こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
2020年に入ってから百人一首を毎朝1首ずつ覚えて、ついに100首覚えることができました!三└(┐Lε:)┘ 三└(┐Lε:)┘ 三└(┐Lε:)┘
サムネは記念すべき1首目
あきのたの かりほのいほの とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ
でおなじみの天智天皇です。肖像権はフリーですよね。
え?
「5ヶ月なら約150日あるから計算が合わない」?
そりゃそうです、それは復習にかかった時間がいっぱい含まれているからですね。人間は覚えたそばから忘れますから…
ということで、せっかくなのでまた記憶法についてもちょっと話します。
それでは!
Contents
毎日1首覚える
進み方としては基本的には毎日1首新しい歌を覚えるというルーチンで、たまに10首ごととかで復習する、というのを繰り返しながら少しずつ進んでいきました。
気づいたことと記憶法
やってて気づいたことと、実践して良かった記憶法を紹介します。
忘却曲線を肌で感じた
あなたは「忘却曲線」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?ヒトの記憶が、時間経過に伴って対数関数的に忘れられていくというやつです。
忘却曲線(by Wikipedia)
厳密にはこのグラフの縦軸は”記憶量”ではなく”節約率”らしく、「一度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間(または回数)をどれくらい節約できたか」が定義だそうです。要は、時間が経てば経つほど、思い出すのに時間がかかるようになる、ということですね。
これ、百人一首をやっててめちゃめちゃ実感しました。よく覚えている歌は、一瞬で初句から結句までの31音を暗唱できるのですが、そうでない歌は、後述の記憶法を用いてどうにかこうにか思い出す or 思い出せずに答えを見る、だったのです。
ここから得られる教訓は、「復習は大事」ってことです。忘却曲線は対数関数、つまり短いスパンで復習を繰り返すことによって、記憶に定着するのです。
「イメージ記憶」と「場所法」
脳は「場所を覚える」ことは得意というか、場所を覚えることに特化した細胞があるようです。
詳しくは上記の記事で述べています。
記憶法「連想結合法」
- まず「ベッド」を思い浮かべる
- 「ベッド」といえば……そうだ、「魚」が乗っている
- 「魚」といえば……「カーペット」にして床に敷く (以下略)
あえて無理やりに単語同士をイメージで結び付けて、ストーリー仕立てにするって感じですね。僕はこの方法は知らなかったですが、歌によっては自然とやっていた気がします。ただ、もっと早く知っていれば、もっと強烈なイメージをつけてもよかったかもしれません。
記憶法「連想結合法」で実際に1首覚えてみましょう
実際に使ってみましょう。たとえば、11首目
あまつかぜ くものかよひぢ ふきとぢよ おとめのすがた しばしとどめむ
という、僧正遍昭の詩があります。これを覚えてみましょう。
1.まず、「ヴィーナスの誕生」を思い浮かべます。
2.ヴィーナスが雲に隠されてしまっています。
3.天の風が雲の間に吹いて、ヴィーナスが見え隠れします
しばしとどめむ
以上です。
ただ、百人一首は無意味な言葉の羅列ではなくきちんと意味のある「歌詞」なので、それを無理やりねじ曲げてまで別の意味やイメージをつけ直すのはナンセンスな気もしますね。
というかこれは「イメージ記憶」と「場所法」とは厳密には違うのかな?考え方は一部カブっている気がします。
まぁ記憶法は手段なので名前はなんでもいいですが、とどのつまり、このへんの技術はとても強力なので、単純記憶をしたい場合には実践してみてほしいです。
記憶法はぜひお試しあれ
ただがむしゃらに覚えるのではなく、世の中には脳科学という学問に基づいた記憶法がいっぱいありますから、(百人一首は覚えなくていいけど)なにかしら暗記が苦手で苦労しているという方は、ぜひ上記の記憶法を試してほしいですね。
まぁこの記事の主題は記憶法の紹介ではなく僕が百人一首を全部覚えたことをお知らせすることなんですけどね!!三└(┐Lε:)┘
チャイフ