こんにちは、チャイフ(@chaif_123)です。
みなさん、日々の中で「あぁ、めんどくさいな……」とため息をついてしまう瞬間はどれくらいありますか?
世の中の多くの「先延ばし問題」は、ある残酷な真理に目を背けているからこそ発生していると感じます。
それは、「めんどくさいことは、やらないと勝手に消えることはない」ということです。
今回は、この「めんどくさい」という脳の強力なバグに対して、僕たちが不確実な「やる気」に一切頼らず、仕組みで淡々とタスクを片付ける考え方についてお話しします。
それでは!
Contents
放置されたタスクは勝手に「Done」にはならないという残酷な真実
まずは、あまりにも当たり前、かつ残酷な現実から目を逸らさずに直視してみましょう。
乾いた洗濯物は、自分でたたんでタンスに戻さない限り、勝手に衣装ケースには戻ってくれません。
シンクに溜まった洗い物は、スポンジを持って洗わない限り、勝手に洗われてピカピカになることはありません。
放置されたメールは、キーボードを叩いて返信しない限り、勝手に相手に送信されることはありません。
僕たちの目の前にある「めんどくさいこと」は、僕たちが自分の手と足を動かして実行しない限り、完了(Done)になってくれることはないのです。
テトリスに喩えるなら、落ちてくるブロックを積んだまま放置して画面を埋め尽くしているような状態です。先延ばしにしたツケは、どこかのタイミングで未来の自分自身が100%払うことになります。
結局、最後にはキャパオーバーしてゲームオーバー(=未来の自分が泣きながら深夜に作業する羽目になる)を迎えるだけなのです。
放置すればするほど「めんどくさい」は自己増殖して巨大化する
さらに厄介なことに、「めんどくさいこと」には恐ろしい性質があります。
それは、「放置すれば放置するほど、どんどんめんどくさくなっていく」という自己増殖機能です。
最初は「メールを1通返すだけ(目安5分)」だったはずのタスクが、数日放置しただけで「返信が遅れてすみません、というお詫びの文面を考える」という余計なコストが上乗せされます。
洗い物も、すぐに洗えば水だけで流せたはずの油汚れが、一晩置くことでカピカピに固まり、洗剤と力が必要な「頑固な汚れ」へと進化します。
また、こうした物理的なコスト(時間や手間)だけでなく、精神的なコスト、すなわちマインドシェア(脳のメモリ)の無駄食いが発生します。
「あ、あのタスクやってないな……」「早くやらなきゃな……」と、頭の片隅で常に思い続けること自体が、僕たちの脳のパフォーマンスを著しく低下させているのです。これは、バックグラウンドで重いアプリが起動しっぱなしになっているスマートフォンと同じ状態です。
いかに放置せず、早い段階で Done にしていくか。これを考えることこそが、僕たちの日常の「安心」を確保し、マインドシェアを解放するために極めて重要なのです。
「やる気」という不確実な幻を一切信用してはいけない理由
ここで多くの人が陥りがちな罠が、「よし、やる気が出たときにやろう」と待ってしまうことです。
ハッキリ言います。僕は自分自身の「やる気」なんてものを1ミリも信用していません。
「やる気」や「モチベーション」というものは、極めて不確実で移り気な、いわば幻のような存在です。今日あるからといって明日もあるとは限らない。
もし、あなたが「急にやる気になるタイミング」を待っているのだとしたら、そのタイミングが来るのはいつでしょうか。明日でしょうか、来週でしょうか。
もし、「急にやる気になる」のが5年後だったら、その5年間、あなたはその「めんどくさいこと」をずっと脳内の気がかり(Pending)として放置し続けることになるのです。その間、ずっと心のどこかでモヤモヤとした焦りを感じ続け、それでもタスクは勝手に片付いてくれない。これほど非合理的なことはありません。
だからこそ、不確実な「やる気」を待つのではなく、仕組みによって、淡々と片付けていくシステムをあらかじめ構築しておく必要があるのです。
「めんどくさい」を退治するための、愚直な3つの選択肢
では、具体的にどうすればいいのか。僕は「めんどくさいこと」に直面したとき、自分に提示する選択肢を以下の3つに絞っています。このシンプルなルールを愚直に回すだけで、日常は劇的に軽やかになります。
選択肢1:今やる
究極にして最善の選択肢は、今すぐやることです。
以前、こちらの記事でも詳しく書きましたが、「めんどくさいけど、今やるのが一番めんどくさくない」というのが、脳のバグに対する僕の強力な提案です。
一度忘れて、また思い出して、そのたびに「やらなきゃな……」と脳のメモリを浪費するエネルギーコストを合算すれば、今この瞬間に1分でも手をつけて終わらせてしまう方が、トータルの消費エネルギーは圧倒的に少なくなります。「今やるのが最もコストが低い」。そう考えて、10回に1回でも動くことができれば大勝利です。
選択肢2:いつやるか決める
とはいえ、今すぐに着手できない重いタスクもあります。どうしても気が乗らないときや、疲れているときや、もっと緊急の用事があるとか、すでに夜遅いから寝た方がいいとか、色々あります。
そんなときは、「いつやるか」をその場で決めて、カレンダーやスケジュール帳に固定してしまいましょう。
僕たちの脳がめんどくさいと感じる原因の1つは、「次に何をすればいいか、いつやるべきかが決まっていない(解像度が低い)」からです。
「明日、仕事が終わった後の19:00から、カフェで20分だけやる」というふうに、時間と場所をロックしてしまう。こうしてスケジュールという「規律」のレールに乗せてしまえば、僕たちは当日、余計な脳内メモリを使わずに、体が勝手に動くようになります。
選択肢3:少なくとも、ToDoリストに入れる
今すぐできない、かつ、いつやるかも今すぐ決められない。
その場合の最低限の防衛ラインが、「ToDoリストに入れる」ことです。タスク管理の用語でいう「インボックス(とりあえず情報をおいとく一時的な保管場所)」に書き出すのです。
とにかく、脳内から「信頼できる脳の外の場所」へとタスクを追い出し、その瞬間に頭からは完全に忘れてしまうことが目的です。「ここを見れば絶対に漏れない」という安心感を作ることこそが、マインドシェアを解放し、今この瞬間に100%集中するための唯一の方法なのです。
大前提として、肉体と精神が整っていなければ戦うことすらできない
ここまで「めんどくさい」に対抗するための仕組みをお話ししてきましたが、実はこれらを実行するための、さらに巨大な大前提があります。
それは、「あなた自身の健康状態・精神状態が良好であること」です。
どれだけ優れたタスク管理の仕組みやツールがあっても、僕たちの肉体や精神が疲弊しきっていたら、そもそも「めんどくさい」というバグに対抗するためのエネルギー(MP:メンタルポイント)が湧いてきません。
僕が掲げる5つの価値観のうち、すべての活動の基盤となっているのが「健康」です。
- 「よく寝る」という基本技かつチート技を使い、脳をデフラグ(情報整理)する
- 「睡眠効率を高める」ための環境を整えて疲れを残さない
- バランスの良い食事を摂り、適度な運動をする
これらの基本的な健康投資ができていない状態、つまり「肉体のメンテナンス不全」の状態では、目の前の小さなタスクすらエベレストのように高く、めんどくさいものに見えてしまいます。
悩んだり先延ばしにしたりする前に、まずはしっかりと眠り、コンディションを整える。自分の身体を整えることこそが、めんどくさいタスクに向き合うための、最大のショートカットなのです。
自己投資は一生Doneにならないが、気合いで優先度を上げる
ちなみに、いつまでもDoneにならないタスクもあります。
それは、自己投資です。代表的なものが、「勉強」と「健康投資」です。
英語の勉強・資格の勉強や、筋トレ・ストレッチ、などですね。
これらは一生終わりません。ずっと続けていくものです。
正確に言えば、自分で「やらない or 中断すると決める」までは、続いていきます。
Doneにならないから、テトリスが減らないので、ないがしろにされがちです。しかし、これはいわゆる『7つの習慣』でいうところの第2領域であり、意図的に、というか気合で優先度を上げていくべきものです。
確かにDoneにはならないですが、積み上げていくと未来の自分がリターンを受け取れますし、これを積み上げていかないと、逆に未来の自分がリターンを受け取れず、ゆるやかに後退していくことになってしまいます。
ある意味、Best of 「めんどくさい」かもしれないですが、やっていきたいところです。
仕組みを見直して「めんどくさい」から自由になろう
「めんどくさいことは、やらないと勝手に消えることはない」。
この冷徹な現実を前に、僕たちができることは、やる気に頼る精神論ではなく、自分の行動を淡々と処理していくための「仕組み」を整えることです。
大前提として、よく寝て、よく食べて、コンディションを整える。
- 「今やる」のがトータルで最もコストが低いことを知る
- 今やらないなら「いつやるか」を予定にロックしてしまう
- 決められないなら「ToDoリスト」に書き出して頭から忘れる
このシンプルなサイクルを回すだけで、あなたの脳のメモリは劇的に解放され、毎日を軽やかに、そして本当にやりたいことに時間を使える「自由」を手に入れることができるはずです。
まずは今日、目の前にある「1分で終わるめんどくさいこと」を、今すぐDoneにしてみることから始めてみませんか?
それでは。
チャイフ














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