こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
僕が所属していたオンラインコミュニティ「ライフエンジン」(2023年にサービス終了済み)で、ちょくちょくTRPGをやることがあります。
TRPGのGMはとても楽しい一方で、準備に時間がかかってしまうという側面もあります。
そこで、GMの準備手順をまとめてみました。
「GMをやってみたいけど、どこから準備すればいいかわからない」という方はぜひ参考にしてみてください。
それでは!
Contents
TRPGのGM(ゲームマスター)
主に遊んでいるTRPGのシステムは、クトゥルフ神話TRPG(略称:CoC)です。
数は少ないですが、 GM(ゲームマスター。CoCにおいてはKP(キーパー)と呼ぶこともある)をしたこともあります。
そこで、準備の手順をまとめてみました。
GMの準備手順をイチからまとめた前回の記事はこちらになります。
ココフォリア作成
シナリオを読み込み、メンバーを揃え、日程調整、情報展開まで終わったら、いよいよココフォリア作成です。
ここが全工程の中でケタ違いに時間がかかります。
僕は4時間のシナリオのココフォリアの準備に6時間かかった実績があるので、参考にしてください。
ココフォリアとは?
ココフォリアの作成でやっていることは、舞台に喩えるなら大道具・小道具の設置、照明、音響、衣装など、いわば会場設営です。
そのためのパッケージでありクラウドサービスがココフォリアです。
ココフォリアとは、パソコン、スマホ、どんな端末からアクセスしても同じように遊ぶことができるTRPG用オンラインセッションツール by ココフォリアまとめWiki
文章で説明しても伝わらないと思うので、画像で見せたいと思います。
ネタバレ防止のためのモザイクだらけで結局何もわからない説がありますね( ˘ω˘)スヤァ…(逆にシナリオ知ってる人が見たらなんのシナリオかすぐわかると思う)
- ストーリーのシーンに合った画像を表示して、臨場感を出す
- ストーリーのシーンに合ったBGMを流して、臨場感を出す
- 探索していく中で得た情報を画面上に表示できる
- チャット欄を用いてダイスロールを簡単にできる
主なところでは上記のような機能がありますが、他にもTRPGセッションを行ううえでほしい機能がほぼ揃っています。
臨場感を出し、没入感を感じてもらう
僕がココフォリアを作成するときに、個人的に意識していることは2点あります。
- 臨場感
- 没入感
これらは独立しているものではなく、臨場感を出せば没入感が生まれる、という類のものです。
プレイヤーに没入感を感じてもらうことは、TRPGのGMをやるにあたっての1つの目標にしています。
シーンの背景を準備する
シーンごとの背景を準備します。
背景の役割は、いわば「自分たちがどこにいるか」という情報で、PLがストーリーに入り込むのを促進する重要な舞台装置となります。
↑「探索者たちは森の中に1棟の小屋を見つけた…」
↑「探索者たちが目を覚ますと、そこは鉄筋が剥き出しの廃ビルの地下だった…」
シナリオによっては背景を準備してくれているものもあります。
ネットから画像を拾って使用する場合には、著作権や利用規約を十分チェックしましょう。
身内で遊ぶだけなら、気にしなくて大丈夫です。ヾ(๑╹◡╹)ノ”
とりあえず、僕がブログなどでもよく使うフリー画像検索エンジン『o-dan』を置いておきます。
気合を入れてBGMを準備する
臨場感を出すために特に気合を入れて準備をするのが、BGMです。
耳から入ってくる情報は想像以上に臨場感に強く影響します。
- 導入、日常パートでは明るめ、平和なBGM
- 異変が起こるシーンではスリリングなBGM
- 戦闘シーンでは疾走感のあるBGM
- 正気度が低下するような恐ろしいシーンでは、シーン切り替え時はBGMを切って無音
- その後、やや暗めのBGM
- 探索シーンでは少し緊張感のあるBGM
- 推理シーンでは「謎解き」「探偵」「推理」などのイメージのBGM
ほとんどはフリーBGMサイト『DOVA-SYNDROME』からBGMを借りて使っています。(効果音もあるよ)
BGMを探すのはとても楽しいのですが、しっくりくるBGMをシーンごとに見つけて準備するのにはかなり時間がかかります。
沼です。
しかし、ここを妥協せずに良いBGMを流せるとシーンごとの雰囲気が表現されメリハリが出て、当日のセッションがより良いものとなるでしょう。
NPCや情報を管理する
あとは、NPCや情報を管理します。
NPCは、『マイキャラクター』に追加します。
探索で発見した情報などは、『スクリーンパネル』のメモに記載すると、画面上で出したり消したりできるので便利です。
ここまで準備できれば、セッション当日を迎えることができるでしょう!٩(ワー)و
セッション当日に気をつけたいこと
最後に、セッション当日にGMが気をつけたいことを記載しておきます。
ルールブックの用意
基本的なことですが、ルールブックの用意です。
冒頭でも述べたとおり、基本的には準備していた通りのシナリオに、PLとPCを乗せていくことになります。
しかし、PLのロール次第ではGMがアドリブ対応することも少なくありません。
いつでもルールを確認できるように、ルールブックを手元に忘れずに用意しておきましょう。
NPCになりきってロールプレイをする
セッション当日に注意したいのは、NPCのロールプレイです。
NPCも、PCと同じくらい重要な、ストーリー進行に必要な役者の1人です。
「臨場感を出す」ためにも、可能な範囲でキャラになりきってロールプレイをするように心がけましょう。
そのためにも、シナリオを読み込んでNPCの性格や思考特性などをイメージしておくとよいかもしれません。
プレイヤーとしてPCのロールプレイを行う際にいつも気を付けていることをこちらの記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
プレイヤーの提案を積極的に採用する
GM自身が楽しんでキーパリングを行うことは前提として、「プレイヤーに楽しんでもらう」ことは、GMとしての使命と言えるのではないかと思っています。
そのための手段の1つが、プレイヤーの提案を積極的に採用することです。
プレイヤーが自由にストーリーを進めていけるのが、CoCに限らないTRPGの最大の魅力です。
CoCにおいては、技能ロールやアイテムの使い方など、プレイヤーのアイディアや提案を積極的に採用するようにしましょう。
そうすれば、プレイヤーも自由にプレイすることに積極的になり、セッションがより楽しくなるでしょう。
GMはTRPGの布教にも使えるぞ
いかがでしたでしょうか。
GMをやるモチベーションの1つとして、「TRPGの布教」があると思っています。
ルールの把握、キャラ作成、当日のロールなど、プレイヤーとしてもなんだかんだやることが多く、TRPGは初回プレイのハードルが高い遊びだと思っています。
そこで、あなた自身がGMとしてシナリオを回してあげることで、周りの人にTRPGを体験してもらうことができます。
ぜひ、周りの人をTRPGの沼に引きずり込みましょう。(「回してくれ」と言われたら僕も喜んでやりますよ)
それでは。
チャイフ