがとうございました」と言って見送る。
こんな感じです。
イレギュラーが発生するとテンパる
基本の流れを繰り返すだけだとわかっていても、少しでもイレギュラーが発生するとテンパります。
- 同時に2組入店すると、「片方の1組を待たせている」というプレッシャーでテンパる
- レアなメニューを頼まれると、ボタンがどこかわからずテンパる
- クーポンを使われると、ボタンがどこかわからずテンパる
- 順番前後すると、「順番前後して申し訳ありません」と言いつつ怒られるのではないかと思いテンパる
- 万が一にも注文と違う商品を渡してしまった場合には、世界が終わる
- 最初に入店したAさんが家族分の弁当を4つ注文
- その後に入店したBさんがのり弁1つだけを注文
→Bさんの方が先に完了します。
→Aさんに対して「順番前後して申し訳ありません」と声をかける必要がある。
どんな状況でも、伝票とそれを注文したお客様を紐付けて覚えておくことが重要です。
お客様が1組なら全く問題ないですが、店内で待っているお客様が3組、4組となってくるとかなり混乱します。
弁当屋バイトの「接客」の難しさ
お客様が暇
弁当屋バイトの「接客」は、カフェやレストランなどの飲食バイトでの「接客」とは違い、テーブル移動や料理の運搬などがないため、体力的にはラクかもしれません。
一方で飲食バイトとは異なる特徴として、弁当が出てくるまでの時間、お客様が暇なのです。
お客様が提供までの時間を待つためのイスはいくつか用意していますが、10分も20分も待つことは想定されていません。
複数人で談笑することもあまりないでしょうし、そもそも店内もそれほど広くはありません。(僕がバイトしていた店舗はイートインコーナーもなかった)
お客様を待たせると視線が痛くて胃が痛い
お客様が来てくれないと売り上げが出ないし、全くお客様が来ないとヒマすぎて仕事にならないのは事実ですが、お客様が待っている時間は店内に緊張感が漂います。
「時間短縮のために弁当を買いに来ている」お客様も少なくないはずで、かなりシビアに提供速度が求められます。
言ってしまえば、時間が命なのです。
また、店内が広くないのは店側の人間も同じで、逃げ場がありません。
正直、待たせているお客様の視線が痛いです。
したがって、できるだけ早い提供を心がけつつ、「待たせているお客様の視線を気にしすぎない」という努力が必要になってくるのです。
たまに大量に注文するお客様がいる
たまに「唐揚げスペシャル6つ」とか、大量に注文する客がいるのです。
客単価が爆上げするので、経営的には非常に良いことなんですけど、バイト的には「まじか」と思いますね。
まだ同じメニューを複数頼むならTODOが整理できて良いのですが、バリエーションが増えてくると脳が混乱します。
まぁ、お客様が弁当屋に求めるのはそういうバリエーションだと思うので、それでいいんですけど。
念のため、注文を伺った段階で「お待たせする時間」をお客様にお伝えして、承諾を取っておく必要がありますね。
「接客」で印象に残っているエピソード
注文と異なる商品を渡してしまい、走って追いかけた
「接客」関連で印象に残っているエピソードとして、「注文と異なる商品を渡してしまい、走って追いかけた」というのがあります。
気づいた瞬間は世界が終わりました。
幸いにも、お客様が店を出てすぐ気づいたので、ダッシュで追いかけて注文と合致する商品と交換することができましたが、もし気づかなったらクレーム案件です。
渡す前に商品の確認は確実に行うようにしましょう(白目)
弁当屋のバイトも意外と大変!
いかがだったでしょうか。
特に面白みもないただのバイトの体験談をここまでお読みいただきありがとうございますmm
僕が人生初バイトだったからかもしれませんが、弁当屋のバイトも意外と大変でした。
覚えることは多く、日々プレッシャーの中でバイトをしていました。
それでも初バイトの僕にも、クビにしたりいじめたりせず、時に厳しく時に優しく教えてくれた社員や先輩バイトの方には感謝だなぁと思います。
結局宅配の経験はできなかったですが、道を覚えるとか、玄関先での客との1on1など、大変なんだろうけどちょっと経験してみたかったなぁと思います。
弁当屋に立ち寄ったり弁当の宅配(今ではほとんどがUberEatsですかね)をするときは、(店員の方もいろいろ大変なんだね)と思って温かい気持ちで接してくれると幸いです。٩(ワー)و
それでは。
チャイフ