こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。
知り合いから情報を聞いた2日後にフェリーに乗って博多まで行った話を書いたんですけど、ちょっと時間が空いちゃいました…!!
今回はフェリーの中身、乗ってみた感想を書いていきます。
それでは!
Contents
大阪港まで電車で移動して、乗船
ということで、大阪港から乗船です。大阪駅から、梅田→本町→コスモスクエア→フェリーターミナル駅まで移動するのでやや面倒ですが、旅の道程と思えば楽しかったりします。
平日(金曜)の17:00発に乗る人はさすがに少ないっぽい
地図を見た限りではフェリーターミナル駅から地上に降りて歩道を歩いていくのかと思ってましたが、実際には駅から歩道橋で船までずっとつながってました。
トラックがいっぱい乗ってました。観光用の客船という側面もありつつ、業務用の輸送船という役割も大いにありそうですね。
僕が乗ってきた電車は、集合時間ギリギリか1本前くらいだったのですが、同じ電車から船に向かう人は誰もいなかったです。
船に乗ってみたら、それなりに人はいた(車じゃない人も)のですが、とはいえ平日の17:00という便だからか、やはり絶対数は少なそうだなと思いましたね。
船全体の宿泊キャパシティはかなりあったので、満席とかになると船の中は人混みになりそうです。その意味でも、平日にあえて予定を空けてフェリーを利用するのはアリな気がしますね。
フェリーの紹介
第一印象は「動くホテル」
第一印象は「動くホテル」って感じでした。特に、レストランと風呂と売店があるのが「動くホテル」と感じた理由ですね。
以前に利用したことがある寝台列車が比較対象でしょうか。
寝台列車はシャワーはありますが、始発でも22:30とかに出発するため、車内で食事を取る施設まではありません。逆に「終電後に改札に入る」というロマンが個人的に良かったんですけどね。
それに対してフェリーは夕方くらいに便が出るので、船内で食事や風呂でくつろぐことができ、「そこで生活ができる」という感覚が強くなりましたね。
ゲームコーナー、売店、カウンター、ソファー、観覧ブース、甲板
全体の地図をお見せしてから、船内探検といきましょう。
1F、2F…じゃなくて、6F、7F…なんですよね。5F以下は業務用というか、船としての機能の部分なんでしょうね。
6Fの真ん中には空間を広々と使ってソファーが並べられたエントランスホールが広がって乗客を迎えてくれます。
ゲームコーナーは、言葉を選ばずに言うとチープでした。UFOキャッチャーのほか、スロットマシンがいくつか並んでいましたね。フェリーのゲームコーナーって、なぜかスロットマシン置かれがちですよね。写真は撮ってないです。
売店があって、お菓子・お酒・飲み物のほか、衛生用品や雑誌やお土産も買えるようになっていました。歯ブラシとタオルを忘れてしまったので購入しました。少しもったいないような気もしましたが、生活用品を現地調達できるというのはありがたいですね。
僕はツーリストを予約していたので、早速荷物を置きにいきました。上下2段になっていてるベッドのみのスペースが与えられている、カプセルホテルのようなものですね。ライトとハンガーとコンセントがありました。
雑談もできるし作業もできるカウンターがありました。あ、呼び名が違いました、正しくは「プロムナード」ですね。作業もできるし雑談もできるし、窓から海をゆっくり眺めることもできるので、なかなかエモいです。
ソファーエリアには、1人用のソファーが15個設置されており、テレビが設置されていて適当な番組が流れていました。あ、これも呼び名は「TVラウンジ」でした。1人でリラックスしてもいいし、本を読んでもいいし、テレビを見てもいいし、大声でなければ雑談しても問題はないです。一生座っていられますね。ソファーエリア自体が別フロアにもう1つありました。
大きな窓から海を見ることに特化した「観覧ラウンジ」もあります。3人くらいで座れるソファーが複数個と、ミニテーブルも付属していたので、持ち込んだお弁当を食べている人もいました。クーラーが強めに効いていて、ちょっと寒かったです。写真は撮ってないです。
甲板、もとい「展望デッキ」に出ると、360度海を望むことができます。風も感じれるし、空を視界に収めることもできるし、最も「船に乗ってる感」を感じれる場所だと思いますね。写真を撮っている人も多かったです。時間帯によって空の色がどんどん変わるので、定期的に覗きに来るのも良いですね。
↑9月の16:30くらい。
↑18:30くらい、片割れ時。角度で空の色がグラデーションになっているのが最高。
フェリーの独自性といえばやはり、海を見れること。ほとんどのエリアに窓がついていて、見るたびに表情を変える海を見ることができました。海が好きなら、ひたすら窓を眺めているだけで充実した時間を送れそうです。
船上で食事をするという非日常
船上で食事をするという非日常
瀬戸内海の美しい夜景を眺めながらバラエティ豊かな料理を バイキングスタイルでお楽しみください。(名門大洋フェリーHPより)
さて、レストランです。
人間の文化的な生活を構成する要素として、「衣食住」とはよく言われますが、「衣服」「住居」は常に身を置くものであるのに対して、「食事」は1日に2,3回、数十分で済んでしまう、いわば刹那的なものです。そんな短い時間での体験、”ですが”なのか”だからこそ”なのかは分かりませんが、私たちは食事から得られる体験に幸せを見出します。
はい、まぁとりあえずフェリーのレストランが良かったですって話です。
夕食は17:00から(出航と同時ですね)なのですが、16:40くらいから行列ができていました。結果的には、17:10くらいに入っても全然座れましたが、窓際ではないカウンターになってしまいました。海が見える窓際の席や、グループでゆっくりできるテーブル席をゲットするためには、確かに少し早めに並んでおくのがいいのかもしれません。平日の17:00発の便だったので座れましたが、土日や19:50発の便だとしたら座席は争奪戦になるかもしれませんね。
1,800円で、ビュッフェ形式でした。主菜・副菜ともに品数はかなり充実しており、デザートもありました。一部のメニューは季節ごとに変わっているらしく、鰹のたたきがあったのと、北九州名物の焼きカレーがあったのが嬉しかったですね。全体で一番うまかったのが焼きカレーです。大阪名物が並ぶこともあるのでしょうか。はてさて。
座って、写真を撮って、さぁ食べようかというところでしたが、周りの人を見ているとオッチャン達が漏れなくビールを飲んでいます。うーむ。飲まないつもりだったんだけどなぁ。うーむ。
入れちゃいました。船の上で飯食ってるという非日常感とクオリティ高いという高揚感とビール飲んでる背徳感と成分としてのアルコールが軍勢で押し寄せてきて、脳内が情報を処理しきれずにバグりました。ウワァ〜〜〜〜ってなりましたね。
ちなみにこのレストランは朝になると朝食バイキングも食べられる仕様でした。なんと朝食は4:30からスタート。激早です。「もっと寝たーい」と思っても、そもそもチェックアウト(船から出ていくべき時間)が5:30なので、どうせ早起きするなら船内で朝食を食べちゃってもいいかもです。
↑これは翌朝の写真。朝は比較的空いていて、窓際の席を取れました!
水面が傾くお風呂に入れるのはフェリーだけ
夕食が終わるとだいたい18:00。「まだまだ夜は長いぜ…」と言いたいところですが、先述の通り翌朝が激早なので、夜は短いです(真顔)。21:00を目標にもう寝る準備をし始めた方がいいです(真顔)。
ということで、お風呂ですね。お風呂は入口のところに混雑状況を示すモニターが設置されており、空いているタイミングを狙うことができます。便利ですね。仕組みはどうなっているんだろう、ロッカーにセンサーをつけている、が濃厚かなー?
シャワーは10個以上あり、10人は入れるだろうという浴槽があり、いい感じでした。お風呂に浸かっていると、水面が少し傾いてて船の上にいることを実感したのが印象に残っています。
余談ですが、風呂場にも大きな窓がついていて海を観れるのですが、夜の海で光って回る灯台を初めて見ました。この時間の海はガチで100%闇なので、確かに灯台が道標になるな、と思いましたね。
自室では電波が通らないので注意
船内には専用の無料Wifiが通っていたのですが、なんか登録がうまくいかず使えなかったです。
エントランスやTVラウンジ、レストランではスマホの電波は普通に入るので特に問題はなかったのですが、部屋に戻ると電波が全く入らない状態でした。
「寝る前にスマホをいじる」がほぼできないので、まぁ逆にいいのかもしれないですが。笑
「フェリーはしんどい」という偏見が拭われた
僕は「フェリーはしんどい(体力的に疲れる)」と思ってました。よく眠れなかったり、床が硬くて体がバキバキになったりするという懸念です。家族に「フェリー乗ってくるわ!」と言ったときも同様の心配をされました。
しかし、個人的にはベッドもふかふかだし、静かだし、今回の体験を通して「フェリーはしんどい」という偏見は拭われました。むしろ強制的に早起きできるので翌日が有意義になっていいなと思いました。
- 睡眠力が高くないと(=ある程度どこでも深く眠れる人じゃないと)キツそう
- エコノミーではなく、ツーリスト以上の部屋を予約しよう
- 起きる時間から逆算して、8〜9時間くらい寝れる時刻に寝よう
- 数日前から早寝のリズムにしておこう
- ビールは飲むな
「関東から北九州」なら飛行機でいいと思いますが、「関西から北九州」なら選択肢に入れてみてもいいのではと思いました。
それでは。
チャイフ