こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
あなたは「リアル脱出ゲーム」を聞いたことがありますか?
また、参加したことはありますか?
実は、僕はリアル脱出ゲームに57回参加したことがあるのですが、今回はその中から面白かった・印象に残った公演ベスト5を紹介してみたいと思います。
それでは!
Contents
リアル脱出ゲームとは?
マンションの一室や野球場や学校、廃病院、そして地下鉄や六本木ヒルズなど様々な場所を舞台に、謎を解いてそこから「脱出」することを目的とした体験型ゲーム・イベントです。(by SCRAP公式)
『リアル脱出ゲーム』という名前を、やったことがなくても、「なんか閉じ込められて、謎解きして脱出するやつ」って感じで、名前くらいは聞いたことがあるひとは多いのではないでしょうか。
『リアル脱出ゲーム』は商標登録されている
実は、『リアル脱出ゲーム』という名称は株式会社SCRAPが商標登録を取得している、体感型イベントサービスの名称になります。
なので、同じようなコンセプトの違うイベントを開催したとしても、『脱出ゲーム』『リアル謎解きゲーム』などの、微妙に違う名称しか使うことはできません。
公演には大きく4つの形式がある
リアル脱出ゲームと一言で言っても、形式が大きく分けて4つあります。
- ルーム型
- アジト型/zepp型
- フィールド型
- 街歩き型
ルーム型は、実際にビルの一室に閉じ込められて、物理的に部屋から脱出することが公演の目的になっています。合計10人で挑戦するものがほとんどで、「リアル脱出ゲーム」と聞いて最もイメージしやすい形式かもしれません。謎の部屋からの脱出、アンドロイド工場からの脱出などがあります。
アジト型は、広めの部屋にチームごとのテーブルがあり、公演の目的に対して各チームがそれぞれでナゾを解き、脱出を目指します。1チームは4人か6人が多く、10〜20チームが一斉にスタートするもので、50〜100人ほどが同時進行的にゲームを進めることになります。目的は、世界の滅亡を救うことだったり、設定上の人を救うことだったり、様々です。最終兵器工場からの脱出、謎特異点Ⅱピラミッドからの脱出などがあります。
Zepp型は、ライブハウスをまるごと使って行う公演となっています。
構成は基本的にはアジト型と同じく各チームで進めるもので、これも4人や6人でチームを組むものが多いです。
フィールド型は、東京ドーム・水族館・遊園地などの広大な場所を使って、探索しながら謎を解いていくものになります。走り回ったりすることもあり、上の2つとはかなり違った楽しみ方ができると思います。夜の巨大監獄からの脱出などがあります。
街歩き型は、謎解きキットとペンを持って、実際の街を歩きながら謎を解いていくゲームです。公演によっては、実際に街中にあるコインロッカーのカギを開けて手がかりを見つけるなど、意外とアクション要素もあって面白いです。下北沢謎解き街歩きゲームなどがあります。
上記のルーム型・アジト型・フィールド型はその全てに制限時間があり、60分(公演の規模によっては、一部30分や15分などもある)以内にゴールしなければならないですが、街歩き型は制限時間がありません。
上記の3つは参加者を回さないといけないですが、街歩き型は開始時間が参加者によってバラバラだからですね。制限時間がないぶん、休憩しながらマイペースにゲームを進めることができる一方で、少しスリリングさに欠けるかもしれません。
毎回のイベントが「公演」と呼ばれる理由
毎回のイベントは、「公演」とも呼ばれます。では、「公演」と呼ばれる理由はなんでしょうか?ちなみに「公演」の辞書的な意味はこちらです。
[名](スル)演劇・演芸・舞踊・音楽などを、公開の場で演じること。(by Goo辞書)
リアル脱出ゲームは、ただ無機質に謎を解くだけではなく、全体で1つのストーリーになっています。
制作はSCRAPで行っていますが、その一部を外注することで世界観をガチで作りにきている公演もあります。
いわば、ストーリー・世界観にどっぷり浸かることのできる高い「没入感」が、リアル脱出ゲームの大きな魅力の一つになっています。
また、公演によってはガチの演劇出身の人を招いているものなどもあり、価値が高いものになっています。
ネタバレ禁止
ストーリーを楽しむという側面はあるものの、基本的には「謎解き」です。したがって、ほとんどの公演は二度目の参加は禁止されています。
また、当然ネタバレも禁止されています。
僕も、もしあなたが将来的に参加するときに、100%楽しんでもらうことを望んでいるので、ネタバレはせず、アウトラインだけの説明に終始します。
リアル脱出ゲーム公演個人的ベスト5
さて、前置きが長くなりましたが、個人的な公演ベスト5の紹介です。
めちゃくちゃ迷いました。正直、ベスト10くらいまで出したかったです。
第5位:ある都市伝説からの脱出
第5位は、「ある都市伝説からの脱出」です。
これも広い意味ではルーム型です。たぶん。(意味深)
これはアジトオブスクラップ浅草で開催されていたもので、ビルの1フロアを丸ごと改造したものになるので、ここでしか遊べません。
オススメです、と言いたいのですが、実は2020年8月30日をもって公演は終了し、また新たな公演に差し変わるようです。。。
「他の公演と違う」というオリジナル性が順位をあげたものになります。何が違うかというと、ホラー要素が多分に含まれています。クッソ怖いです。
住人が行方不明になってから、足を踏み入れた者は誰も戻ってこない「帰らずの家」に特殊捜査員として調査をしに行く、というストーリーです。めっちゃ暗いしめっちゃお化け出てきます。その中で謎を解いていかないといけません。
五味弘文(お化け屋敷プロデューサー)
「お化け屋敷プロデューサー」が関わっています。(そんな肩書きあるんですね)
僕は怖いの無理なので、めちゃめちゃビビってました。謎を解いていくとお化けが出てくるのがわかりきっているので、進みたくなかったです。
でも、没入感は数ある公演の中でもトップレベルで、まじで怖いけどまじで楽しめました。(次の日くらい夢に出てきました)
浅草の公演は空間的な作り込みがガチなので、次に公開される公演も期待値が高いです。
第4位:ある牢獄からの脱出
第4位は、「ある牢獄からの脱出」です。
ルーム型です。
新宿、大阪、名古屋でやっていて、こちらは今でも遊べるっぽいです。
こちらはストーリー的な没入感は低めなのですが、謎を解く過程のギミックのオリジナル性が高く、その点でポイントが高いです。
それを言ってしまうとネタバレになるので結局何も言えないのですが、とりあえずめちゃくちゃ面白いです。
僕は人生で初めて参加した公演がこの「ある牢獄からの脱出」だったので、そのギミックが珍しいものだとは思ってなかったのですが、それから別の公演に参加していくと、この「ある牢獄からの脱出」が特殊な公演だったことがわかりました。
ちなみに「ある牢獄からの脱出2」という続編もあり、こちらも面白いです。
第3位:閉ざされた雪山からの脱出
第3位は、「閉ざされた雪山からの脱出」です。
アジト型です。広い意味では。
原宿ヒミツキチオブスクラップで開催されていたのですが、2020年8月30日をもって公演は終了しています。
設定は、夜の雪山で遭難し、偶然見つけた古びたテントを見つける。テントの中の道具を駆使して、救助を呼ぶために知恵を絞るというストーリー。
実際に設置されたテントの中に入って謎解きを行う形式になっていて、これも没入感が高いです。
脱出は成功したのですが、その救助に来てもらう演出もかなり感動的で、印象に残った公演となりました。
開催は終了していますが、いつリバイバル公演として復活するか分からないので、ネタバレはしません。
第2位:秘密結社からの脱出
第2位は、「秘密結社からの脱出」
ルーム型です。
名古屋と札幌でやってるようです。
世界征服をくわだてる秘密結社に誘拐され、逃げ出すために謎や暗号を解き明かすというストーリー。
といいつつ、シリアスな雰囲気はほとんどなく、ふざけた語尾の秘密結社員に賑やかされながら公演が進んでいきます。
僕たちは終始ふざけまくりながらやったので、めちゃめちゃ楽しかったです。
ちなみに脱出成功はしましたが、謎もギミックも手が混んでて、全体としてけっこう難しかった気がします。
第1位:巨人潜む巨大樹の森からの脱出
第1位は、「巨人潜む巨大樹の森からの脱出」です。
「進撃の巨人」とのコラボ公演ですね。2018年で公演終了しているので、もう参加はできない気がします…
いわゆる「Zepp型」の公演です。他のZepp公演としては、「潜水艦ポセイドン号からの脱出」、「学校祭ライブ中止の危機からの脱出」などがあります。
この公演の魅力は、「没入感」と圧倒的な「迫力」です。
基本的な形式はアジト型と同じなのですが、ライブハウスならではの「広さ」と「音響設備」をふんだんに利用しています。ライブハウスの中を歩き回り謎を解いていくのが、いつもと違った楽しみがあります。
また、どの公演でも最後にストーリーのエンディングムービーを見られるのですが、この「巨人潜む巨大樹の森からの脱出」のエンディングは圧巻でした。
「進撃の巨人」の声優陣の声と、迫力のある音響・振動。まるで映画を見ているかのような感動がありました。
今はコロナウイルスの影響で、Zepp型の公演は延期になっており、いつ再開するかはわかりません。。。しかし、「Zepp型」というだけで、一定以上のクオリティが担保されていると言って間違いないと思います。
また解禁されたらぜひ参加したいです。
「リアル脱出ゲーム」は1人でも2人でも参加できます!
いかがでしたでしょうか。
リアル脱出ゲームに参加するにあたって、「10人も集めないといけないの!?」と思った方もいるかと思います。
街歩き型以外だと、公演の1チームの人数は4人〜10人が多いです。確かに知り合いだけで固めていく方が楽しいのかもしれませんが、必ずしもその必要はなく、2・2・2とか、2・3・5などで混ぜられるパターンも多いです。
実際に僕も人数が集まらず、10人の公演に6人で参加したところ、1人で参加されている方がいましたが、その方も含めて、十分に楽しむことができました。
もしあなたのお近くにアジト(SCRAPがもっている、公演を開催している建物)があるなら、ぜひ参加を検討してみてください。
それでは。
チャイフ
コメントを残す