【持論】リスクを犯さないことこそが、リスクになりうるらしい【抽象的な話】

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

あなたは、今の現状に安心を覚えていますか?それとも、何かしらの不安を抱えながら生活をしていますか?

もちろん不安を抱えるのはストレスなので、安心感がある方がいいに決まっています。

しかし、その安心は永遠に続くものなのでしょうか…?

ということで、「リスクを犯さないことがリスクになりうる」という持論について解説していきたいと思います。

それでは!

「リスクを犯さないこと=リスク」とは?

リスクを犯さないことがリスクになりうるとはどういうことでしょうか?

ここには、時間の概念が含まれています。つまり、「短期的なリスクを犯さない」という選択を続けることが、長期的にはリスクとなりうる、という意味です。

まだ少しわかりづらいですね。

自分が知っているもので喩えてみます。

テニス

あなたはテニスをしたことがあるでしょうか…?

仮にしたことがなくても、なんとなくどういうスポーツかは知っているかと思います。テニスボールをラケットで打ってラリーし、

  • 自分の打球がアウトかネットをする
  • 2バウンドさせる(1バウンド以内に触れない)

のいずれかの条件を満たすと、相手のポイントになります。

ここで、私たちが打球する際に取りうる選択肢は大きく2つです。

  1. アウトかネットをするリスクは高いが、相手の体勢を崩したり、一発でポイントを取れる可能性のある打球(攻め)
  2. アウトかネットをするリスクは低いが、相手は簡単に追いつけるし、ラリーを継続するような打球(守り、ミス待ち)

2.のような選択は、今この瞬間に失うものはないかもしれませんが、3セットも続くような試合になってくると、ジリ貧です。

ずっと低リスクの選択を続けているだけでは、ほぼポイントは取れません。どこかで、リスクを取る1.の選択を絶対にしなければ勝てないのです。。

麻雀

続いての例は麻雀です。

麻雀も攻めと守りがあるという意味ではテニスと同じです。

  1. 失点するリスクは高いが、自分が高い手役をあがれる可能性が高い打ち方(攻め)
  2. 失点するリスクは低いが、自分もあがれる可能性が低い打ち方(守り)

2.の選択を続けていては、自分の得点は下がりもしませんが増えもしません。

特に麻雀はゼロサムゲームなので、どこかで攻めなければ、少なくとも1着になることは不可能です。

投資

続いての例は投資です。

「リスクを犯さないことがリスクになりうる」の概念は、投資の用語である「損切り」の概念にも似ています。

損切り

損切りとは、投資家が損失を抱えている状態で保有している株式等を売却して損失を確定させることをいいます。 ロスカット、ストップロスとも呼ばれます。 購入した株式の価格が下落して、その後の回復が見込めないと判断できるケースでは、損切りが有効と考えられます。(by SMBC日興証券

これからさらに価値が下がっていくかもしれない負債を、持ち続けるということですね。

投資の文脈で言うと、損失を抱えている株式を売却して損失を確定させることは、いわばリスクです。

しかし、そのリスクを恐れて持ち続けてしまうと、もっと損失が増えていくという、さらなるリスクを内包しています

ここで売却する勇気ある決断をできる人は意外と少なく、だからこそこのような概念が用語になっているのですね。

貯金

続いての例は貯金です。

(基本的な貯金は大切です。一定以上の貯金があるのにそのまま貯金を続けてしまうことを対象にしていることを前提としてください。)

貯金というのは大抵の人が惰性で行っているとは思いますが、言い換えれば「投資をしない」という選択です。

投資が内包しているリスクを避けた結果として貯金という行動に走ることになります。

では、貯金はリスクがないのでしょうか?

答えはNOで、貯金にはインフレリスクがあります

インフレとは物価=物の値段が上昇することで、相対的にお金の価値が下がっていくことになります。

例えば、うまい棒が11円になったら、貯金していた1000円で購入できるうまい棒が100本ではなく90本になってしまいます。

それはつまり、実質的にお金が減っていることに他ならなく、これはリスクと言えます。

どうするべきか?

話を戻します。

僕がこの真理にたどり着いたのは、転職に迷っているときでした。

前職で、今のままとどまることのメリットとデメリットを毎日考えていました。そこで、

チャイフ
10年後、20年後もこのままだとして、それは果たして安全と言えるのか…?

と思い至り、転職活動に踏み切りました。

では、「リスクを取る」とは具体的にはどうするべきでしょうか。

転職

転職することが、一番シンプルかつ具体的です。

あなたは転職をしたことがありますか?

「転職をすること=”Good”」と短絡的に結論づけるつもりはありませんが、「最初に入った会社で定年まで勤め上げることが果たして”Good”なのか?」ということは今一度自問してほしいところです。

転職のメリット
  • 自分の価値に気付ける
  • 市場がどのような人材を求めているかに気付ける
  • 2つ以上のスキル・経験を積むことができる
  • 今の環境、前の環境がどうかを、両者の比較の上で評価することができる
  • 環境を変えることのハードルが下がる

転職には、このようにメリットがたくさんあります。もちろんデメリットを無視するわけではありませんが、一度も転職をしたことがない人には、ぜひ検討してほしいです。

広い意味で、環境を変化させる

転職に限らず、ずっと続いている状況があるなら、それを変えてみる選択をしてみるのもオススメです。

例えばずっと同じ地域にいるとか、ずっと同じ人としか交流していないとか、自分の状況を見返してみて、変わっていない現状があるなら、そこに変化を取り入れてみましょう。

ここで言っている「リスク」とは、「変化すること」とほとんど同義です。そして、変化とはストレスです。

しかし、それを乗り越えることでのみ、成長の機会を得ることができるのです。

安心空間であるコンフォートゾーンを抜け出し、知らない世界を開拓するには?

現状維持は妥協の一手だ!

いかがでしたでしょうか。

もちろん、「リスクを負うこと」がいつもいいことであるとは限りませんが、「リスクを負わないこと」をずっと続けることも、いいことではありません

現状維持は、戦略や考えのもとで選択するならアリです。しかし、考えなしで漫然と同じことを繰り返している間に、いつの間にか大きな損失を抱えている、なんてことにはなりたくないですね…!!

それでは。

チャイフ

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