こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
僕が道を歩いていて、見るとどうしても黒い感情を抱いてしまう人たちがいます。その人1人を注意したところでどうにもならないし、争いになって自分が疲弊するだけ(by 調和性)なのでしないのですが、やっぱりどうも社会悪だよなぁと感じてしまいます。
参考:SF『調和性』
僕がどういう人たちにそれを感じるか、発表したいと思います。
それでは!
Contents
イカれたメンバーを紹介するぜ!
歩きタバコ
結成当初からのメンバーです。
自治体や地域にもよるかもしれないですが、路上喫煙できる場所自体が減ってきてはいますが、やはり一定数いるようです。
「歩きタバコ」の弊害はいくつかあり、シンプルに街に臭いを垂れ流すことになりますし、「歩きタバコ」から「タバコのポイ捨て」につながっている人も少なくないと思います。しかし僕が最もヤバいと感じているのは、「火のついたタバコが子供の目線の高さになる」ということです。
もちろん、実際に「火のついたタバコが子供の顔に接触し事故になる」ということは滅多に起きていないと思いますが、それは「子供と一緒に歩いている親が子供を守っているだけ」だと思っています。もしも自分が親なら、正面から歩きタバコの人が歩いてきたら、「手にナイフを持っている」と同程度の警戒をします。火を持ち歩いているってことなんで、凶器みたいなもんですね。
健康のためにも禁煙をできれば一番いいとは思いますが、それが難しい場合は、喫煙所で立ち止まって吸うだけにしてほしいところです…。
傘の横持ち歩き
(ていうかこれいらすとやあるんですね。それだけメジャーというか、顕在化しているということですね…)
結成当初からのメンバーです。
雨天限定で出没しますが、喫煙者に限らないため「歩きタバコ」よりも割合が多いと感じています。
ちなみに「傘の横持ち歩き」ってどういう状態かわかりますか?折り畳み傘ではなく、ビニール傘のようなジャンプ傘の持ち方の話で、傘を閉じた状態で、傘の先端を地面ではなく後ろに向ける持ち方です。
「傘の横持ち歩き」の弊害は、歩行で腕を振るたびに後ろの人を攻撃していることです。常に後方に当たり判定があります。ただ歩いている場面ならいいのですが、ヤバいのは階段です。まさにいらすとやの絵のような場面です。階段で「傘の横持ち歩き」をしている人が前にいると、必然的に顔を(というか目を)刺されそうになります。めちゃくちゃコワいです。
ジャンプ傘は、ちゃんと先端を地面に向けて持ってほしいですね。ちなみに僕は、丸くなっている部分( η の左側〜上側)がやや持ちづらいので、真っ直ぐの部分( η の右側)を持って、先端を下に向けています。参考までに。
歩きスマホ
比較的新しいメンバーです。
これは説明不要ですよね。スマホの画面を見たり操作しながら歩くことです。これは僕もたまにやってしまうので少し自戒も入っています。
駅などでも「歩きスマホ」に対する注意喚起のポスターをよく見かけるようになりました。「歩きスマホ」が原因のヒヤリハットが多発しているんだと思います。
東京都交通局のポスター↑
大阪メトロのポスター↑
ちなみに「歩きスマホ」は英語にも”Smartphone zombie”という造語のスラングがあります。略して”Smombie”とも言うそうです。歩行がゆっくりだったり不規則だったりする姿を「ゾンビ」に喩えられているんですね。
さておき、「歩きスマホ」はマジで危険で、本人が思っている以上に注意散漫になっている…というか、意識の90%ぐらいがスマホに取られているということを自覚する必要があります。ほとんど「目を瞑って歩いている」と同じくらいだと思ってもいいかもしれません。
視線計測装置によれば、スマホ歩行者の視界は通常歩行者の視界の約20分の1になっていました。つまり、スマホを見ながら歩くことで視界の95%が奪われることになるのです。
参照 : 「歩きスマホ」中は、視界が95%消えていた!私達がなぜスマホから目を離せないのか?
僕たちは普段歩くとき、「周囲の人がどのようなルートで歩行していくか」を推測して、自分のルートを修正してぶつからないように歩いています。お互いに配慮し合うことによって「ぶつからない」を実現できているのです。東京駅や新宿駅のような大混雑の環境で、そこそこのスピードで歩いていても「ぶつからない」を実現できているのはマジで高度なことをやっているのです。
そこに「歩きスマホ」が何人かいるだけで、「ぶつからない」難易度が一気に上昇します。それでもほとんどの場合「ぶつからない」を実現できている理由は、「歩きスマホをしていない周りの人が避けてあげているだけ」なのです。僕自身もたまに歩きスマホをしてしまうことがありますが、周りの人に避けてもらってしまったのを感じるたびに申し訳なく思います…。良くない…。
スマホを見るということは何かしらのアプリを使っているはずですが、多いパターンが、マップ・LINE・ゲームだろうなと思います。マップもダメだけど、慣れない道を歩く際には「ときどき立ち止まってマップを開いて現在地と目的地を確認する」くらいは仕方ないのかなぁとは思います。LINE・ゲームはマジで歩きながらする必要がないのでやめましょう。
新進気鋭のメンバー、「LUUPの歩道走行」の登場です
さて、これまでチャイフの個人的社会悪ユニット「三大社会悪」(?)を支えてきた(?)メンバー「歩きタバコ」「傘の横持ち歩き」「歩きスマホ」を紹介してきました。ここにきて数年ぶり、いや10年ぶりになるでしょうか。久々に、新たなメンバーが加わります。ご紹介しましょう、大きな拍手でお迎えください。
「LUUPの歩道走行」さんです!パチパチパチパチ…ワーワーワーワー…
LUUPの歩道走行がいかにダメか
ということで、最近にわかに増えてきたと感じます、「LUUPの歩道走行」です。
LUUPとは
LUUPってわかりますか?さわやかなエメラルドグリーンが印象的な、シェアリング電動キックボードです。
東京に拠点を持つ「株式会社Luup」が提供しており、東京・大阪・横浜・京都・神戸・名古屋などで展開しているそうです。本格的に普及し始めたのは2023年7月からで、法規制のハードルをクリアした上で、一定の利便性を提供できています。
交通ルールテストの全問・連続正解と年齢確認書類の提出を義務化。最高速度が20km/hになり、16歳以上・免許不要で乗れるように
参照 : LUUP、7月1日より新しい交通ルールに則った電動キックボードのシェアリングサービスの提供を開始
スマホアプリで登録して、機体を検索、予約、利用開始できます。2024年3月1日以降、全国での利用料金が「基本料金50円+1分ごとに15円」に統一されるそうです。頻繁に利用するユーザー向けに、サブスクプランもあるらしいですね。
参照 : 【3月1日〜】LUUPご利用料金変更と、新サブスクプラン提供開始のお知らせ
LUUPは歩道を走っていいのか?
LUUPの説明はさておき、僕が気になるのが、「歩道を走ってるやつがおる」っていうことです。
「LUUPはルール上歩道を走っていいのか?」を改めて調べてみました。
A.原則、歩道を通行することはできません。原則として、歩道ではなく車道の左側を通行してください。ただし、以下の二つの条件を満たす場合には、例外的に歩道を通行することができます。
①以下のような最高速度6km/hでの通行が可能な道を表す標識・表示があること。
②「6km/hモード」を搭載している特例特定原付に位置付けされる電動キックボードであること。
参照 : 歩道での電動キックボードの走行はOK?NG?【LUUPの電動キックボードの新ルールQ&A】
そう、歩道は「原則走行不可」なんですよ。例外であるべきなんです。そして、それはLUUPを使うために必要なスマホアプリで、必ず満点を取る必要がある交通ルールテストでも明記されています。このテストめちゃくちゃめんどくさくて、100点を取れなかったら、もう1回最初からテストをさせられるんです。簡単なテストとはいえ、読まずに適当に答えてたら100点は取れないので、「読んでない」ということはあり得ないと思います。
つまり、違反している人は交通ルール違反であると理解した上で「別にええやろ」と思って歩道走行している、と思われるのです。だとしたら、悪質じゃないですか…?
6km/hじゃないスピードで歩道を走ってるやつがおる
もちろん、通行可能な標識・表示がある道を6km/hの制限を守って走行している人を責めるつもりは1ミリもありません。ただ、「明らかに6km/hじゃないヤツ」がいるんです。
6km/hってどのくらいのスピードか、イメージつきますか?これはトリビアなのですが、よく不動産やらアクセスで用いられる「徒歩2分」「徒歩5分」などは、歩行速度として「分速80m」を前提にしています。これを時速に変換すると、僕たちが普通に歩く速度はだいたい4.8km/hです。これに対して6km/hがどんなもんかっていうと、まぁ”早歩き”で並走できるくらいの速度、ですね。
しかし、僕がこれまでLUUPでの歩道走行を観測した人たちは、全員明らかに僕の歩行速度の3倍くらいの速度でした。走らないと追いつけない感じの速度感です。危ない。もちろんスピードだけで言うと自転車も危ないし、自転車も歩道によってはダメではあるんですが、「(自転車はちょくちょくいるん)だから(LUUPも走って)いいだろ」みたいなのは論点ずらしなので、ここでは話しません。
ともかく、LUUPはとても便利なサービスだとは思うので、ぜひ車道を走るように徹底してほしいものです…。
周りの人が避けてあげてるから事故になってないだけ
いかがでしたでしょうか。
僕が思う4つの社会悪「歩きタバコ」「傘の横持ち歩き」「歩きスマホ」「LUUPの歩道走行」に共通する本質的な問題点は「周りの人が避けてあげてるから事故になってないだけ」という点です。歩きタバコで火傷する人が出たり、傘で突き刺されてケガをして警察沙汰になって、ニュースになって…とオオゴトになれば、おそらく社会問題として認識され、「悪である」という雰囲気になり数が減るかもしれません。しかし、実際にはそんな全く得をしない当たり屋みたいなことを誰もするハズがないので、「避けてあげている」というのが現状です。
「街を歩きながら、周囲に一方的に迷惑をかけている」と言い換えてもいいです。はい、何度も言いますが僕も「歩きスマホ」はたまにやってしまうので、反省してます。
もし自分や周りの人がこれをやっていたなら、それを直してもらえたら、社会がほんの少し快適な方向に変わっていくと思うので、ぜひご協力をお願いします。
それでは。
チャイフ