こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
会議で「こいつできる」と思われる超簡単な方法を紹介します。
それは、誰かの意見を「名前つき」で「肯定をする」ということです。
会議というものの性質について考察しつつ、理由を説明していきたいと思います。
それでは!
Contents
会議について
まず、会議について考えてみます。(?)
会議とは「意思決定の場」
会議でググってみました。
会議:関係者が集まり、特定の目的(議題)に関して意見交換・審議し、合意・施策などの意思決定をすること、およびその物理的構成員の集まりを意味する。(by Wikipedia)
辞書的な意味としては「意思決定をする」が目的で、そのために関係者が集まるものだそうです。
そうですね、そうあってほしいですね(遠い目)
会議とは、複数人が自由に発言をする混沌の場
しかし、現実で行われている会議は、往々にして「複数人が自由に発言をする混沌の場」となっています。
カオスです。
ゴールを決めないままに会議をなんとなく始めると、空中戦を展開した挙句着地しない、なんてザラです。
会議に限らず、プロジェクト・マネジメントをうまく進めるための方法についてまとめた記事もありますので、ぜひチェックしてみてください。
誰しもが、自分の発言に不安を抱きつつ発言している
先ほど述べた通り、会議の場はカオスです。
そのカオスを極める会議の中で、世界中のどの会議でもおそらくほぼ確実に発生していて、しかし目に見えていない現象があります。
それは、誰しもが、どこか自分の発言に対して不安を持ちながら発言している、という現象です。
- 自分の発言や主張は本当に正しいだろうか?
- 他の人の同意や賛同を得られているだろうか?
- 会議の目的や現在の議題に対して価値を提供できているだろうか?
会議の場はコミュニケーションの場でもある
あるべき会議の目的は、冒頭で述べた通り「意思決定」です。
しかし、一方で複数人の関係者がコミュニケーションを取る場でもあります。
状況を整理し、議論の発散と収束をコントロールし、目的へ正しく向かわせてはいるが、人の話をぶった切ったり人の意見を蔑ろにするような言い方
これでは、「コミュニケーション」の点を軽視してしまっています。
わかりやすく言えば、「正論だが気を悪くする言い方」になってしまいかねません。
会議に対しては間違いなく価値提供をしているはずなのに、メンバーの心象を損ねたり人間関係を円滑にできなかったりなど、なぜか損をしてしまいます。
さて、どうすればいいのでしょうか。
誰かの意見を「名前つき」で「肯定をする」
本題です。
そこで、議論を展開しつつ「コミュニケーション」という側面をも考慮した神の一手が、誰かの意見を「名前つき」で「肯定をする」ということです。
誰の発言だったのか、明確に名前を言うのが重要です!
「〜さんの言ってくれたように」
では、具体的にどんなふうに言えば良いのか、例を見てみましょう。
引用された人は「あっこの人味方…すき…///」ってなる
どのような効果があるかというと、引用された人が「あっこの人味方…すき…///」ってなります。
まさにステータス異常「魅了」です。
あまりにテクニカルな感じで多用すると嫌がられるけど、適度に差し込むとよいです。
知らないうちに「会議を回してる感」が出ます。
会議参加メンバーの自己肯定感を上げる
ステータス異常「魅了」になるのはなぜでしょうか?
それは、不安だった自分の発言を引用されるということは、自分の発言が承認されたことに等しく、自己肯定感につながるからです。
特に、自分の名前を出されると、ピクッとします。
誰でもそうです。
そこで肯定されていると、「あっすき」ってなります。
議論をする場である会議において、自分の発言は自分の存在意義に等しく、それを引用・肯定されることはこの上なく嬉しいことなのです。
こうして、お互いにお互いを肯定しつつ議論を進められれば、メンバーは発言しやすくなり、議論も活発になり建設的に進むことでしょう。
「できる人」がやっているのではなく、やっている人が「できる人っぽく見える」
実は、能力的に高い「できる人」が実践していることではなく、実践している人が「できる人っぽく見える」のです。
そういうもんです。
最初は見よう見まね、ノリでやってみましょう。
恥ずかしいのでこんなことは絶対に誰もフィードバックしてくれませんが、確実に言えることがあります。
会議で発言したことに対する満足感と、あなたに対する信頼貯金が増えているということです。
絶対に言ってくれませんが。
前提条件:ちゃんと話を聴いて理解する
超簡単な方法とはいえ、1つだけ条件があります。
それは、少なくとも他の人の話をちゃんと聴いて理解する必要はある、ということです。
話を聴いているからこそ引用できるのです。
逆に言えば、引用されるということは「話をちゃんと聴いてもらえている」という安心感にも繋がりますね。(当たり前ですけど)
友達との雑談から試してみる
いかがでしたでしょうか。
最初は難しいですが、やっていく中で慣れるのが良いと思います。
いきなり仕事の会議ではなくていいので、友達との雑談などで引用するのを試してみましょう。
- 今XXさんが言ったのは自分も思ってて、YYYY。
- 今XXさんが言ってくれたので思い出したけど、YYYY。
- さっきXXさんが言ってたYYYYってのはまじでそうで、ZZZZ。(寝てない)
とりあえず、ちゃんと話を聴いて、それに関連した話を展開すればいいのです。
例えばクリフトンストレングス「着想」が上位の方は、他の人の話に関連して思いつく、話を展開するのが得意なハズです。
軽率に他の人の話を引用してみましょう三└(┐Lε:)┘
それでは。
チャイフ
[…] こちら、僕の個人ブログの方で書いた内容の進化版になります。 […]