SOLO TIME「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である

こんにちは、チャイフです。

公開してから気付きましたが、アイキャッチ画像が僕のプロフ画像とモロ被りでバリ恥ずかしいです。

さておき。

 

F太さんとjMatsuzakiさんのひらめきラジオの紹介記事の記念すべき第一回です!

今回は、ひらめきラジオ7/16回についてまとめていきます。

SOLO TIMEの定義

まずSOLO TIMEとはなんぞや?というところですが、そもそもこの回のひらめきラジオのテーマは、

名越康文さんの「SOLO TIME『ひとりぼっち』こそが最強の生存戦略である」

という本が元ネタとなっております。本書での定義としては

SOLO TIME=目的意識を持たずに1人で過ごす時間

ということです。

僕の解釈では、物理的に「1人でいる」というだけではなく、精神的にも「他の人の存在に影響を受けない」状態ですね。

「1人で過ごす時間」はまだクリアできます。

難しいのが「目的意識を持たずに」というところですね。

さて、日常の「1人で過ごす時間」を振り返り、SOLO TIMEかどうかを見ていきましょう。

①SNSをいじっている時間

友達の近況を確認したり、役立ち情報に反応したり、TLの情報収集が目的になってしまっているので、SOLO TIMEではない

②移動中

そもそもどこか目的地に向かっているので、SOLO TIMEではない

③休憩中

休息を取る」ことが目的になっているしたら、SOLO TIMEではない

こうしてみると、現代人の生活には、SOLO TIMEが全くないのではないか?

ちなみに、日々の行動をすべて記録しているjさんが「SOLO TIMEはあるか?」という観点で行動を見返したところ、どうやらSOLO TIMEといえる時間はなかったそうです。笑

 

SOLO TIMEを取るのは難しい

本書では、ソロタイムの反対語として、ソーシャルタイム=「群れの時間」を挙げています。

さきほどの例からもわかる通り、日常生活を振り返ってみたとき、ほとんどがソーシャルタイムであり、SOLO TIMEといえる時間はほとんどないといえるでしょう。

なぜでしょうか?

インターネットの普及

技術的な側面として、インターネットの普及は大きな要因であるといえます。

それこそ、スマホ一つで全世界と繋がれる時代です。

SNSという存在が登場したことも大きいですね。

こんな時代では、本当の意味で、一人の時間を過ごすことはどんどん難しくなっているでしょう。

仕事とプライベートの境目が曖昧になっている

ONとOFFの境目が曖昧になってきていると言ってもいいです。

資本主義で、仕事の効率が求められている中、プライベートの時間を削ってまで仕事をしている、もしくはプライベートの時間にも、仕事のことを考えてしまっている人は少なくないはずです。

たとえば会社を出ても、常に電話やメールに対応できるようにしていないといけなかったりすると、SOLO TIMEなんて到底取れなさそうです。

逆に言えば、ちょっと残業をしてしまっても、退社後はキッパリ忘れる!と割り切れていれば、SOLO TIMEは取れるのかもしれません。

(特に日本人は)周囲のニーズに過剰適応している

2つ目にも通ずることですが、日本人は「周りに合わせよう」とする意識が強いです。

クソ真面目というか、ニーズに応えよう、従おう、としてしまうんですね。

周囲のニーズを意識するということは、周りの目を気にしているということです。

この意識がなくならないと、SOLO TIMEを取ることはさらに難しくなってしまいます。

 

…つまり、SOLO TIMEを取るためには、このあたりの原因を排除して、かなり意識して作る必要がある、ということになります。

とはいえまずは、「自分はSOLO TIMEを取れていないな」という自覚を持つことも大事ですね。

 

そもそもSOLO TIMEの概念とは?

さて、SOLO TIMEを取るためには?という話の前に、共通認識として、SOLO TIMEの概念、イメージをもう少し掘り下げておきましょう。

「ひとりぼっち」と聞いて連想する英単語に、lonelyとaloneがありますが、この2つのコトバは明確な違いがある、とのこと。

lonely:孤立、孤独、寂しい、などのネガティブなイメージ

alone:1人である状態であり、ただの事実。フラットなイメージ。価値観はなくて、「自立」とか、ポジティブなイメージにつながる概念

「ひとりぼっち」と聞いて、lonelyのイメージを持ってしまうということは

「群れ」に対する所属意識が強い、過剰適応している、依存している、のかもしれません。

SOLO TIMEとは、lonelyではなく、aloneの概念に近いです。

ただ、1人の時間を作る。

干渉もされないし、かといって孤独でもなく自由気まま、そんな概念が、SOLO TIMEというわけです。

SOLO TIMEを取れない弊害とは?

では、SOLO TIMEを取れないと、どんな弊害が起きるのでしょうか?

自分を客観視できなくなる

今の生活は充実しているか?

人間関係はどうか?

仕事の状況は?

など、様々な観点から自分を客観視することが難しくなります。

自分自身と向き合い、「本当にやりたいこと」かどうかがわからなくなる。

自分の本心に無自覚になる、と言い換えてもかまいません。

そうならないためにも、たまにSOLO TIMEを作って、自分と向き合うということが大切になりますね。

SOLO TIMEを取る方法

では、SOLO TIMEを取る具体的なアクションをいくつか紹介します。

旅行

まず一番オススメなのが旅行、とのこと。

キーワードは

・計画を立てない

・あてどなく

・思いつき

という感じです。

いつも影響を受けている環境から少し離れることによって、リフレッシュできるということですね。

F太さんは「忘れること」と表現されています。

とはいえ、コレはなかなか難しいと思います。笑

必ずしもどこかに遠出しなくても、同様の効果は得られる、ということです。

たとえば、いつも通らない道を歩く

たとえば、近所を歩き回ってみる

あてどなく=目的を持たず、という点がキーワードになりそうですね。

掃除、片付け

旅行と区別していますが、掃除や片付けは、本質的には旅行とほぼ同じ効用が得られると言われています。

というのも、旅行の要素として、身の回りの環境がまるごと変わる、という点があります。

日常生活でも、周りにあるものが思考や行動のトリガーになっている、ということはよくあります。

たとえば、To Doリストをふせんに貼って、思い出したり

たとえば、LINEやメールの通知で返信を思い出したり

つまり、身の回りにあるものを変化させることによって、そこから受ける影響を変えられる、ということですね。

ちなみに言葉の意味として、掃除はゴミを捨てたり汚れを取ったりすることで、片付けはモノの配置を正しくすることですね。

瞑想

瞑想と聞くと、宗教とかスピリチュアルな印象を受ける方も多いと思いますが、これは自分と向き合うための手段、技術と解釈してもらいたいです。

F太さんが再三おっしゃっていることなのですが、瞑想の重要な効用として、自分の思考をメタ認知できる、ということがあります。

「雑念」と「集中」を繰り返し行ったり来たりすることで、自分の感情に敏感になります。

瞑想の方法はいくつかありますが、ベースは同じです。

うまくできるようになるには少し練習が必要ですが、やり方だけなら、便利な世の中です、調べればいくつも出てくるので、一度調べてみてください。

まとめ

・SOLO TIMEとは、「目的意識を持たずに1人で過ごす時間」のこと

・インターネットの普及、ONとOFFの境目が曖昧、周りの目を意識しすぎてしまう、などの理由からSOLO TIMEを取るのは難しい

・SOLO TIMEはlonelyではなく、aloneのイメージ

・SOLO TIMEが全くないと、自分を客観視できなくなる

・SOLO TIMEを取る方法として、①旅行②掃除、片付け③瞑想などがある

おわりに

以上です。いかがでしたでしょうか。

もう一度リンクを貼りますが、ひらめきラジオ(7/16回)は、F太さんとjMatsuzakiさんが毎週月曜日に行っている朝活専用Webラジオです。

毎週トークテーマを決めて(ごく稀に決まっていない飲み会形式もあるよ)対談形式のラジオとなります。

またいずれまとめますが、ひらめきラジオ(3/19回)「新しい技能を習得するコツ」回で、「体系的に学ぶカリキュラムがない分野」の技能を習得するための、最も効率的な方法の1つとして、以下が挙げられています。

“プロフェッショナルの「心的イメージ(総合的知識、理解)」を汲み取ること、味わうこと”

“具体的には、プロフェッショナルを直接見に行き、作業中に「何を意識しているか、考えていることを全て垂れ流してもらう」こと”

ひらめきラジオのテーマは、どうにも抽象的なテーマが多いです。

・新しい環境で自分を再構築する技術

・限られた時間でパフォーマンスを発揮する方法

・自己肯定感について

つまり、これらは「体系的に学ぶカリキュラムがない分野」に該当するわけです。

そして、このひらめきラジオでF太さんとjさんが何をしてくれているかというと、「思考の垂れ流し」です。

なんとありがたいことでしょうか。

ええ、最高ですよ、ひらめきラジオ。

かなり濃密な、高級感のある30分ですよ。(30分で終わるとは言ってない)

ということなので、帰属元であるラジオのほうをベースとして、この記事はせいぜい、ひらめきラジオの議事録として、お使いください。

※ラジオの内容の単なる要約ではなく、僕の個人的な解釈が多分に含まれております。

チャイフ

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